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「マルテの手記」リルケ著

「マルテの手記」リルケ著


「ドゥイノの悲歌」で天使程怖ろしいものはない、と書いた詩人の現実社会での苦悩と悲哀が全編に流れている。

冒頭で「人々は生きるためにこの都会へ集まってくるらしい。しかし、僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか思えないのだ」

真摯な自己探求が如何に厳しいものかを実感させる著作である。

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