見出し画像

投資#183 大正時代に対する印象が変わりました


 

書籍の情報


タイトル:昭和史 松本清張と私 大正末期~二・二六事件
著者:渡部昇一
出版社:株式会社ビジネス社
発行日:2005年12月14日
 

書籍の抜粋

大正末期から昭和初期にかけての時代、日本がいかに進んでいたかは、治安維持法ができたのとおなじ時期 (大正十四年)に普通選挙法が実施されていることからも明らかでしょう。周知のようにこれは、二十五歳以上の成年男子には富(納税額)に関係なく選挙権を与えるというものでした。
 
女子はまだここにはふくまれていません。しかしそれは不思議でも何でもありません。徴兵制のある国では、兵役の義務を負っている男子にまず選挙権が付与され、女性に対する選挙権付与は遅れるのがふつうだからです。
 
たとえば、徴兵制が敷かれているスイスなど、女子の選挙権が認められたのはなんと一九七一年になってからです。いまからわずか三十年前。日本で女子に選挙権が与えられたのは昭和二十年、すなわち一九四五年ですから四半世紀も遅れています。
 
このように徴兵制の敷かれていた国としては、日本はいちばん進んだ民主主義国でした。外国から催促もされずに、自発的にそこまで進んでいたのです。こうした点は、歴史をかたるとき非常に重要なポイントになるはずですが、松本さんはこのあたりのことについては少しもふれません。
 
(以下、省略)
 

第6章 日本共産党の問題
日本は進んだ国だった


感想


 
普通選挙制度が始まったことを
習ったときには、現代の
選挙制度と比べてしまって、
女子に選挙権が与えられて
いないのだから、大したこと
ないなと思っていました。
 
それが違った見方も
できたのですね。

 
徴兵制のある国では、
兵役義務のある男子から
先に選挙権が与えられるのが
世界のスタンダード
だったということでしょうか。
 
そう見たら、日本の
普通選挙制度導入は、
早い部類だったとの
主張のようです。
 
Bingに普通選挙制度が
最初に始まった国を聞きました。
 
世界で最初に普通選挙制度を導入したのはフランスです。1792年に男性普通選挙が実施されました¹[3]。これは、フランス革命の中で行われたもので、21歳以上の居住1年以上の男性で、貧民救助を受けず、また家僕でないものに等しく選挙権を認めるというものでした²[1]。ただし、この時点では女性には選挙権が与えられていませんでした。女性に参政権を認めた最初の国は1893年のニュージーランドで、これは世界初です³[4]。
 
ソース: Bing との会話 2024/4/25
(1) 「普通選挙」って何のこと?選挙権の歴史とあわせて解説 .... https://blog.smartsenkyo.com/2265/.
(2) 普通選挙/男性普通選挙 - 世界史の窓. https://www.y-history.net/appendix/wh1103_1-054.html.
(3) 女性参政権 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9.
(4) 「世界で最も完璧に近い投票制度」オーストラリアの難解 .... https://withnews.jp/article/f0171016001qq000000000000000W03510101qq000016047A.
(5) 世界初 女性の参政権を認めた国ニュージーランド | ある暮らし.
 

https://nzlife.net/archives/11418.


フランスの1792年は
早いですね。
 
日本は、1925年ですから、
日本より100年以上早いですね。
 
女性に選挙権を与えたのは、
ニュージーランドが一番早い
ようで、1893年です。

 
やっぱり、一番は飛び抜けて
早い気がします。
 
それでも、兵役のある国の中では
日本はいちばん進んだ民主主義国
という見解なのですね。
 
外国から促されずに、
自ら普通選挙制度を導入したのは
確かに、良い点なのでしょう。
 
外国から促されずに、という点
私もいいなと思います。

 
大正時代に対する印象が変わりました。

まとめ


大正時代に対する印象が変わりました


この記事が参加している募集

スキしてみて

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?