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【冬の、マーライオン】
なんだかひさしぶりに言葉がいろいろ出てくるので。つづけざまに。
ちなみに、今はまたシドニーにきています。
(写真はこないだのシンガポールにて。ついに本物とご対面、笑)
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世界は、単純ではないからおもしろい。
とは、口ではいくらでも言えるけれども、わたし自身は、ほんとうは単純で、シンプルであることを好む。
おなかで思っていることと、口に出すこととは、同じであってほしいとおもう。
でも、自分でさえ、いつもそれができているかといえばそうでもないので、まぁいろいろと仕方がない。
世界に単純さだけを求めると、どこかで複雑さの反撃にあう。
世界はそんなに単純にはできていない、と。
とくにこの日本では空気を読む、ということが大事だとされていて、でもみんなその読んでいる「空気」という、形なきものが少しずつ違っていたりするものだからさらに厄介。
でも、その「空気」を恐れずに、感覚を繊細にひらき、色合いや流れ匂い、複雑に絡み合う意図と意図の絡まり・・・、をつぶさに感じていったとき、また新たな世界が広がる。
そうして感じる世界には、どこにも読むべき「空気」などはなく、ただそれらはそこにあるだけ。
「空気」は恐れ読むためにあるのではなく、感じ味わうためにある。
まるで、美しい音楽か絵画に身を浸すかのように、「空気」はただそこにある。
感じて、ただそのままにしておけばよい。
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