2023/12/4 フォンセバドンでカミノフレンズ
この日の宿はフォンセバドン、標高1400mくらいか。更に数日あとにいくセブレイロよりは距離かけて上がっていくのでまあまあだけど、それがなかなか。アストルガから25.3km。股関節の筋肉痛はだいぶ治ったので快調に歩けた。とはいえ標高もあいまって寒い。案の定チェックインする時に雪が降ってきた。しかも少し雹っぽい。重くても冬装備してきてよかったと安堵する。
宿さがしを始める頃に昼間少し話をしたベルギーの女の子がきた。彼女はスペイン語ができるので全部任せられる、ありがたや。ちなみに英語もフラ語もできる。頭の回転が早くて何でも好奇心があって、コロコロ話が変わる。質問攻めにされたと思ったら突然隣の人に話し始めて、そうかと席を立とうとしたらボクの方に戻ってきたりする。若い頃の自分にもそういうところがあったなあと思い起こしながら、最近そんなことはないのは何故だろうかと考えてみる…喋ることは思ったことから選べるようになったんだなあと、一つ成熟した自分を感じて悦に入る。
この日この街では一つのアルベルゲしか空いてなくて、そこに知らない同士が10人ほど集まってご飯を食べる。テレビとかで観たことのあるようなカミノらしい光景だ。国籍豊か、老若男女、だ。ボクもサンセバスチャンの夏木マリ的な女の人や韓国の若者やらに話されまくって夜が終わっていった。話が盛り上がればもちろん楽しいし、盛り上がらなくても明日も頑張ろう的な励まし合いでさっさと寝られるし。という意味では、どんな夜も絶対外れがない。素敵な企画と思う。
次の朝に外に出ると隣の山に雪が積もっていた、東京とはちょっと様子が違う。
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