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【中医学】2種類あるコロコロ便秘

大好きなダイエットYouTuberが

「最近便秘で、顎にニキビができたんよ。

水分をたくさんとっているのに、なぜか便秘」

と話していました。

実は、便秘には2種類あって

・食べ過ぎによる熱性のコロコロ便秘

・水分摂りすぎによる大腸が動かないコロコロ便秘

どちらもコロコロ便秘なので判断がつかないけれど

舌を見ればすぐにわかります。

【舌診断の方法】

・食べ過ぎによる熱性のコロコロ便秘

→赤い舌

・水分摂りすぎによる大腸が動かないコロコロ便秘

→ボテっと分厚く白い苔がある青白い舌

舌診断のアプリ開発中、しばらくお待ちください。

舌は、胃または、口から肛門までの状態を診ることができます。

では、本日も3ステップでコロコロ便秘について解説していきましょう。


1)コロコロ便秘には2種類ある

・食べ過ぎによる熱性のコロコロ便秘

→食べ過ぎで胃に食べ物が停滞し、停滞した食べ物が発酵し熱を出すパターン


体の内側に熱がこもるので、便の水分が熱で乾燥しコロコロ便になる。


・水分摂りすぎによる大腸が動かないコロコロ便秘

→水分の摂りすぎで胃がふやけて小腸や大腸が味噌汁のお麩のようにブヨブヨになって便が送れない。

動きの悪い大腸が肛門あたりまで時間をかけて便を送り、直腸(肛門付近)で便が脱水されコロコロ便となる。


どちらもコロコロ便ですが、原因が異なります。

原因が異なるので対処法も異なります。

これを中医学では、同病異治(ドウビョウイチ)と言います。

2)西洋医学と中医学の違い

西洋医学には、同病異治という概念がありません。

西洋医学では、便が出ないなら、便を出す薬を処方します。

西洋医学は、結果に対して処置する対処療法と呼ばれます。

たくさんの医師を短期間で育てるには、簡単で良い方法です。

しかし、新たな病気が出てきた場合や複雑な病気の場合、医学の基礎理論を勉強していないので、応用ができません。

一方、

中医学は、なぜ便秘になったのか原因を考える原因療法です。

患者を四診(望診・問診・聞診・切診)で診断し、原因を探します。

病気という結果から原因までの物語を患者に説明し、どのように病気を治していくのか患者を指導・教育していくのが中医学です。

中医師を育てるには、多くの時間と経験が必要となります。

しかし、新たな病気が出てきた場合や複雑な病気の場合にも対応できる医師を育てることができます。

3)体の声を聞く力

現代人は、情報過多です。

SNSから受け取りたくない情報や必要としない情報など、たくさん送られてきてきます。

ではなぜ、業者はお金を払ってSNS広告を打ち出して無料で情報提供するのでしょうか?

答えは、商品を購入してもらうためです。

しかし、その商品はあなたの体が本当に必要としているものでしょうか?

このとき取捨選択が必要になります。

そのためには、体の声を聞くことが必要。

健康の知識は、自分や家族を守る手段であり、あなたの大切な人に送ることができる財産です。

令和6年4月から中国医学協会で薬膳コースがスタート。

オンライン講座もあります。

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