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写真は当たり前?

あなたはSNSにプロフィール写真をアップされていますか?

わたしは一年ほど前、infocusさんに写真を撮って頂きました。あの日も確か暑い日でした。早朝にお会いしたのですが、それでも汗が止まらなかったのを覚えています。

今、その写真をnoteとXにアップしています。以前はかなりテキトーな手書きのイラストをだらだらと使い続けていたのですが、替えてみて分かったのです。写真には自分が考えていたよりも、遥かにパワーがあるということを。Infocusさん、ありがとうございました。

そして、その「写真」で、気になっていることがあるのです。

それは、履歴書に「顔写真」を貼る慣習があることです。

写真は、雇用の入り口の差別につながりますので、米国でもEUでも、レジュメにそれは求められません。

ところが、日本では、就活生などはスタジオで写真を撮り、貼ります。

もちろん、こうした慣習を働き方のスタイルが異なる欧米と単純に比較することは難しいことだとは思います。

学生から即社会へという、新卒一括採用式では、「何ができるか」より「どんな人なのか」の方が会社にとっては重要だと思います。

こうした新卒一括採用はいずれ無くなるかもしれませんが、問題は「中途採用」だと思うのです。

今でも、中途採用でも、顔写真が日本では定着しています。

これは、法律の問題だと感じる時があります。

日本には、個別の法律の規定や立法はありますが、「雇用差別を包括的に禁止する法律」がありません。労基法では、賃金、労働時間、その他の条件について差別的取り扱いをしてならないとあり、加えて、性別・年齢による差別も禁止されています。

ただこれは、「雇用の入り口」ではなく、「採用後」の差別禁止です。

欧米とは違い、若い人が先輩に倣って仕事を覚える年功序列では、「個人の人権の保障」は弱くなりがちです。


それでも、人材が不足してきた今、優秀な人が採りたいと、多くの企業がジョブ型へと舵をきりはじめています。

であれば、ここで履歴書に写真はもう必要ないよね!という流れが生まれるといいなと思うのです。

もちろん、採用担当者の負荷は増えると思うのですが、、、

それでも、まずは、中途採用からそれを取り除くというのは出来そうな気がするのです。


わたしはよく、法律は生き物のようだと感じるのです。

今はおかしな形でも、もともとは追い詰められた働き手を守るために作られたはずです。あるいは、そこまでしか規定できなかった、という法律も多いと思うのです。

であるなら、これから市場で、新たな前例を作っていくのがいいと思うのです。

履歴書に写真はもう必要ないよね!

と。


日本でも「採用の入り口」から差別には注意しているんですよ、という新な常識が生まれると、何かが変わるのでは、と思っています。

働く人から年齢というただの数字を消したなら、誰もが、40代でも、50代でも、学び、成長し続けられます。

日本には、キャリアを築く機会がないまま埋もれている優秀な人材がまだまだたくさんいるとわたしは思っています。



※最後までお読みいただきありがとうございました。


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