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ちょっとかわいそうな夏至と冬至

6月21日は二十四節気の一つ「夏至」です。

昨年は、夏至が日食と重なったこともあり、メディアなどでも大きな話題になっていましたが、今年はほとんど報じられることもなく、夏至と知らずにその日を終えた人も多いのではないでしょうか。

夏至は一年の中で最も日が長い時期で、場所によって多少違いますが、日の出から日の入りまでの時間が14時間超、つまり一日の半分以上が明るい時間帯ということになります。

一年で一番日が短い時期である「冬至」の頃は、日の出から日の入りまでが約9時間なので、夏至は冬至と比べて約5時間も明るい時間が長いことになります。

私の平日の睡眠時間がだいたい5時間くらいなので、ひと眠りするのと同じくらい明るい時間が長いと考えると、結構な時間です。

ちなみに、夏至の頃は北に行くほど昼間の時間が長く、以前住んでいた北海道の稚内市では、朝の3時30分ころから夜の19時30分ころまで、約16時間も日が出ており、それを生かした「白夜祭り」のようなイベントもやっていたと記憶しています。

そして、夏至と冬至の間にあたる、春の「春分」と秋の「秋分」には、昼と夜の時間がほぼ一緒になります。

この、春分と秋分はそれぞれ「春分の日」「秋分の日」として祝日になっています。

一方で、夏至と冬至はそんなことはなく、ただの平日です。

その理由について少し調べてみたところ、春分の日と秋分の日は春のお彼岸、秋のお彼岸の中日でもあり、元々は春季皇霊祭、秋季皇霊祭という皇室の儀式が行われていた日が起源になっているようです。

そのため、現在でも法律で「国民の祝日」として制定されています。

一方、夏至と冬至にはそのような皇室の儀式がなかったため、平日のままということのようです。

夏至と冬至も一年で一日しかない特別な日なのに、単なる平日なんてちょっと不憫な気もします。

どうせなら、夏至の日は「一年で一番長い昼を楽しむ日」として、また、冬至の日は「一年で一番長い夜を楽しむ日」として、祝日にしてくれればいいのに・・・

そうすれば、キャンドルナイトやゆず湯のような夏至や冬至にちなんだイベントもたくさん増えて、夏至と冬至もいま以上に盛り上がりを見せてくれるのではないかと思ったりもします。

ただ、実際に祝日に制定するとなると、様々難しい面もあると思いますので、現実的には、会社や組織単位で夏至や冬至を休みにするとか、もしくは有休の権利を行使して、個人的に休みをとるとか、そのあたりが限界かもしれません。

なんだかんだいろいろと書き連ねましたが、結局は私がただ単に休みたいだけなのかもしれません・・・😅

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。

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