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本気はちゃんと見える


久しぶりににTBSの日曜劇場(21時~)を観ている。タイトルは『VIVANT(ヴィヴァン)』。

面白い。無料配信再生回数は約400万回を記録したという。

わたしが観たのは1,2話のダイジェスト版。

それから、少し遅れて収録が間に合わなかった第1話の後半の半分をみた笑。そう、再放送があるのを知っていたのにうっかりしていて、当日あわてて収録ボタンを押したけれど半分しか収録できず。

ならばTVer(TBS FREE)で観るかと言えば、残念ながらそうはしない。理由は特にない。きっとそういうお年頃なのだ。

今回は、このドラマ、事前の番宣を手控えしていたと聞く。その目的は何なのだろう。単なるサプライズなのだろうか。それともわたしのように腰の重い大人をTVerへといざなうためのサプライズだったのだろうか。きっといろいろなお試しがあったにちがいない。

テレビが面白くなくなったとか、俳優が必要なくなる時代がもうそこまで来ているとか、まあ、いろいろと先々のことを考えると気になることは多い時代だ。

ただ、このドラマのヒットで、人は面白いものはちゃんとわかるんだな、ということがよくわかる。人の気持ちが吸い寄せられるものには底知れぬ力がある。

実際に視聴して驚いたけれど、モンゴルロケは光の量がもう全然違っていた。しかも砂漠にラクダ。あの空間は、あのロケでしか撮れないに違いない。しかもテンポがやけに早い。これはもう映画だと思う。実に贅沢。TBSの本気度が伝わってくる。

今回見逃してしまったのは、事前の広告がされていなかったからだけれど、すっかり視聴した人の話によれば、1話が最も良かったとか。何といっても1時間半も濃い時間が流れていたのだという。あゝ、残念。

演者さんたちの熱演は想像通りだった。こんな豪華キャストはなかなかお目にかかれない。しかももう演技を観る前から想像がついていたことがあった。それが二階堂ふみさん。まあ、彼女を良く知っているかと問われると困るのだけれど、それでも彼女がどこかで手を抜くとはなかなか考えられない。いつだって彼女の演技は本気だ。

彼女に限らず、体当たりで演じる役者さんには本当に痺れる。怪我をしかねない危険なシーンが幾つもあった。トム・クルーズじゃあるまいし、と思っていたら、本当にスタントマンなしで皆さん演じられていたという。プロだな~とただため息が出る。

こんな本気を見せて頂くと、しおれていた気分も一度に上がる。そう、家族がダウンして寝不足が続いて少しイライラな気分が抜けずに自分でも困っていた。けれどこのドラマをみたとたん、単純なのだけれど、さ〜て、また今週も元気に走れそう!そんな気がしてきた。

と言っても、もうすでに物語は先へ進んでいる。わたしは来週末にようやく第2話に入る。時間が無いけれど、楽しみがあればそれだけで元気になれる。

同じ人間、あれだけの入魂ともいえる映像を見せてくれる人たちがいる。わたしもまた一週間元気をだして前を向いて進もう、そう思えた。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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