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10冊目:この世界の片隅に/こうの史代

こんばんは。Umenogummiです。

今日は

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この世界の片隅に/こうの史代 作


を紹介します。

アニメ映画にもなったので、ご存知のかたも多いと思います。

はじめはちょっと不思議な、お話かなーと思って読み進めていくと、どこか抽象的でありながら、第二次世界大戦の凄惨さが描かれます。

様々な人々と出会い、別れ。
あの時代、さっきまで笑っていた人が死に、死に目にも会えないということは珍しくもなんともない。
「明日死ぬかも」なんて目じゃないほど。



改めて戦争は残酷で、再びあの悲劇を繰り返してはならないと強く思います。

シリア難民の方にお会いしたとき、おっしゃっていた言葉をときどき思い出します。
「さっきまでよく見知っていた建物が、爆撃で一瞬にしてなくなってしまった」

シリアをはじめ、今も世界では戦争が起こっています。日本は戦後75年を迎え、多くの人々が戦争を知らずに生活しています。
平和は良いことです。でも、きっと忘れてはいけないことがあるのでっはないかと。かつて戦争があったこと、そのうえに、今の生活が成り立っていること。いつかまた、戦争が起こるかもしれないこと等々…。

それでも、平和なこの国に、この世に生まれたことに感謝しかありません。
この漫画を読むたびに、戦争について考えさせられます。

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