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9.利き手の交換をする

私は元々右利きでした。

でも今は、左手でこのノートも打っていますし、書き物も、食事も全部左手で行っています。

右手?

右手はそこに存在しているだけで、意味をなしていません。ちょっと残念ですけどね。

親戚のお姉ちゃんに言われてお箸を猛特訓

まだ転院前の話ですが、食事をスプーンとフォークで食べていた時、親戚のお姉ちゃんが会社帰りに顔を出してくれました。

まだまだ左手で食事をすることも慣れていなかったし、お箸なんてとんでもない!というレベル。

でも、そのお姉ちゃんが私の食事風景を見ていて、こう言いました。

「えっ!お箸【も】使えないの???」(「も」は要らない、要らない)

母、固まる。。。

私、火山、ドーーーーーン

次の食事からお箸で食べてやる!

お箸で食べてやる!

お箸!!!!!!!!!!!!!!


次の食事からスプーンとフォークから「お箸」に持ち替えて食べるようにしましたよ。

あー、なんてデリカシーのない親戚なんでしょうか!

転院先では利き手交換の訓練は不要

利き手でない左手でお箸を操るなんて、本当に大変でした。

食事の時間が2倍、下手すれば3倍時間がかかることに。また、よそ見が出来ないんですよね、ちゃんと見てお箸で掴まないとならないから。

そして、思いっきり指がつってました。

生来の負けん気がここで働いたから、今ではお箸でキチンと食事ができます。お箸の使い方も変な癖はないので綺麗です。

が、親戚に言われた時ははらわた煮えくりかえりましたよ(笑)

好き好んでスプーンとフォークで病院食なんて、食べたくはなかったですから。

でも、おかげさまで作業療法士(OT)がリハ項目にピックアップしていた「利き手交換」は転院先では不要になりました。

今はお姉ちゃん様様で、感謝感謝です。

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