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【中医学】万病の元 貧血はなぜ西洋医学で治らないのか

【相談内容】
患者さんから
「血液検査の結果、貧血と言われました。
鉄剤を飲めば良いですか?
血を増やす食材を食べたらいいですか?」

【結論】
答えは、なぜ貧血になったの原因を考えよう。
西洋医学で貧血が治せない理由は、貧血になった原因を考えないから。

吐き気がする鉄剤を頑張って飲んでも、服用をやめるとまた貧血に戻ります。

なぜか?

貧血の原因を根本治療していないからです。


1)貧血には2種類ある

A:血が薄まって貧血になるタイプ
B:赤血球が作れなくて貧血になるタイプ

20代〜50代の比較的健康な人の貧血の場合、多くの原因が間違えた生活習慣です。

そのため漢方薬やサプリメントを飲んでも効果がありません。

結果が出せないということは、努力の時間が足りないか、努力の方向が間違えているのか。

結果が出ない場合は、一度立ち止まってみましょう。

2)貧血は万病の元

貧血の症状は
・だるい、しんどい、疲れやすい
・生理痛PMS
・甲状腺機能低下
・子宮筋腫
・更年期障害
・自律神経失調症

など挙げるとキリがない貧血から起こる症状や病気の数々。
じゃあ、どうしたらいいのか?

3)貧血になった原因を考える

あなたはどちらのタイプの貧血でしょうか?
A:血が薄まって貧血になるタイプ
B:赤血球が作れなくて貧血になるタイプ

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A:血が薄まって貧血になるタイプ

結論

水分の摂りすぎで血管内の血が薄まっている

例えば

アイスコーヒーの氷が溶けた上澄のような状態


水分の摂りすぎで血液は薄くなります。

自然界で起こる現象と体の中で起こる現象は同じです。
血液は、左右対称、上下均等には流れていませんし、血液濃度も全く同じではありません。

川の流れと同じで、川の中央は勢いよく水が流れ、川の端は流れが緩やかです。

人の体同じで、中央は体温が高く、勢いよく流れますが、手足の末端は体温が低く、流れも停滞しやすいです。

Q:「血液が流れているので、血液濃度は均一にならないのですか?」
A:「よく運動する人は均一になりますが、デスクワークの人は下半身の血液は停滞します。」

原因は、水分の摂りすぎ

Q:「熱中症や脱水が怖いので水分をいっぱいっています」
A:「何でも摂りすぎはよくないのです、バランスが大事」

Q:「おしっこはよく出ています」
A:「腎臓より下(臍より下)は、水たまり(むくみ)になりやすいのです」

Q:「どれだけ摂ればいいですか?」
A:「舌の色が白や青紫の場合は、水分の摂りすぎです」

B:赤血球が作れなくて貧血になるタイプ

結論

胃が弱っていて血液が作れない

原因

飲み過ぎ食べ過ぎが原因で、胃が疲れて元気の気と血が作れない

Q:「胃の疲れをとるにはどうしたらいいですか?」
A:「食べない時間を作って休ませてあげること」

胃が弱ると老化が始まります。
年齢より若く見える人は、胃が元気です。

アンチエイジングは、何を食べるかよりもどう食べるかがポイントなのです。

若い人や健康な人の貧血の場合、ほとんどの原因が良いと思って自分に合っていない生活習慣の積み重ねです。

4)手術後、産後、薬の副作用による貧血

手術後や産後の場合

手術で長期入院や産後など、内臓を修復するために一時的に貧血になります。
この場合は、鉄剤や食事で血液の材料になるものを体に補ってあげることも有効です。


薬の副作用で貧血になる場合

胃薬などを長期服用すると、胃が弱るため貧血になります。
胃薬は、胃の痛みを誤魔化してくれるもので、治療ではありません。


まとめ

・貧血には2種類ある
・自分の原因を探す
・貧血は万病の元
・若い人の貧血は間違えた生活習慣

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