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サビ研2105:蠍座アレハンドロ・ホドロフスキーと息子たち

サビ研の深堀講座でsugarさんが蠍座30度について「あってはならないことを起こしていくドラマセラピー」とおっしゃっていたのを聞いて、思い浮かべたのが昨年公開されたアレハンドロ・ホドロフスキーの「サイコマジック」。 そして、こちらは彼の若き日を自伝的に描いた「エンドレス・ポエトリー」。 この映画のラストシーンで死者に囲まれ踊る姿は、まさに蠍座30度の「ハロウィンの悪ふざけ」を思わせるようなところがあります。 そんなホド監督のサビアンシンボルは? ホドロフスキーといえば

    • サビ研2103:乙女座12-17度 爆問学問

      たまたま空港の書店で手にした山極寿一さん(京都大学・霊長類学)と太田光さん(爆笑問題)による対談本。 『「言葉」が暴走する時代の処世術』(集英社、2019)より 「例えば、ゴリラには行動と行動の継ぎ目に不思議な間がある。このときの気持ちというのは、周りに自分を溶け込ませながら、状況を静かに見極める白紙に近い状態なんだよね。あるいは、ゴリラに顔を近づけてのぞき込まれると、心の中に入り込まれて動かされるような気がするんです。」(山極) 乙女座16度《オランウータン》のテーマ

      • サビ研2104:蠍座3-4度 高千穂夜神楽「御神体の舞」

        サビアン研究会の音声教材<蠍座1-5度>の蠍座3度の解説でSUGARさんが紹介されていた"艶笑譚"「鳥食い婆」の語りを聞いて、この3月に高千穂を訪れて見た夜神楽のことを思い出す。 この夜神楽は365日毎夜行われているもので、本来33ある神楽舞の中から代表的な以下の4つの舞が演じられている。 1. 手力雄(たぢからお)の舞 2. 鈿女(うずめ)の舞 3. 戸取(ととり)の舞 4. 御神躰(ごしんたい)の舞 この中の4つ目の演目「御神体の舞」は、演目紹介パンフレットに

        • 20200818

          ちょっと半端な出来ですが、今年の夏に落ちてきたうた(?)を、こちらに仮置き🎄 (この夏のことなのにもはや遠い過去のよう。それにしても、今年のお盆はすさまじかった・・・。遠い目。) なむなむ。 ---- ながいながい いくさのおわり いまにおもえば なにがため ときはなたれし いつかのときの ねむりたもう えいれいの とむらいをば いざささげん ここにつらなる いくたのときの またたくいのちの かずかぎりなき いまあるいのち いざたてまつらん とおきみよに かけられし

        サビ研2105:蠍座アレハンドロ・ホドロフスキーと息子たち

          蠍座30度:ハロウィンで悪ふざけをする子どもたち

          どの星座も、その星座の質がいろんな意味で極まる30度。 そのなかでも、蠍座の後半の煮詰まり方というのは さすがというのかなんというのか、なかなかに濃厚で凄まじく、 にっちもさっちもいかない、密室の修羅場みたいなところがあって(笑) そんな緊張感が限界に達したとき、 その緊張を解放する最後の手段は笑いでありジョークであり悪ふざけである、 という真理を示すのがこのシンボル。 深刻に眉間にしわをよせて首絞めあってもなにも解決しないよね、 や、ここまでの絶望的な状況、むしろ笑えな

          蠍座30度:ハロウィンで悪ふざけをする子どもたち

          マーライオン、残滓。

          (もうすこしだけ、センチメンタルな感じで参ります笑) - - - いろいろなことが怖くて、 貝が殻をぱかっと閉じるように 感覚を閉ざしてしまう癖がある。 ひらいたまま、この世界に存在していることが恐ろしくて 感じる、ということが恐ろしくて 無意識に、恐れる必要のないものにまで蓋をして 気づくと恐れ以外に(下手をすると恐れさえも)なにも感じられなくなることがある。 つい9年前まで、そんなことに気づくことすらなく過ごし、 この9年をかけて世界は怖くない、ということを なんど

          マーライオン、残滓。

          【冬の、マーライオン】

          なんだかひさしぶりに言葉がいろいろ出てくるので。つづけざまに。 ちなみに、今はまたシドニーにきています。 (写真はこないだのシンガポールにて。ついに本物とご対面、笑) - - - 世界は、単純ではないからおもしろい。 とは、口ではいくらでも言えるけれども、わたし自身は、ほんとうは単純で、シンプルであることを好む。 おなかで思っていることと、口に出すこととは、同じであってほしいとおもう。 でも、自分でさえ、いつもそれができているかといえばそうでもないので、まぁいろいろと仕方

          【冬の、マーライオン】

          20181212 14:40

          エネルギーを攪拌していたい。 ぐるぐると、ただかき混ぜていたいのだ。 この身をもって、この身が持つ限りは。 ただそれだけが、わたしの動力になっていると思う。 一色に染まるのは嫌だ。 一色で塗り固められるのも嫌だ。 世界が虹色のプールになったらいいと思う。 - - - 例えば、なぜ海外に出かけるのかと問われて それはわたし自身がいちばん不思議だったりすることなのだけれど (なぜなら地球にいるから、といえばそれまでなのだけど、できればおうちでぬくぬくと憩っていたい、という気持ち

          20181212 14:40