『女かじき特急便』 木村えいじ
当方、先ほどふだんあまり見ないツイッターを開いてみましたところ。
目に入ってしまいました。
いつもお世話になっている、マンガ図書館Zの公式ツイート。今のところ3つしかついてない♡の一つは当方の仕業です。
どうでもいいですがこの公式ツイートは話題の人気作だけでなく、こうした渋い良作もしっかり告知してくれるところが素晴らしいといつも感心しております。
…渋いですよ、木村えいじ先生は!(^^)
この『女かじき特急便』(「めかじきエクスプレス」と発音してください)は、女性トラックドライバー、しかもスピードと鮮度が命の「鮮魚専門トラックドライバー」のお話です。
スリルはライバルドライバーにとどまらず、警察の検問、悪路悪天候、トラックの不具合、お魚の傷み具合など多岐にわたります。
また現代よりさらに女性ドライバーの珍しい時代、主人公オッコちゃんは失踪した姉の息子(甥っ子)を抱えて並み居るむさい男たちと戦うことになります。もう面白そうでしょうwシチュエーション。
実はこれ渋漫とはいっても、テレビドラマ化された当時の人気作です。世が世なら無料で読むなど恐れ多いこと<(_ _)>、かしこみかしこみ。
余談ですが当方、群馬の生まれです。17で上京して最初に驚いたのは、魚がウマい、ということでした(笑)それも東京も北のはずれの北千住で、です。さすがに海が近いとぜんぜん違うなあ!と感心しました。群馬には海がありませんので。さらに余談ですがこの影響で当方、旅行に行くと魚が食べたくてしかたないのですw。
魚といえば、釣りのマンガは数多い。大ヒット『釣りキチ三平』はもちろん読んでいます。料理のマンガも数えきれない。魚、日本料理専門のマンガだけでも図書館が建つでしょう。
それに比べると、「鮮魚運送業のマンガ」はあまりにも少ないのではないでしょうかw。どんなにウマい魚釣っても運ぶ人がいなければ銀座だって浅草だって煮干し食うよりほかにあるまい。
木村えいじ先生作品にはお魚への愛があるw…そうそう、釣り船のお話も描かれています。
木村先生、どうやら人に魚の名前を付けるのがお好きなようですねw
若いとき木村えいじ作品の面白さにショックを受けた当方は、それいらい古本屋をあたってもなかなか見つけられず…マンガ図書館Zで見かけたとき、中身も読まずに有料会員登録してしまいましたw無料で読めることを知っていても、ゼニを払わせろ!という気持ちでしたねえ。つっても月330円ですが。
いまこの作品、閲覧数は1500ちょっと。たったひとつついている「いいね!」はもちろん当方の仕業です。
皆さんも読んで、いいねをつけてくださいねw。
…で、追記。
以前より「天才的なマンガ兄弟」の話を何度かしていますが、この木村えいじ先生はそれより珍しい。
『パスタでボ~ノ!』などで有名な沖田龍児先生は、この木村えいじ先生のご子息だそうです。つまり「マンガ親子」。それも二代つづいて週刊連載、長期に活躍する本格的マンガ家です。これは珍しい。
沖田先生の試し読みはこちら↓
…しかし何より素晴らしいのは、この沖田先生も渋マンガの名手である、というところです。
DNA(どんだけ 似てんの あんたたち)ですね(^^)
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たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)