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投資#244 記憶だけに頼らず、新しい技術も取り入れる


書籍の情報


タイトル:黒澤明「生きる」言葉
著者:黒澤 和子
出版社:PHP研究所
発行日:2007年1月13日

書生の抜粋


「何もないところからものを創り出していると思っているのは、人間の驕りだよ。生まれてから今までのどこかで、耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、何かの切っ掛けで呼び覚まされて動き出す。そうやって、創造していくんだと思うよ」
生きてきた中で、自然に吸収したこと、自ら学んだこと。そんな記憶が、長い間に発酵して成熟し、美味しくなって生まれ出るのではないかと言う。
温度や香り、音楽や写真、色々なものに触発されて記憶が想像に昇華して、創造として定着する。
無理やり記憶するより、素直に楽しいとか悲しいとか、面白い興味深いと知らず知らずに記憶していたことが、自分でも意識せずに脚本の一部分に生き生きと表現されたり、映画にしてみて、嗚呼これはあの時の景色だと思うことが時々あったと父は言っていた。
昔聞いていたメロディーを口ずさむ時、妙にいい気持ちになって楽しい気分になる。色々な思いが交錯して想像力が膨らむ時、実にいい気分なんだと父が唱歌を歌っていたことを思い出す。
 

創造の源は記憶である

感想

抜粋した理由

見出しにあるように、
創造、創作の源は、
記憶にあるなと、
共感したからです。

どう思われますか?

本文

―――1―――

技術系の仕事をしていると、
過去、歴史を知っていると
強いなと思うことが多々
あります。

若い人にとっては新しい
と思うことでも、その技術
のなかでは、10、20年前に
存在していた。

なんてことが起こります。

そんな昔にあったのかとか、
もう廃れて、使われていない
技術であるとか、あります。

もう廃れて、今わ使われていない
という時は、ショックがデカい
です。

―――2―――

詰め込み教育は悪とされる
風潮があるかと思いますが、

私は詰め込み推奨派です。

無理やり記憶するより、素直に楽しいとか悲しいとか、面白い興味深いと知らず知らずに記憶していたことが、

とあり、確かに、自然と記憶
されるのが望ましいでしょうが、

やっぱり何かを創造、創作
するとなると、自然とではなく、
無理矢理にでも詰め込みたい
ときがあります。

創造の源は記憶である

のですから、よい創造、
創作のためには、

現代の風潮に逆らうことも
必要なのかなと思います。

―――3―――

ただ、過去、歴史を知っていても
不味いんじゃないかなと
思うこともでてきました。

最近のAIの発達です。

依然、嘘も紛れてはいますが、
ChatGPTに質問したら、
数十秒で何らかの回答を
してくれます。

これは、過去、歴史を知っている
アドバンテージが薄れた感じ
になります。

職場ではシニアとして、
延長雇用されている人も多く
いますが、

アラフォーの方がまだ、
AIを業務に取り込む力は
ありそうです。

20歳前後はアラハタですか?
30歳前後はアラサーですね。

アラハタ、アラサーには吸収力
劣りますけれどもね。

もっともっとアドバンテージ
が無くなっていく今後、
どうしたらいいのでしょうか???

想像力、創作力を維持向上する
ために、記憶だけに頼らず、
新しい技術も取り入れるしか
ありませんね。

まとめ

記憶だけに頼らず、新しい技術も取り入れる


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