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24.大学に復学してみたら

大学は隣の県にあり、ずっと通学していました。

10月から復学ということなので、通学の際に使っていた電車の混み具合を考えると、早朝の普通に乗ることがベストだと考えたのですが、1人での通学はまだまだおぼつかないし、かといって母がついて行くこともどうかということもあって、同期の1人が通学していたので同伴通学を彼女にお願いしたところ、快諾してもらえました。

10月に入り、早朝の6時半前後の普通電車に乗り込みました。

始発じゃないので出発駅には人は多かったです。座って行けると言っても、大学に近づく頃にはラッシュですから、下車する際には恐る恐る。

彼女のカバーなしでは通学は不可能でした。

駅からは坂道ばかり。

「ああ、この坂道を車椅子を押してくれていたんだなぁ」と思うと涙が出て来ました。

健康だったころは、徒歩10分もかからなかった駅チカ大学ですが、30分はかかりました。

大学構内も広いですから、門から校舎まで、校舎入り口から講義室までの距離も長くて、慣れるまでは本当に疲れました。

ただ、1,2年生の時に単位を多く取っていたので、講義のコマ数が少なくて済み助かったと思っています。

復学してみると、他学科の知り合いや下の学年の子たちまで声を掛けてくれて。凄く仲良くなくても、人数が少ない大学だったこともあり私が病気で倒れたことは知れ渡っていました。そして元気に復学が出来ていることを知って、一様に喜んでくれたことは感謝です。

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