Doing Business世界ビジネス環境ランキング、日本は大幅に順位を上げ29位に


世銀は毎年、Doing businessという、「ビジネスのしやすさ」を国別にランキングしたものを発表しています。

「ビジネスのしやすさ」という日本語だと、なんのこと?という感じなのですが、評価項目は「ビジネスに関する制度が整っているか」「ビジネスにかかる手続きや時間、コストがかからずに済むか」に関するものです。ビジネスに関して無駄のない効率的で公平な仕組みが整っている国であるかどうかを評価している指標だと言えます。

効率的な仕組みとは、日本が弱い分野ですね。実際日本の順位は高くはなく、昨年は39位でした。これは、アフリカのモーリシャス、ルワンダよりも低い順位です。

アフリカ各国の昨年の順位は以下からどうぞ。

そのDoing businessの今年の結果が、本日発表されました。日本は29位と大幅にアップしています。

このランキングは年々重視されるものとなっており、世界各国が順位をあげるために政府内に特別チームを組成し、「傾向と対策」を練って挑戦するような、いうならば政治界のワールドカップとなっています。日本も、順位が低すぎることを問題視して対策していたようですので、結果がでて良かったですね。

ちなみに1位はニュージーランド。2位シンガポール、香港、デンマーク、韓国、アメリカ、ジョージア、英国、ノルウェー、スウェーデンまでがトップ10です。いわゆる大国のみならず、小国であることを生かして効率的な国づくりをしている国も、上位に入っています。

アフリカの国々は、昨年は日本より高かったルワンダが38位と大きく順位を落としたものの、モロッコ53位、ケニア56位と順当に順位を上げ、モーリシャスは8ランクアップで13位へ。13位ってすごい順位です。アフリカの国々も、このランキングにはマジな国が多く、熱心に対策していますよ。

アフリカの結果は、来週まとめて当社サイトにアップします。

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