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旅をしながら働く | ブラジル完結編

(2020年1月17日の記事を転記しています。)

完全無血のスーパースケール都市計画・ブラジリアを後にして、今度は真逆の人間中心に計画された持続可能な都市計画・クリチバへ移動。

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ブラジリアでオスカーニーマイヤー建築を見過ぎてもはやニーマイヤーじゃない建築もニーマイヤーに見えてくる病気にかかっていたところに、クリチバで本旅のラストニーマイヤーとなるオスカー・ニーマイヤー美術館を食傷気味の身体に流し込む。(ニーマイヤーニーマイヤ言い過ぎて意味分からなくなってきた笑)

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ブラジル各地でニーマイヤー設計の美術館を見てきたがどこの美術館も展示が残念。ニテロイのお玉や鍋を楽器に見立てたガラクタなんか言葉もなかったし、ブラジリア美術館はもはや展示内容ひとつも覚えていない。しかしこのクリチバの美術館の収蔵品は量も多い上にすべてのアートが質が高い。

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ニーマイヤーの図面が山ほど見られると思っていたけどそうではなかったし(どうやら図面はほとんど残っていないらしい。どうやって作ってたんだ?)、模型と写真が地下1階の一部スペースに展示されていのみだったのだけど、他の展示が良すぎてかなり長い時間入り浸ってしまった。

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都市デザインの授業によく登場していたBRTも乗りこなし、徒歩で中心街の端から歩いてみたら地図で見ていたより早く端っこまでついてしまったり、路上でビールサーバータワーを2人で飲み干したりして、ブラジリアでぶっ壊れていたスケール感を平常通りに戻した。

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BRTとバスの違いが分からず路線図がいまいち理解できなかったのだけど、なんとなくこっち方向じゃね?っていうのに乗ってたら、なんとなく行きたいところに行けて、雨降ってきたからもう街見るのやめてスーパーで買い出ししてグダグダしようと決めて、airbnbで肉を焼いてワインで夕方早めから晩餐したりして、スケール感とともに旅らしい時間感覚も取り戻してニーマイヤー締め。

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最終目的地のイグアスへ。

イグアス初日は空港から直接ブラジル側の滝、翌日はバスで国境を越えて無駄にスタンプ増やしながら片道5時間かけてアルゼンチン側の滝へ。(復路は2時間で帰れた。なぜ…)

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1年前のビクトリア→半年前にナイアガラ→今回のイグアスで世界三代瀑布を1年でコンプリートした。噂どおりイグアスが一番すごかったし、すごすぎて、もう滝いらない。

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アイスランドで毎日フォス(滝)見すぎてフォスを使ったギャグを言いまくってた時ぐらい滝いらない。ちなみにブラジルで泊まってた街も「フォス・ド・イグアス」。アイスランド語も一部ポルトガル由来なのか?ヨーロッパ最北のあんなに寒い島国と、南米大陸のこんなに暑い大国が、同じ言葉使ってるなんて不思議。

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滝から帰ってきて水シャワー浴びて、近所のスーパーへ行って食材を買って料理して、ゲストハウスの半屋外のプールサイドで音楽流しながらダラダラする最高のブラジル旅だった。1週間も一緒にいて散々(主にお財布として)助けてくれた先輩が帰路に着いた時は、さみしくて、さみ死するかと思った。

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別れ際に日本円と換金してもらった200ドル現金と、「捨てるならください」とお願いしてもらった『ちくわTシャツ』をお守りに一人旅再開しました。ここまでは代休・有給消化だったため、私のリフレッシュ休暇はまだまだここから。

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