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頑張っても報われない君が輝くとき

ここはアダルトチルドレンへのメッセンジャー・梅岡サチの部屋。
来てくれて、どうもありがとね。


今これを読んでる君が、「どんなに頑張っても報われない毎日」に嘆いているのならば、
僕はこう言いたい。

「そりゃそうだよ。頑張らなくてもいい所まで、君は頑張り過ぎてるんだ」ってね。

それに、「人に認められたいから」っていう理由だけで頑張ってると、いつか心の燃料が切れちゃうよって話。

まあ、良かったら読んでってくれよ。

僕は今、田舎のフリーペーパー編集会社で働いてるんだ。
もう1年半が過ぎようとしてるかな?


地元密着型の…、まあ新聞の地域版って感じの生活情報誌で、

地元のニュースや新しいお店、パンや麺の特集やクーポン、イベント情報など、


手前みそながら充実した内容だと思うよ。


主な仕事は、記事作成や、地元で開催されるイベントの告知ページの編集。


文章を書くのは楽しいし、

自分の作ったページを多くの読者が目にすることを考えると、すごくやりがいを感じるよね。


そんな僕だけど入社当初は、ストレスにやられて食事が喉を通らないほどだったこともあったよ。


社内で飛び交う怒鳴り声や、スタッフ同士の摩擦。


さらに厄介だったのは、意地の悪いお局ババアが居てさ…。


新人いじめという名の、それはそれは素晴らしい洗礼を受けることにもなったよ。

(「やること何かありますか?」って聞いただけでブチ切れられたりね苦笑)

前の職場の人間関係が素晴らしく良かったぶん、
いきなり真逆の世界に叩き落されたようにも感じたね。


だけど、なんだかんだで辞めずに続いてるのは、

なんとか「許容範囲内のストレス」だから。

人間ってさ、

軽いストレスをちょこちょこ乗り越えることで、

より成長できるもんなんだって、僕は信じてるからね。

おっと、前置きが長くなっちゃったね。


そんなこんなで、僕なりには頑張ってるものの、
「制作」部門って、あんまり社内で評価されないんだよ。


花形は、もちろん「営業」部門。


まあ、彼らが仕事を取ってくればくるほど、会社の利益にはなるから

当然と言えば当然なんだけどね。

表彰されるのも営業さんだし、売り上げを伸ばして賞をもらえるのも営業さん。


夜遅くまで会社に残って広告や原稿を作ったって、
「制作」は文句を言われることの方が多いんだよ。


アダルトチルドレンだった僕は、たまに胸がぎゅっとくるしくなることも正直あったんだ。


のけ者にされることや、居ないように扱われること。

それに、褒めてもらえない代わりに
文句や否定的なことばかり言われること。


それらに人一倍敏感だし、心の中では子どもの自分が

「寂しいよ」「つらいよ」と訴えてくるからね。


だけど、「制作」部門の仲間が今は居る。

お互いに、「私はあなたの頑張りを見てる」「少なくとも、私は高く評価してますよ」と、お互いに励まし合いながらね。

そしてようやく最近、僕はトンネルを抜けたんだ。

僕が取材してお話を聞き、記事にさせていただいたイベントの主催者の方から、


お礼の連絡がちょくちょく届くようになったの。


「記事を読んできてくれたお客様が多くて、イベントが大盛況でした」

「記事を読んで、ワークショップのお問い合わせがすごかったんです!」

「いつもイイ感じに書いてくださってありがとうございます!おかげでたくさんの人がイベントに参加してくれました!」

みたいにね。


律儀な人はお礼の菓子折りなんかを持って、オフィスまで来てくれたりもするんだよ。


読者の方からも

「イベント情報が面白い!」

「子どもと一緒に〇〇のイベントに行こうと思います」

みたいなハガキが届くようになり、


編集長からも

「最近、イベント情報の反応凄く良いですよ!」なんて言われるようになった。


こんな僕でも、誰かの役に立てるし

感謝されるし、出来ることがあるんだってことを知ったよ。


僕が「自分を認めて欲しいから」という理由で
頑張るのをやめたからね。


この仕事をする中での本当の喜び。

それは、誰かの笑顔や幸せを応援できることだって知ったからなんだ。


もちろん、誰かを応援できる余裕なんて無いこともある。


そんな時はひたすら、

自分がすべきことに没頭するようにしてるよ。


夢中で文章を書き、人の良いところを見つけて
実際に言葉で伝えること。

自分が取材したイベント会場に出向き、
成功している様子を見届けること。


そうすることで、少しずつ心に余裕ができてくるような気がするんだよね。


こんな寂れた片田舎でも、イベントで盛り上げて頑張っている人達がいる。

町を掲げた大きなイベントはみんな見るけど、僕はなるべく

自分達の力で頑張っている人や

地元の人たちが力を合わせて主催するようなものを

告知の記事にするようにしてるんだ。


例えば、「全国大会に出場」だとか、「地元初の〇〇賞」だとか

記事になるのは必然的にすごい人だよね。


それはもちろん、素晴らしいと思うよ。


でも、僕は町はずれにひっそりと佇む廃業店舗や
時代が過ぎても姿を変えない老舗とか

そういうものが妙に好きなんだよね。
同じ感覚の人、けっこう多いんだよ(笑)?

ここまで読んでくれた君に伝えたい事


道端の隅に、ひっそりと咲いた花を想像して欲しい。

誰もが、その存在にすら気付かず通り過ぎていくけど、


人知れず咲く花に心を打たれて、カメラに収める人も居る。


そして、例えば僕が
そのカメラマンさんに依頼されて

地元で開催される写真展の告知をするだろ?


そうすることで、美しく写真の中で生きるあの花が


多くの人の目に留まるわけだ。


こんなふうにね…

報われないと思いながらもひたむきに頑張っている人や

日の目を見なくとも、信念をもって活動を続けている人に


僕が、スポットライトを当ててあげたいんだ。

さまざまな方法でね。


君の頑張りは決して無駄でないから、投げやりになったりしないで。

「認めてくれない」ということを嘆かないで。

そして、
「私はここにいるよ!」で、心の中で叫んでみて。

君を見てくれる人や感謝してくれる人のために、その素晴らしい能力を使ってあげて欲しい。


トンネルの先には、必ず光がある。

君自身が放つ輝きは、スポットライトを当てられて輝くものより、

ずっとずっと美しいんだってことを、決して忘れないでね。

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