父が2回好きなった「希望の曲」のお話し

【🎈父からの電話🎈】
昨晩、久しぶりに父から電話がありました。
「何かな？」
とちょっと心配しながら電話に出ると弾んだ声で

「今、波くん(←僕)の作った曲『給水塔』を何回も聴いてるんだけど、これは良い曲だねぇ」

と話し始めました。

僕が返事をする間もなく、この曲がどう良くて、いままで作ってきたのとどう違って、、、

など、話し続けています。

そして最後に

「なんと言っても『希望』を感じるんだよね」

と嬉しそうに伝えてくれました。

僕はゆっくりとした声で「ありがとう」と伝えました。

父は、この1年、もの忘れが多くなってきて、記憶が曖昧になり、その事に、悩んだり、苦悩してたりしています。

父が大好きなこの『給水塔』という曲は、2011年に開催された、環境省・総務省主催の「エコジャパン・カップ」の『エコミュージック部門』で最終選考曲になりました。

僕は「STAND WAVE」という音楽グループを25年以上続けてきて、「生きる」「大自然」といった普遍的なテーマを、優しくメッセージとして伝えてきたのですが、

『給水塔』では、はじめて、「誰かへのメッセージ」ではなく、「凄く個人的な想い」を綴り、曲にしました。

その曲が評価され、エコミュージック部門に選ばれ、東京ビックサイトでお披露目ライブをしました。

東日本大震災のあった2011年の12月。

その会場に父は来てくれて、何回も「この曲は良い曲だねぇ」と言ってくれました。

電話ごしに、僕は「お父さん。この曲のライブに来てくれたの覚えてる？」と聞くと、急に困惑した声になり、、、

「そうだったけなぁ？最近、全然覚えてないんだよね」

と寂しそうな声になりました。

なので僕は

「またこの曲を思い出してくれてありがとう」

と伝えました。

父は、人生で2回、初めて「給水塔」を聞き、2回「良い曲だよ」と伝えてくれました。

だから、僕ら親子にとっては、とても大切な曲になりました。

で、父に「何か用事があったんじゃないの？」
と聞くと

「いや、素晴らしい曲だと伝えたかっただけ。じゃあね」

嬉しそうな声で電話が切れました。

希望の曲、給水塔、。
とても心が温まる電話でした。

おしまい。

『給水塔』はYouTubeで聴けます。
また音楽配信サービスでも、配信されています。
良ければ聴いてみてください♫

【給水塔/STAND WAVE】
https://youtu.be/5HfyJ_ZUYss?si=jAMKZ07T-QlF3A3s

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＜海辺の部屋：紹介＞

この記事を書いている、私たち【海辺の部屋】は、「デジタルマーケティング」の専門家として、正しい知識と倫理観をもとに、

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【可児波起：海辺の部屋 CEO：】

ラップミュージシャンとしてメジャーデビュー。障がい者の介護職をするラッパー「介護ラッパー」としてフジテレビで2度特集。ビジネス領域では、「デジタルマーケティング」「Webマーケティング」のスペシャリストとして「ナショナルクライアント（東証プライム）企業」で、戦略コンサルタントなどを行う。高速のキャッチアップ、PDCAで、「確実に成果を出し」続けている。

「マーケティングは『愛』である」という、「人の優しさ」を大切にしている