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宇多田ヒカルさんを語りたい

寒くなっていくのが嬉しい。
感覚が研ぎ澄まされていくこの感じ。考え事をたくさんしたくなる。

先日、コロナになって自宅療養をしていた。8日間のお休みをもらった。半分ぐらいはしんどかったけど、でも悪くない時間だった。
昔好きだったアニメを見返したり、絵を描いたり、音楽を聴いて過ごしたり…。
特に、宇多田ヒカルさんの曲をたくさん聴いていた。

Netflixにあるライブセッションの映像がとても良かった。最新アルバム「BADモード」の曲たちが中心だけど、彼女が昔「Utada」名義でアメリカで発表した曲も歌っていて、すごく感動した。実際に歌ってるところ聴けるんだ!と。「Hotel Lobby」と「About Me」の2曲。
歌詞も全部覚えて歌えるほど好きな曲。

これらは「Exdous」というアルバムに収録されているんだけど、このアルバムは正直神だと思っている。収録曲全部好きなアルバムってあまり無いけど、これは例外。
何で好きなのか、どう良いのか言語化するのが難しい。あえて言うならば

「Easy Breezy」と「Animato」の言葉遊び

「Exdous ‘04」の情景描写と心理描写
“Please let me worry about me”(自分自身に自分の心配をさせて=自分のことは自分でやる)という歌詞に痺れ慄いた

「Kremlin Dusk」の説明できないミステリアスさ。
なんでその曲名にしたのか気になる。でもなんとなく分かる。そんな雰囲気がある。

ざっくり言うと、彼女の曲のありふれた曲感が無いところが好き。オリジナリティが極まっていると思う。「J-POP」とか「洋楽」とか、あらゆる枠組みを超えて、宇多田ヒカル(Utada)が一つのジャンルみたいな感じがする。

以前聞いたラジオで彼女が言っていたのは、自身の音楽がJ-popという枠組みに属していると意識したことがないということ。
そんな彼女の考え方が好きだ。
カテゴライズされない自由さ。あくまでも自分が主体であること。

最新曲の好きなところは、必要最小限の音で曲の魅力が最大限引き出されているところ。あくまでも私の主観だけど。
特に「Find Love」と「Somewhere Near Marseille」「誰にも言わない」。本当に本当に好き。永遠に聴いていたい。精鋭の音たちだけ集めた感じ。一つ一つの音がちゃんと聴こえるし、彼女の声を引き立たせている。彼女の声もまた、楽器の音と素敵に調和している。

また、いくつかの曲は歌詞の内容が重めなんだけど、それを感じさせない。(歌詞が重いことに善悪はない)
音が軽やかで、まるで風が吹いているみたいなのだ。そこもまた魅力。音がニュートラル。
だから、どんな気分の時も聴きやすい。

あと、どうして彼女は英語で歌うとこんなにも魅力的なんだろう。日本語は日本語で好きなんだけど、英語の歌詞は格別な感じがする。彼女の英語の発音と、韻の踏み方がとても好き。
私の心を自由にして、風のように遠くへ連れて行ってくれる。

上で述べた曲以外にもまだまだ好きな曲があるので、これを読んでくれた人に勝手にオススメしておくね。

「BLUE」
「Be My Last」
「Beautiful World (Da Capo version)」
「COLORS」
「Me Muero」
「Letters」
「One Last Kiss」
「Sanctuary」
「Too Proud」
「道」
「光」
「テイク5」
「虹色バス」

現在、AM2:22。寝なきゃなのに、まだ音楽を聴いている。ぼくはくま〜

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