2022/04/03 物価上昇

年度替わり、4月になって物価上昇が叫ばれるようになり、政府も緊急対策を検討し始めた。

現状分析
新型コロナが蔓延しだしてから原材料費が高騰してきた。
その原材料高騰が一時的なものでは無い状況となり、販売価格の値上げをせざる負えなくなった。

後は、
ロシアによるウクライナ侵攻により世界的な原材料高騰が始まってきた。

こういった要因で物価上昇が起こっているのは理解しているが、政府がコントロールしたい物価上昇2%を超えることを予測しているから緊急対策の検討が始まったのだろう。

日銀の物価上昇目標2%は10年ぐらい前から出ているのだが、今まではデフレ対策だと受け止められていたのだが。。。
リアルに物価が上昇している『今』そんな目標はどうでもいいのではないかとも思う。

「コントロールしたい」という日銀のエゴが政府にまで影響しているのではないか?

勿論、コントロールできれば色々良いことがあるとは思うが。。。
日本の現状を見ると「コントロールしよう」すること自体がおこがましい。
何故なら、
・市場操作
・大企業による不正会計
・ATM停止
・電力不足
といった、足元が揺らぐような事が多発しているのに。という事だ。

物価上昇目標が2%であるのに対して、賃金上昇目標は無い。
たとえ賃金目標2%を掲げたとしても、それは実現する見込みのない絵に描いた餅でしかなくなるだけだ。
日本では、企業の独立性は高く、政府の意向を反映できない仕組みだからだ。

こういった歪な経済対策を上手くやってのけていたのが昭和の政治だったのだが、世代が変わって、令和の現代では全く無理な話だろう。

政府が緊急経済対策をしたとしても、今起こっている物価上昇を止めるものにならないのは明らかだ。


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