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入社1年で退職した私のまなび

昨年の4月に入社したので
1年あまりでしたが、3月末で退社いたしました。

ちょっと生生しいかもしれないけれど、自分への教訓と、働いている人すべてに起こりうることだなと思ったので書いてみようと思います。

憧れの業界!とうとう始まった!ワクワク!
ノート用①`私は広告の制作会社(立ち位置的には)の主に店頭POPのようなアナログの広告物を作る会社に所属して営業をしていました。

学生の頃から広告がやりたくて就活も広告1本でやって、結局1番最初に内定をもらったとこに入社。もともと店頭販促には興味あったし、かなり下請け感はあったけどとりあえず頑張ろう!という気持ちで。

去年の10月に直属の先輩からお客さんを引き継いで、結構周りの上司も期待してくれているようだったので、よっしゃやったるでー!って感じでメラメラしてた。とにかく頑張った。

私の上司はバリバリの女性営業で、教育方針は「まずやってみな」タイプ。アドバイスは割と丁寧にしてくれるものの、あとは自分でひとまずやってみよう!てな感じで教育されてきた。
だから、入社半年でこんな感じなんだ…と若干のギャップもあったけれど、どんどん任せてもらえるのが楽しかったし、若手に積極的に仕事をやらしてくれる会社を志望していたから、これは良かった。

でも実力が伴っていないからやることは山積みになってしまうし、量にとらわれて何となく社内への指示も雑になっちゃったりして、社内業務の人に何度も怒られたり。でもそれは自分のここが力不足なんだ、と前向きに受け取っているつもりではいた。

我慢タンクが溢れてしまった

10月に引き継いでから2か月くらいたったころ、会社に行く前に涙が出てしまったりとか、たまに1日ズル休みをすることがあって、でも1日休めば次の日にはへっちゃらだったから、うまく有給を使ってバランスを取って会社に行っていた。

でもそういうメンタルの不調が出てきてしまうと、また仕事のミスも増えて、イライラすることも増えた。

これまで当たり前にできていたことを倍の時間かけてやって、もちろんやることは溜まる一方で、年明けた頃には会社のトイレに何度も泣きに行ったり、吐き気が止まらなかったり、退社したとたん帰り道の電車で突然泣いてしまったり、食欲もなくて昼ごはんを抜いたり…
結構来ちゃってるなあ。。とは思ってた。

ノート用③´

それでも自分の提案したものが採用されて、
「1年目なのによくやってくれてるよね!頼りにしてます!」なんて言ってくれるお客さんや、中には仕事ぶりを評価してくれる先輩もいたりして、なんとかモチベーションを保っていた。

でもその頃から唯一楽しみの休日も、金曜夜は帰り道ひとりで鼻歌歌うくらいルンルンなんだけど、土曜朝起きた瞬間から急に気が重くて、こんなんじゃだめだ!と思って友達と会ったり、1人で買い物に出たりしてもずっと心が重い感じがした。

3月に入って繁忙期の頃、家を出る時から涙が止まらなくて、でも出社時間だからと思ってとりあえず家を出たけど電車内で号泣しちゃって、呼吸も苦しくなって会社に行き着く手前で降りてしまった。
先週まで平気でやっていたことが急にできなくなった。おかしい、どうしても会社に行けない。

そこから軽症(外からは見えにくいけど内面は病んでいる的な意味合い)の「疲弊性うつ」とお医者さんから言われて、しばらく会社を休んだ。

上司も電話で話を聞いてくれて、私が会社に行けないからと総務の人も最寄りまで来てくれて、1時間くらいゆっくり話を聞いてくれた。フロアも変えて(うちの会社は自社ビルなのでかなり閉鎖的な空間、フロアごと雰囲気がある)仕事内容も改善するから4月から復帰して頑張ろうという話だった。少し前からこの会社には一生はいたくない、という強い気持ちがあったから、この大不況の予感のなか無職はやばくないか…?とも思ったけど、決断した。

休職期間にぼんやり考えたこと

私がこのようになってしまったのは外的要因よりも、自分自身に大いに原因があると思う。

こんな状態だから自分を責めているとかではなくて、これまでの自分を振り返ってみて、だから私はこうなのか?と思ったはなし。

小学生の頃から悩んでることをなかなか他の人に言えずに、イヤなことが我慢できなくなって学校に行けなくなり、数日間学校を休むことがあった。中学生の頃も確かそんなことがあって、その頃は保健室の住人になりつつあったから、保健室の先生には少しずつお話をしたりしてなんとか普通の生活に戻った。(中学の卒業式には保健室の先生に1番大きな花束を捧げたくらい感謝していた)高校も大学も心の不調で黙って授業をサボることは何度かあった。

原因が分かっていることもあったし、何となくモヤっとが晴れない…みたいなこともあった。親は私が話そうとしなかったのもあるけれど、これまで休んでいる理由を聞いてきたことはほとんど無かった気がする。

ノート用②`

甘ったれ学生時代はいくら自己都合で休んでも、そんなに周りに迷惑をかけることもない。でも社会人は違う。

お仕事で周りに”常々”自分の不満や改善要望ばかり言ったりするのは難しいし、それは正しいことでは無いと思うけれど、ほとんどのお仕事は個人では回っていなくて、自分以外の誰かが関わって進んでいる。それゆえ当然自分の状態も仕事に影響して、その影響が一緒に働いている人に伝わっていく。だからこそ自分のことをしっかり見つめて”時には”そとに吐き出すことをしなければならないと思う。これはいち大人として。

周りに察してほしいなんて思っていたら無理で、基本的にみんな自分のことで手一杯なんだから、置かれている状況がまずいと思ったら、とりあえず自分で何とかしてみようと試みなければいけない。

私は、苦しいことを上司に言ったとこでどうなるってんだよ、みたいなひねくれた性格と、変なプライドが邪魔して、荒れ始めていた心の状態や不満も口に出せずに、結局ほぼバックれみたいな形で退職をしてしまって、それは本当に本当に、悔いがある。

初めて自分でゲットした!といえる案件も、担当の少し厄介なお客さんとやっと信頼関係を築けて、自分でなんとか取り回わせるようになった案件も全部ほっぽり出して、散々お世話になった上司や、全く関係のなかった先輩に押し付けて出てきちゃったんだから。

聞き古したフレーズだけど、ひとりで仕事をしているわけではないって身に染みて、今更、感じた。

多分、世の社会人はわたし程度の疲労感やストレスを抱えながらも働いている人なんていっぱいいる。寧ろわたしなんか、最高に尊敬できる上司と、話が超合う仲良しの先輩に育てられて客観的に見たらラッキーな環境だったはず。

誰だってそういう不平不満を抱えながら、うまく気をそらしたり発散させたりしてやりくりしてるんだと思う。
わたしの姉は明らかにブラックな企業にかれこれ9年勤めているが、夜な夜なアザラシのきゅんきゅん鳴いてる動画を泣きながら見てストレス発散させているらしい。(初めてその姿を見たときはかなりぞっとした)
大学の同期の話も、聞いてて「こいつめっちゃ辛い仕事じゃん」って思っても、その子も自分なりの解消方法でなんとかやっている。

ノート用⑤

中にはマジでストレスフリーの人もいるかもしれないが、そんな奴がいたら脳みそ解剖して考え方を科学的に解明して、教えてほしい。むしろ脳みそに植え込んでほしい。

キャパシティってほんと人それぞれだけど、今回わたしが気づいたことは、そういう、いろんな大変なことを受け止める心の器が小さい人は、もっと周りを頼らなきゃいけない。これは、社会に出たら自分のためにも「周りのためにも」そうするべきだって思った。

最後に出社した日

会社をこのように辞めたことは悔しいし、恥ずかしかった。

最終日、3週間ぶりに出社し挨拶に行った日は朝から居ても立ってもいられず、予定時刻のかなり前に家を出て、2時間ほど途中駅のベンチで座ったり立ったりしてみるくらい緊張していた。(文字通りの居ても立っても…)

ノート用 出社前`

例の尊敬してやまない上司と大好きな先輩の前で泣き散らしてしまったけれど(ああ本当めんどくさい女…(反省)周りの人はみんなすごく心配してくれていて、逆にわたしの闇に気づかなかったことに関してみんな謝ってくれた。わたし自身は本当に感謝しかしていないので、そんなことはどうでもいいのだけど。

部長も特に心配して日ごろから声をかけてくれていたので、最後にじっくり話したが、「この1年を決して無駄ではなかったと思ってくれて、今後に少しでも活かしてくれたらそれで十分!田代のその笑顔と元気と明るい返事はどこに行っても武器だぞー!」と言って背中を押してくれた。

ノート用④`

総務は私が会社に行かなくてもいいように書類も荷物もすべて送ると言ってくれたけど、最後はちゃんと会社に行って、本当によかったと思った。

今後は・・・

感染症の影響で転職求人も日に日にクローズしているようで、焦んなきゃと思い情報収集はしているけれど、実はまだ体調も全快ではないところもあって、休み休みという感じ。基本的に、考えたら直感で動いてしまうタイプで、自分のこれまでの人生の分岐点の選択は、あまり人に相談できていなかった気がする。(相談がとことん苦手)でも今回に関しては焦りすぎず、外からの意見や、集めた情報をもとにちゃんと判断しようと思った。

またとりとめのない文章を書いてしまったので、何を言いたかったのかをまとめると、自分でストレスの消化ができない人は社会に出てからこそ周りを頼るべきだ、ということと、「みんな頑張ってるから自分も頑張る」んじゃなくて自分をちゃんと見つめてあげて相応の対処すること。これだけ伝えたかったのです。急に簡潔にしたけど。

私はすぐ人と比べて、まだ頑張んなきゃ…と思っていたからそれが本当に辛かった。私はこれ以上頑張れないんだって思ったら急に心が軽くなった。私はめっちゃ頑張っていたし、みんなもめっっちゃ頑張っているよ!大丈夫!自分のことは、自分にしかわからないから、私が私を一番大切にしてあげようと思った。

こんなに長いのにここまで読んでくれた人はいるのだろうか。
いたとしたら、ありがとう。

ノート用⑥`

では、また。

※イラストは数分で乱雑に描きました
スキャンとかの能力は無く、画像なので見にくいです。お目汚しお許しくださいませませ。


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