見出し画像

キングダムにみる、呂不韋の政治。国益とは。

呂不韋が 「戦争はなくならぬ」
桓騎が、秦王 嬴政(えいせい)と直接対話する場面 
     「侵略しかけてんのはお前だよな」
     「つまり、今この世で一番人を殺してんのはお前だぞ、秦王よ」
     「難しいとかじゃないんだよ」「国を一つにして戦を無くすとか     言いたいんだろうが、人はそうはならない、絶対に」

呂不韋、桓騎が言っていることは今の世界情勢と似ていないだろうか。

また、キッシンジャー著にある国益(国家理性、勢力の均等で世界が保たれている。事を言っているのではないかということ。
無理に国を亡ぼすとは、均衡に相反すること。

 嬴政(えいせい)と、主人公 信の目指している「中華統一」は今でいう、社会主義・共産主義にも似ている気がする。
 紀元前の話だから、こうしたら、政治がうまくいく、世界平和に繋がるとかまで考えが及ばないのは仕方のないこと。

 けれど、商人の呂不韋は、完全なる資本主義の考え方。
 また、桓騎がいう事も、未だ現在において解決できていない問題であるという事。

ちなみに、
農民の出であった、旧ソ連のゴルバチョフ大統領に哀悼とその功績を示し、
また、ペレストロイカの結果において、政治の難しさを改めて感じた。