見出し画像

チーズ蒸しパンになりたい

子どもの頃に、「将来何に成りたい?」と聞かれて、そう答えた子がいた。
「え?チーズ蒸しパン? なんで? 好きなの?」
あまりの衝撃と、一時期ハマって食べまくっていたヤマザキのチーズ蒸しパンの味や、食感を反芻しながら聞いたら、「あんまり食べた記憶ない。」と、これまた意外な返事が返ってきた。
じゃあ、なんでチーズ蒸しパン?
 
その子は頭がいい子だった。
優等生で、運動以外は何でもできそうな子だった。
後にそれは、『将来成りたいもの』を聞いてきた人を、煙に巻くためにそう言っていただけなのだと気づいた。
そういえば
「私は『大きくなったら何に成りたい?』って聞かない大人になりたい!」
と、別の子が言っていたな。
 
成りたいものがある・・もうそれ自体が、才能なんじゃないか?
その人が、『そう成りたい』と思ったから、そう成っているだけで、
自分自身が、そう成りたいと思わなければ、そうは成らない。
 
「こう成りたい!」というものが、無い人だっている。
そういう人は小さな「やってみよう」と思ったことを積み重ねた先に、『自分自身』というものに成るのだ。
 
だからやりたいと思ったことは、とりあえずやってみる。
失敗の積み重ねも、大きな財産になる。
立ちはだかっているように見えた壁は、近くに行ってよく見ると扉がついていて、簡単に通れたりする。
 
好きなことをやる為には、眠たいときに眠り、食べたいものを食べるということも必要だ。
ものすごい睡魔に襲われて、起きていることをあきらめて昼寝をした時に見た夢には、高確率で大事な情報が含まれていた。
 
だから楽をしたければ楽をして、やりたいことが無ければ何もやらない日々を過ごすのだ。
その方が自分に必要な情報が入ってくる。
一生懸命に頑張る時代は、終わった。
 
そうやって生きていくと、自分自身を好きに成れる。
自分が好きな自分に成る! 
最高の自分自身に成るのが、一番の社会貢献なのだ。


画像は、AIに「ヤマザキのチーズ蒸しパン」を描かせたらこうなったやつです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?