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アウトプットで出てきた隠れていたもの。自分のことはなかなかわからない。


自分のことは自分が一番知っている、なんてわたしはいわない。

人は思った以上に高等な生き物だっていうことを知ってるから。

人は自分に隠しごとが出来る高等な生き物だと思う。



伝える

わたしは日本の女性の働き方の歪みを女性の目線で見続けてきた。

けれど本質を伝えるのってほんと難しい。

その本質が変わらないものであればあるほどそれは難しい。

なぜって、誰もが知っていることだから

そんなこと当たり前でしょって流されるから。

だからそこが難しい。

手あかのついたものに誰もが馴染んでしまってるから。


ただそれはきっと伝え方が拙いんだと、そんなところで行ったり来たりしていた。


吐き出す

そしてわたしはある日、一人の人と出会った。その人にあなたのありのままを表してみてっていわれた。

そこからありのままって何だろうって沼った。

だから引越しを前にアウトプットすることにした。

吐き出してみようと思ったのだ。だからあえて計画も立てられないほど忙しい時を選んだ。


そして今日で連続で音声配信77日目、not38日目。わたしはひたすら吐き出し続けた。

そうしたらどうだろう。ポロリと自分の中に張り付いていたものが剥がれ落ちた。

それが昨日起こった。日常と一緒にそれが吐き出された。


変わらないが続いている

もう手放してもいいかなって何度も何度も思った。けれどわたしはどうしても女性の労働問題を手放せないままここにいる。

その理由が昨日不意に分かった。

それが手放せなかったのは誰かのためじゃなかった。それは自分のことだった。

生きにくさという問題がそこにあった。


だからわたしは女性がもっと欧米の女性のように働けるようにならなきゃと思っている。

それを若い女性に伝えたい。

ママたちは世の中が変わったって思っている。娘たちの時代はいいなと思ってる。

ただ娘たちはやがて気づく。

外に出て気づく。

世の中は変わってなんかいないじゃないって。



きっかけ

わたしの生きにくさはからはじまっていた。アウトプットして昨日それを思い出した。

そして娘の生きにくさはわたしからはじまっていた。

それは時代を超えて繋がっていたのだ。


原因は人それぞれあると思うけれど、この国では母と娘はとにかく息苦しい。

それは母と娘が同じ世界にいて違う世界を生きているから

世界中、どこでも同じことが起こっているって思われるだろうか。そんなことはない。この国は特別だ。

そんなところに女性たちは押し込められている。


世の中は自由になったんだよ。だから今の職場が嫌ならしがみついてないで転職すればいいじゃないって誰もが気軽にいう。

けれど今でも転職で女性は非正規化する。

フリーの時代だし、なんていうけれど、フリーになったって稼げない。稼げなければ生きていけない。

そこが根っこだった。

その根っこが昨日ポロリと出てきた。



わたしたちの居る場所

女性同士は繋がれない、バラバラだといわれる。そこには経済的に自立するって問題が横たわっている。

税金を納めて国に貢献する女性それを使う女性なんていい方さえある。

けれどその後者の流れはわたしが気づいた時には既にできていた。

既にあった流れだった。

そしていつの間にかその流れから抜け出せない自分がいた。


でもそれじゃダメなんだと思う。

どうして経済的に自立したくてもできないのか知る必要があると思う。

誰かがそれを正してくれるなんて期待していてもなにも変わらない。


わたしたちは自分の居場所をちゃんと押さえておく必要がある。

ママに聞いても分からない。

だってママも知らないのだから。


アウトプットする

アウトプットを続けてわたしは若い時を思い出した。

どこにも居場所がなかったあの頃を(昨日の記事です。良かったらお読みください)。


それは母との関係が壊れた時からはじまった。

ちっぽけなことのようでも、それは女性の人生を左右する大事件であったりする。

母を嫌う、それは娘の拠り所が無くなるということ。

娘一人ではいまだに暮らしていくのが大変な社会なのだ。


そんな社会で母と娘の関係が壊れると娘は一体どうすればいいのだろう。

それなのにそんなことが起きやすい社会でもある。

それは時代が大急ぎで変わったからだけじゃなく、この国がねじれた形をしていて、そんなねじれが個々の親子にまで浸透していて、だから母と娘は生き辛いってことになる。

母は理想を口にする。時代はかわったのだからと。

冗談じゃない。あなたは時代を変えたのかと娘は思う。


おわりに

伝えたいものがある。けれどどうしてもそこが表せないと思っていた。

そこでアウトプットして、さらけ出して、そうしたらようやく自分の芯がみえてきた。

稼げないことが惨めだったのだ。それは母との繋がりが途絶えて身に沁みて分かったことだった。そう、わたしは一人で生きることさえできなかった。

だからわたしは今でもこの国の女性の労働の歪みが手放せないでいるのだと思う。



※最後までお読みいただきありがとうございました。


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