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1歳連れ旅行の反省

 エン様が1歳になった。記念に、北海道旅行に行ってきた。北海道は食べ物全部が美味しかった。楽しいこともあった。でも、行ってよかったのか、家にいた方がよかったのでは……と、モヤモヤが残っている。

 ねんねの赤ちゃん連れの旅行と、一生懸命動きたい子ども連れの旅行は全然違った。エン様はこれからもっと動きたい・歩きたい・走りたい年齢になるだろう。旅行は長期休暇の定期イベントのように考えていたけど、考え直した方がいいのかもしれない。

●事前に配慮した点

 旅行にしろおでかけにしろ、親の都合にエン様を付き合わせることはままある。親だって人間だから、旅行したいときもおでかけしたいときもある。子どもを付き合わせるのは悪いことだとは思わない。
 でも子どもにも楽しんでもらいたいので、以下3点に配慮した。

配慮点①動ける場所・時間の確保

 動きたいエン様をずっと拘束しておくのはよくないと思ったので、事前に動ける場所・時間を確保してスケジュールを組んだ。
・飛行機に乗る前にキッズエリアで遊ぶ
・ホテルの部屋で動く
・公園にレジャーシートを持っていき遊ぶ
・遊び場を併設したおもちゃ屋さんに行く
・有料の屋内遊び場に行く

配慮点②昼寝時間を確保

 1日2回昼寝することもある時期だったので、少しでも昼寝できるように考えて行程を組んだ。

配慮点③余裕を持った行程

 大人二人なら2泊3日で十分なところを、3泊4日取り、スケジュールにかなり余裕を持たせた。大人二人なら1日に2, 3か所も観光することができるけど、今回は1日1か所にしてゆったりと回った。

 しかし、結果的にどの配慮もあまり意味がない、というか若干裏目に出てしまったのだった……。

●反省点

反省点①いくら動ける場所・時間を確保しても不十分

 フライトで1時間半、電車・バスの移動で1時間。旅行はどうしても動きが拘束される時間が長くなる。いくらスポットで動ける場所・時間を用意しても、家や保育園での運動量からは大幅に減ってしまう。エン様は動きたくて仕方なくてベビーカーも抱っこもイヤイヤと反り返って抵抗していた。

反省点②全然昼寝しなかった

 昼寝時間を確保したものの、全然寝てくれず。その影響で16時くらいから爆睡してしまって、夜全然寝付けない日があった。寝る→10分で起きる→寝かしつけ→寝る→10分で起きる、みたいなのを1時間繰り返して、見かねて夫が抱っこで札幌の夜散歩に連れ出してくれたけど、1時間歩いても寝ず。1年間の人生のなかで一番寝れなかった日! 旅行の昼寝問題難しすぎる。。

 夜十分寝れていないから、日中もグズグズ、抱っこ抱っことなることが多かった。私と夫で1日のほとんどを11kg抱っこしながら過ごすことになり、抱っこダメージがかなりきつかった。

反省点③余裕を持った日程=疲れる日が増える

 エン様のために余裕を持った3泊4日の旅程にしたけど、結果的に疲れる日が増えてしまったかもしれない。親側も疲れてしまった。


●そもそもこの旅行必要だった?

 大人2人時代は長期休暇=旅行で、妊娠前のノリで今回の旅行を企画してしまった節がある。今回は子どもに配慮したけど、それでも不十分だった。この先、2歳、3歳になるとさらに動きたくて仕方なくなるだろう。大人2人でしてきたような旅行、つまり移動に一定時間がかかり、目的地でもたいして動かない旅行は、子どもにはそぐわないのではないか。
 また、移動中の電車、ホテル、お店、飲食店などは危険がいっぱいだった。エン様がおかしをぶちまけるとか、ゼリーこぼすとか、座席をバンバン叩きだすとか、ホテルの部屋の棚で指を挟むとか、ソファから落ちるとか、飲食店で食べ物ぼろぼろこぼすとか。1歳児には家や保育園の環境がベストなのだと実感した。

 とはいえ、長期休暇にどこにも行かないのはしんどい。
 結論として、帰省が一番なのではと思った。皆がお盆と年末年始に帰省する理由がわかった気がするよ……。

 一応弁明(?)しておくと、スポット的には楽しいポイントがいくつもあった。
四季花まるの海鮮は目が飛び出るほど美味しかったり

にしんのお造りに感動!

雪印パーラーでスノーロイヤルという昭和天皇のために作られたアイスクリームが目が飛び出るほど美味しかったり

今まで食べたどのアイスとも違うロイヤル!

小樽でルタオに行ったり

本店限定スイーツ! ドゥーブルフロマージュ入り!

エスコンに行ったり

野球素人でも楽しかった!

日本最大のボーネルンドで遊んだり

世界を見下ろすエン様!


 楽しいことはたくさんあったけど、それでも反省点が残ってしまうなぁ。。。という旅行だった。

●長期休暇の代替案

 この反省をどう次に活かしたらいいのか。あっという間に年末年始がやってくる。そして次のGW、夏休みと続く。夫と家族会議をして、どうするか考えた。

代替案①帰省

 前述の通り、帰省が一番マルいということに気付いてしまった。家は安全だし、じじばばがかまってくれるし、食べこぼしも気にしなくてよい。
 しかし、私も夫もそんなに実家に帰りたいわけではないのだった。私の実家は遠方かつ2つに分かれているのでいろいろややこしい。夫の方は、滞在しても半日が限度。
 まぁ選択肢として、考えておく。

代替案②1人ずつ1人旅

 長期休暇の前半・後半で、1人ずつ交代で1人旅をし、もう片方はワンオペで育児する。こちらの方が弊家的には現実味がある。
 1人旅でもいいし、まだ子どものいない友達と女子旅でもいい。2, 3日フリーってすごい自由な気がする。
 家にいる側が仕事するのであれば保育園に預けられるし、必要だったらベビーシッターの活用もアリ。


 北海道旅行で、反省を得て帰ってきた。エン様も少し疲れさせてしまったので、申し訳ないことをしたかなと思った。モヤモヤ、モヤモヤ……
 としていたところに、棋士の羽生善治さんの言葉に出会った。

私は、後悔がたくさんあることが豊かな人生だと思っています。なぜなら、人生にも対局にも甲乙つけがたいと言うことが常にある。(中略)でも、自分が一所懸命やっていないと、甲乙つけがたい状況は生まれないから、後悔がたくさんあるというのは、実は豊かなことなんじゃないかと思うんです。

THE BIG ISSUE 日本版 VOL.462 P.6

 そっか、後悔してるのはエン様のことを大切に思って一生懸命考えているからか。ハハッ。いつかこんな悩みも小さなことだったと思い出す日が来るかもしれない。


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《終わり》


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