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2回目の座談会 女性が働くことについてお喋り


2回目の座談会を開催させて頂いた。

といっても、ホストのわたしがバタバタで、なんと皆様を招待できないという珍事件が発生し、急遽ゲストさんのzoomで座談会を開催させて頂いた。来ていただいたのはまえまきさんさおりすさん


話しが聞きたい

座談会の感想は、楽しかった。実に楽しかった。こういう感想をホスト側が書くのは筋違いだとは十分承知の上で書かせて頂くのだけれど、楽しかった笑。

座談会を終えて、ちょっとだけ用を済ませた帰り道、そうだ、座談会の声のメモを残しておこうとスタエフのliveを立ち上げた。

すると時を同じくしてまえまきさんがnoteに本日の感想を書いて下さっていた。なんと早業。ありがとうございます。



現場の生の声

今回のテーマは仕事と出産。参加して頂いたお二人には幾つもの共通項がある。

ワーママ/リクルート勤務10年以上/東京で働いた経験あり/今は地方都市在住/働いていた会社がとても好き/これからも働いていきたい


そこで、もしも子どもを産んでいなかったら仕事は続けていましたか?とお尋ねしてみると、

☆まえまきさんは、働き続けることに限界を感じていて、だから辞めるきっかけが欲しかった。出産したことで辞められたとおっしゃっていた。実際に育休明けに退職されている。それから、出産がなければ働かなきゃいけなかったともいわれていた。

☆さおりすさんは、働き続けることに飽きていて、だから自らのライフコースに変化を呼び込むために結婚し、出産を経験し、復帰して働くという経験をされたという。そこで飛び出したのが「田村で金、谷で金、ママになっても金です」という柔道家谷亮子の名言。見た目はソフトでのんびりした感じのさおりすさん、実はビジネスアスリートの感覚がおありだそうだ。実際にさおりすさんはアスリートのようだった。詳しくはこちらをお読みください。


働き続けるという意味

お2人の共通項に働いていた会社が今も好きというのがある。

ただ先にも書いたように、お2人からは、働くことには限界を感じていたり、飽きていたりという言葉がでてきた。これは矛盾していそうだけれど、もちろんそうではなかった。

さおりすさんは入社時に既にここでは長くは働けない、だから太く働こうと決めていたとおっしゃる。

そのお2人からは、ここを辞めてしまったら…という迷いのようなものは感じられない。それはきっと働かれていた頃からそうだったのだろう。子供がいるし、年齢も、だからもう次はないかも…という不安がおありだったようには感じられないのだ。

そんなお話しを聞いていて、米国のGMの話しを思い出した。今や社員教育が手厚かった日本企業は欧米に軽く置いていかれている。

米国のGMはかつて、入社する社員に2年は働いて欲しい、その代わり他社でも通用する働き手となれるよう社内教育をすると宣言していたはず。

ずっと一つの会社で働き続ける時代は終わったといわれるけれど、今でも日本では10年以上同じ会社で働く人が圧倒的に多い。ただ長く働けばいいのかといえばそうでもない。その企業でしか通用しない労働者が出来上がることだってある。

けれど、そんな不安は彼女たちからは微塵も感じられない。そこが面白い。


第3号被保険者

そしてまえまきさんは今は被扶養者だ。

ここでお聞きしたのが、被扶養者になる意味をご存知でしたか?というもの。

答えは若い時のわたしと同じだった。彼女も日本の第3号被保険者と呼ばれる被扶養者になる意味を当時把握されてはいなかった。わたしも初めて夫に扶養される手続きをしてもらった時、その意味を知って驚いた。そんな手厚い制度があるの?と。

ただまえまきさんは、一度この被扶養者になるとあまりにぬるま湯過ぎて出られなくなりそうともおっしゃる。

そう、それが日本の主婦問題だ。この制度が整った80年代時点で主婦が働かなくなる制度と既に揶揄されていたのだから。

そのまえまきさんも、いずれは経済的に自立したいとおっしゃっている。


おわりに

今日はお二人のワーママとお話しさせて頂いた。わたし自身は働くも休むも個人的な問題だと考えている。日本には妻が働かないことで肩身の狭い思いをするケースがあるけれどそれは制度上の問題だ。その制度を横に置いて考えてみるなら、必要と思う時期に子育て中の妻が家に入ることはごく自然なことだと思う。

そして最も印象に残ったのが働くことが実に楽しかったというお二人の感想。まえまきさんが座談会の様子を書いて下さったけれど、さおりすさんが「会社も仕事も好きだったけど、モルヒネを打ち続けている感覚だったのかも~」とおっしゃったように、とにかくお二人は10年以上も仕事に没頭されていた。それは誰もができる経験ではない。心理的安全性が担保されつつ個人に意義のあるタスクが与えられていたとしか思えない。そんな企業であれば、優秀な人材を十分に活用し、企業も人の力を十分に受け取れるはず。

夢中で働いていた、これは働く人にとっても企業にとっても最強の言葉に違いない。


そしてさおりすさんも本日10日、座談会の感想を記事にしてくださった。確かにさおりすさんの文章には躍動感がある。繋がりに感謝!


まえまきさん、さおりすさん、今日はありがとうございました。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。


こんなお知らせも届きました。いつもお読み頂きありがとうございます。

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