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アサギマダラシリーズ #5。作者が観てもらいたい【枠】いっぱい。

やどかりみさおさんの写真編 #5 


_____前回からのつづき。

「じゃあ、なぜ、優秀なはずのアサギマダラの1羽は、その三角を持ち帰ってきたの?」

そうです。  なんだか、へん。

※もう1行目のセリフから、なんのこっちゃ!っていう、この記事から読み始めたあなた。 このままこの記事から読んでいっても、だんだんと意味はわかってきますよ。たぶんだけど・・。 いろんな人が撮った写真や映画を観るのが大好きって方なら、このまま読んでみてね。 謹んでお伝えしたいことがございます。

日頃、「好きな写真がいくつもある。」と感じているはずの、やどかりみさおさんの写真作品なのに、そしてこの作品「乙女心」も、同じく良い印象を持って見始めたのに、

なぜ、このときの私に限って、観ているうちに、1羽の算数好きのアサギマダラくんが持ち帰ったものに、段々と思考を奪われたのでしょうか?

そして皮肉にも、この1羽の仕事は、とたんに他のアサギマダラたちがそれ以上自由に飛び回るのを邪魔しだしました。

なぜ??

なんかまちがえた???


では、次の2枚の写真を見てください。


A】やどかりさんの写真作品「乙女心」。ほんもの。👇

画像1

B】私が本物だと思い込んで、観ていた写真。👇

乙女心‗下部分見切れ


「え?どっちもおんなじじゃん」。って、いま心の中でつぶやいた、そこのあなた!

そんなこと言ってると、アサギマダラくんたちが400羽くらいで取り囲んじゃいますよ。

たしかに、もう現在の私は、すでにこの写真に隠されたステキな秘密に気づいちゃった後なので、最初に見間違えた2枚の圧倒的な差を、その時ほどは感じません。

それでも、今見ても、この2枚はやっぱり別々の写真です。

「え?でもこの写真の主人公は中央の娘さんでしょ?主人公はちゃんと写ってんだからおんなじみたいなもんじゃん。」って、いまスネ夫くんみたいに口とんがらせてツッコんだそこのあなた!

そんなこと言ってると、アサギマダラちゃんたち(メスもいるよ)に鱗粉でゾンビメイクされちゃいますよ。ホントされちゃうんだから。

いえいえ。あくまでも、

やどかりさんの本物の写真は上記の A】の方なんです。

ところが、私は、B】のように見ていた。しばらくの間。

じゃあ、その原因はというと、

2つ思い当たります。

🔹 私が写真の中のモヤモヤの答えを探す時にする無意識の「動き」。

それと、

🔹 私自身がコロナ自粛のついでにスマホ・テレビを自主的に自粛してしまうような面もある人間であること。

です。

見間違えたその瞬間まで、時間を遡ってみます。

まず、この作品を観て、写真と文から伝わるほのぼのとしたものを受け取りますが、それと同時にそれとは別のグッとくる何かを感じ取って、なんだろう?とモヤモヤします。

その引っかかる答えを探すため、つまり、アサギマダラを飛ばす際によくやる動きのひとつ、引いて離れた所から見てみる、をします。

まあ、ここまではいいとして、というかこの、

引いて離れた所から見てみる

は、アサギマダラくんたちが、場合にもよりますが大体は自由に飛んでくれやすいやり方ですので、ぜひ参考にしてくださいね。すでに皆さんもやってたりしますよね。

で、ところが、ここから私は、従来やっていたハード機器や画面の扱い方の生活スタイルがこの時ばかりは悪いカタチで出てしまいました。

それは、好きなコンテンツを観ていても、その事とは別に、それを表示しているハード、TV・PC・スマホなどの画面の表示のされ方は、あまり気にかけない。とりあえず画面に出してほしいもの出てれば、そもそもそれ以上触らない、っていうアナログな生態です。

で、この場合、私のそんな生態が、この作品鑑賞において、何を引き起こしたのかというと、

「乙女心」を観たのはもう何か月も前、パソコン画面だったと思うんですけど、皆さんはもうわかりましたね。 そうなんです。画像を画面の下の方に表示して、

下が1センチくらい切れた状態で、観てたのです。

しかも、気づかずに何分間も。

まったくもう。イカンですね。写真家さんに申し訳ないです。


え? さっきのゾンビメイクのあなた。また、ツッコみたいんですか?

うん、うん。ふん、ふん。なるほどですね。ヘンな日本語。

ゾンビメイクのスネ夫くん、こう言ってます。

「画面切れてんのに気づかないってumepinkあんたもうそれレアだし、あんたくらいの問題だし、仮に、人の撮った写真見るとして、全体がちゃんと表示されてっかどぉかなんて、んな気にしてねぇし、あんま問題なくなくない?」

ひゃああ、ゾンビスネ夫、ガラ悪ぃい。

でも、もしかして、似たよなこと、あなたもちょっと思いました?


端の方が切れて見せられてるだけで、そんなに印象や感想が変わるのかしらって。

それがね。

変わるんですよ。

切れた画面のまま、最近も気づかなかったよな私がエラそうに言えないですけどね。

言い換えると、

変わらないこともあるけれど、大きく変わることが、けっこうある。

けっこうあります。

まだ、ここでもツッコみたい、撮りためた写真をいっぱいお持ちのそこのあなた! その疑問、わかります。

「そもそも写真撮る時って、1枚じゃなく何枚も撮るから、下の部分が切れたB】みたいな写真もあるんじゃないの?」

ですよね。 実は、ずーっと前は、私もそう思っていたんですよ。

でもね、これはもう、保育園のばら組🌹の頃から、人生アサギマダラ飛ばしまくってきたumepinkの経験を、にわかに?信じていただくしかないんですけど、

写真を撮った人が、何枚か撮った中から、

「これにしよう。」って決めて差し出された1枚

は、それに

何かピンって感じるものがあった場合、

その撮った人が

「じゃ、こっからここまで見せますね。」

って差し出した、


作者が観てもらいたい「枠」いっぱい、


で観た時が、


もっともたくさんのアサギマダラたちが飛びます!

楽しめます!


では、なにゆえ、

作者が観てもらいたい「枠」いっぱい、

が、観る側の私たちにとっても、

そんなに大切で、しかも、楽しいのか?


それは、また次回、

アサギマダラくんたちに教えてもらいましょう!

では、またね。  おやすみなさい。

写 真 っ て た の し い 。


🌾 「ちょと待って。ここまでのお話は?」って方。前回、#4 のお話はこちらです👇。#1~#3も、この中のリンクにございます。👇



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