ミストはある意味めちゃくちゃ怖い映画
胸糞結末で有名な「ミスト」
この映画、霧が立ち込める中、得体の知れない生命体(モンスターみたいな)が突如現れ人間を脅かす内容なんですが、その生命体が怖いんじゃないよなーと、観るたびに思うんです。
じゃあ何が怖いって、人間です。
この映画で一番怖い存在は、人間。と私は思います。
ネタバレなしでお話しすると、このモンスターみたいなのが、人をかっさらったりして(ちょいグロい)、諸悪の根源ではあるのだけど、それよりもスーパーの店内にやばい女性が君臨しちゃうわけです。この女性が最強にやばいんですよね。
ごく普通のありふれた日常でこの女性と接したら「やばいかもこの人、近づかんでおこ」と思えそうなんですが、この映画の状況下では、ある種の救世主と思ってしまい、すがる人まで出てくる始末。
その場にいる人たちが、とんでもない恐怖心に包まれているわけで、そうなると、人は変わる。平常心が消え、変わる。
ミストでは、このさまがすごく(極端かもしれませんが)描かれていて、うわーーーーーーーー・・・怖っと思うのです。
普通の善人そうな人間の心も、恐怖心に晒されたらどう転ぶかわからない。
それほど恐怖心のパワーって凄まじい。恐怖心にさらわれて、間違った正義感も蔓延る。
そういった意味で、本当に怖い映画だなと私は思っています。
見応えあるし面白いし、私の好きなクリーチャー系映画ではあるのだけど、観賞後は毎回ズドーンと鬱にはなるのですよね。
ネタバレ感想はこちら ↓ ↓