2022/08/20 電力政策失敗
原油等原材料費高騰で電力料金の値上げが問題となっている。
電力料金の値上げは上限規制されているので安心かと思いきや…
そこには電力自由化と言う安易な電力政策の失敗が国民へ大きな負担を招いている。
電力料金の上昇により、新電力と呼ばれる電力自由化で生まれた幽霊会社が消えている。
これに伴い新電力を契約していた事業所や家庭は大手電力会社に契約を戻す事になるのだが、、、
東京電力に関しては戻し入れ契約は3割増しにするそうだ。。。
想定外の対応で、何でもありなんですね。
多分、この部分には上限規制が適応されないという事なんでしょう。
元々、新電力と言う会社は自由競争で電力料金を安くするとは言っていますが、現実は、、、
余った電気を売買するという、
一般人では理解できない方法の机上事業なので、現在の様に電気が余らなくなると成り立たないものでした。
従って、電気が足らない世界では実在できない会社なんですね。
では、電力会社が本当に値上げが必要とするほど困っているのかと言うと、そんなことはありません。
何故なら、東京電力と中部電力で設立した『JERA』と言う会社があるのですが、この会社はプロ野球セリーグの公式スポンサーとして3年契約で100億円以上支払っています。
電力会社と言うものは本当に良く分かりません。
インフラビジネスなので国の政策に寄り添う部分があり、多くの税金が投入されます。
従って、民間企業なのに絶対に倒産しません。
何故なら、東日本大震災で福島第一原子力発電所が爆発しても会社は国によって保護されましたから。。。
本来、これだけ国によって保護される電力会社は燃料費高騰位で各社の値上げを行う必要はないんです。
これは再エネ賦課金を徴集するする際にも出た話で、全く同じです。
太平洋戦争中に、金属の供出令を出した当時の政府と考え方は同じです。
「国民全員で負担しよう」
結果どうなったかはご存じの通りなんですが、こういった古い考え方のまま現在の電力政策も進められている訳です。