「個性と非個性」
この文章は前に書いたものであるが、状況は今日でも全く変わってはいない。
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「個性と非個性」2009-07-13
所謂「個性」とは単に他者ではない、というそれだけである。
それこそ人の数ほど個性があるという、。
厳密に謂えば、確かに各人各様の個性は多様にある。
ただ、その自覚の度合いが各自違うだけである。
他者と違うだけで「個性」というのも浅薄すぎる。
自己認識、或いは自己探求を真摯にせずにやたらと個性云々という者たちは殆ど個性の何たるかに全く疎いのである。
更には個人の権利や自己主張に執着する。
真の個性に至ったものは個性というものなどに執着しない。
他者が何と言おうが意に関しない。
自分に自信や確信が無い人物ほど「個性」という概念に囚われる。
通常の意味での個性などあって無きが如くである。
全てと連動しているという自覚があれば、個性云々などどうでもいいことである。
これは「自由」という概念とも共通している。
自己責任のない人物ほど「個性」や自由という概念を好んで用いる。
さらに言えば孤独も絶望も然り。
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