見出し画像

新米ママの心を守る、江口3箇条!飲食、○○、○○

 筆者は現在生後50日の赤ちゃん育児に試行錯誤している新米ママです。
 出産後退院してから、新生児のうちは1日8回3時間おきの授乳、不慣れな抱っこ、なぜ泣いているかわからないなかの泣き止む方法探しに奮闘してきました。出産で身体がボロボロのなかいきなり始まる24時間勤務&睡眠不足。どの新米ママもメンタルやられる一歩手前まで行ったと思います。
 
 そんななか、筆者は「江口3箇条」で心を守ることができました。これから出産される方や、今まさに赤ちゃんと格闘していてメンタルやられかけの方に江口3箇条が届き、1人でも救われればと思います。

●ところで江口、誰やねん

 江口さんは筆者の出産翌日の担当助産師さんです。
 出産した方は分かると思いますが、出産翌日は全身筋肉痛、骨盤ぶっ壊れてよろよろ歩き、会陰切開の傷の疼痛、子宮が収縮する後陣痛、出血多量で貧血、さらに産後ハイで不眠と身体が異常事態です。
 そんななか始まる母子同室。授乳の仕方もおむつ替えの仕方もわからないまま、小さき生き物の世話が始まる。やばすぎでしょ。
 
 出産翌日の朝、部屋にやってきた江口さん。ご挨拶をして、新米ママである筆者の状態を心配しすぎではと思うほど心配し、はじめての授乳指導をしてくださいました。新生児は3時間以内に次の授乳となるので、江口さんにはその日のうちに何度もお会いし、授乳を見てもらいながらいろいろとお話しました。そのお話の中で出てきた、江口3箇条。

●飲食、排泄、清潔

 「うみさん本当に今大変だと思うんです。今は出産直後で何とかなっていると思いますが、これが退院後も毎日続くとどこかで心が折れてきます。私の感覚的には2、3週間経った頃が一番危ない。いつか泣いている赤ちゃんを放り出したくなる時が来るかもしれない。赤ちゃんがいくら泣いていても、飲食、排泄、清潔だけはママを優先してください。赤ちゃんが泣いていてもしばらくの間は置いておいて大丈夫。私の助産師の経験のなかで、ママの心を守るためにこの3つが大事じゃないかなと思っているんです」

 大事なことなのでもう一度書きます。
赤ちゃんがいくら泣いていても、飲食、排泄、清潔だけはママを優先してください

 飲食は文字通り飲む、食べること。排泄も文字通りトイレに行くこと。清潔は、顔を洗う、歯を磨く、着替える、お風呂に入るなど。
 
 筆者は退院してから、何度もこの江口3箇条に従う場面がありました。水飲みたいときは泣いてても放置。トイレ行きたいときは授乳中でも放置。顔を洗うときは抱っこ中でも放置。
 飲食、排泄、清潔の間、赤ちゃんはギャン泣きになること多数です。でも自分の飲食、排泄、清潔だけは落ち着いてやりきってから、赤ちゃんに向かう。放置してごめんね、待っててくれてありがとうねと声をかけてから、再度あやす。そうすることで心を守ることができました。

 飲食と排泄は言わずもがなですが、清潔だけは人によってどこまできちんとしたいか異なると思います。1日中パジャマでも平気な人もいると思いますし、メイクしないと気が済まない人もいると思います。自分はここまでする、という線引きをすれば良いと思います。

 江口3箇条があることで、逆に飲食、排泄、清潔に当てはまらないものは赤ちゃんを優先してあげようと思うことができました。例えば筆者は朝ヨガを日課にしていますが、どうしても赤ちゃんがギャン泣きの時は朝ヨガを諦めて赤ちゃんの相手をしてあげます。
 
 退院後、急に自分と赤ちゃんの生命維持のマルチタスクが降りかかってくるなか、江口3箇条があることでTo Doの優先順位をつけることができました。

●健康の3箇条は飲食、睡眠、運動だけど?

 筆者は健康・医療関係のコンサルティング業を生業としていますが、健康な人を増やす施策の基本は飲食、睡眠、運動です。しかし産後のママは3時間おきに授乳しないといけない(しかも授乳、おむつ替え、寝かしつけにかかる時間を考えると1-2時間の細切れ睡眠しか取れない)ので睡眠を十分取ることは不可、身体がボロボロなので運動も不可。江口3箇条には睡眠と運動の代わりに、より根源的に生命維持に関わる排泄と清潔が入っているのかなと思いました。
 生後1か月を過ぎて、赤ちゃんが少しずつ長く寝てくれるようになれば、飲食、排泄、清潔+睡眠、運動の5箇条にしても良いのかなと思います。運動は、朝ヨガでも、1日1回外に出るでも良いと思います。ベビーカーに赤ちゃんを乗せて少し歩くだけでも気分転換になります。
 


 
 今回は新米ママの心を守る江口3箇条、飲食、排泄、清潔をご紹介しました。江口さんもまさかこんなところで紹介されるとは思っていないでしょうが、本当に大切なことで、筆者自身が救われたのと、他にも救われる産婦さんがいるだろうと思ったので記事にしました。

 この記事が参考になった、救われたという方は見知らぬ助産師・江口さんに感謝してください! ついでに♡押してもらえると喜びます♪

《終わり》

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?