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愛はいつだって忙しい、その2


とうとう南の島へ、やっぱ風が違うね~と君は海に
向かって叫んでいた。
空と海、それと風が、すべて南の島だ、僕と君はホテルのコテージの
イスに座って風を感じていた。
島全体がホテルになっていて、働いている人々も島で暮らしている
仕事のない時は、みんなでバレーボールをしていて
一日を楽しんで働いている。みんな元気で明るい。


君は屈託なく、笑顔でホテルの働いている人たちと
接して、仲良くなっている、そんな君が僕は好きだ。
食事の場所でもイタリア人のカップルと
仲良しになり、海ではしゃいでいる、言葉ってなんなんだろう。
楽しくしていれば、相手に伝わっているのがわかる。

ずーっと旅をしていたいけど始まりがあれば、終わりがある。
明日は日本に帰る時が来てしまった。
おみやげを買いに街にいった。人はまばらで気分がいい。
会う人、会う人が言葉をかけてくれる、君はその度に
ハロー
サンキューと笑顔で答えた。




                                   

 


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