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「何も起きないことが奇跡」だと?【コロナ体験記】

小林正観さんの本に「何も起きないことが奇跡」って書いてありますね。

これ、どれだけの人が「うんうん、たしかに」って思うことが出来るでしょうか。

ありがとう習慣を始めて数ヶ月の僕ですが、なかなかすんなり「そうだ、たしかにそうだ」と思うことはできていなかった気がします。

「うーん、なにも起きないことが奇跡……まぁね、まぁそうかもしれないけどね、どうなんだろうね」

こんなふうに思ってしまう方がきっと一般的でしょう。

そしたら先日、うちの子がコロナ陽性になって入院に。

さらに僕と奥さんも続けざまに陽性となって寝込む自体に。

結論、今こうして無事回復したわけですけど、

「いやー辛かった!!!」

まぁ過ぎてしまえば「どうってことなかった」と言いたくなってしまう気持ちもあるんですけど、いやいや治る見込みの見えていなかった渦中は、

「わー、マジか。。。。つら。。。。だいじょうぶなんか、これ。。。。このまま。。。。どうにか。。。。なったり。。。。しないの。。。。だろうか。。。。。」

と思ったものです。

そして本当に

何も起きないことが奇跡なんだな

って痛感しました。

皆さん、いいですか。

いま何も起きていないこと、
それが奇跡ですよ。

これ間違いないです。
寝床で苦しみに翻弄されながら気づかされました。

さいわい僕は持病はなく、めったに病気もしないタイプなので割と当たり前のように日ごろから健康体です。

そのことにある程度、感謝の気持ちは持ってきたつもりでしたが、

「何も起きないことが奇跡」

とまで言われると「うーん」と一瞬立ち止まってしまう自分がいたような気がします。

でも、そうじゃなかった。

思えば、これまでも風邪で寝込んだことはあって、その都度きっと「健康は大事だな」「健康があってこそだな」なんて同じようなことは思っていた気がします。

でも時間が立つと忘れてしまう。

まして「何も起きないことが奇跡」とまで言われると、すんなり同意できないような感が在った気がします。

でもそうじゃないなと。

特に今回、家族そろってコロナになって、まぁ結果的には一週間足らずで全員回復したわけですけど、最悪シナリオとしては全滅というコースもあったのかもしれないと考えると、

「何も起きないことが奇跡」

これは本当にそうだな、と。

ただ当たり前に思っている様々なことが今あること、それ自体がすでに奇跡です。

いま家族と暮らしていること、そういうなかで不平を漏らすこと、ささいなことでいがみあったりすること、それらが出来る事自体がすでにもう大変恵まれていて、稀有で奇跡的なことなのです。

(だったらしょうもないことでいがみあったりせず、ただ日々に感謝して楽しく生きていけばいーんじゃね?と思いますね)

そして市販の医薬品、水、経口補水液、ネットスーパー、布団、家、医療機関、情報、衣服、電気、平和、療養のために必要なありとあらゆることがそろっていることにも神がかりを感じましたね。
(同時に日本でなければ、こうも恵まれていなかったのかとも思いましたが。。。)

この世には四方八方、感謝のしどころしかありません。

「コロナなんて本当にあるのかね?」
くらいに思っていたのですが、まぁ存在しましたねw

そして「コロナは風邪」はコロナを甘く見過ぎかな。
(とはいえ治ってしまえば喉元すぎれば何とやらで「コロナなんて風邪だよ」って言いたくなる気持ちも分からなくはないですが)

アセトアミノフェンは1箱くらい常備しておいたほうがよいでしょう。
この有り無しで結構、天国と地獄の分かれ目になります。

ぼくは初日が関節痛がめちゃめちゃ辛くて、もうほんとこのままどうにかなってしまわないだろうかと心細かった。

それから熱も関節痛もほぼ引いて完治したかなーと思った途端、人生史上最強最悪の頭痛に見舞われまして、この晩もあまりの痛みの鋭さに、ほぼ一睡もできませんでした。

あんな切り裂くような頭痛が世の中に実在するんですね。
ほんと二度と同じ思いをしたくないです。

例えるなら悪魔が二刀流で脳の周りを旋回しながら、20秒おきくらいにいろいろな箇所に突きをくらわしたり、切りつけてきたりする感じ。

ザク!ザク!ザシュ!って音が漏れ聞こえてきそうなほどのウェットで切れ味の鋭い痛みでしたね。

明け方になってからアセトアミノフェンを飲んだら痛みが引きました(もっと早く飲めばよかったんだけど、なぜか気が回らなかった。。。)。

ともあれ、1週間の闘病でほぼ完全復活しました。
世の中のすべてに感謝です。ありがとうございます!

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