愚者「への」贈りもの

昨日はバレンタインとて、当方のタイムラインにも華麗なチョコレートたちの写真が百花繚乱しておりました。慶賀なことである。

さてプレゼントというとなにかと引き合いに出される『聖者の贈り物』という昔話がありますが。あ、詳細は省きます、だいたい知ってますよね…？

当方はあのお話がどうも好きではないのです。

…なんというか、一言でいって「リサーチ不足」だと思う(._.)。

贈り物は相手が喜ぶようにすべきであって、自己犠牲の精神を発揮する場所ではありますまい。またそんな大事なもの売ってもらったプレゼントは相手だって嬉しくなかろう。時計を売った男はまだしも隠しおおせるかもしれませんが、女の方は一目瞭然です。尼になるしかない。

こういうのは日本語では「おっちょこちょい」というのであって、どうもこれで「イイ話でしょ？」と迫られると

別に…

と思ってしまいます(^_^;)

（とは思わない）

せっかくの贈り物がムダになる、価値を失う。そういうことは極力避けるべきではありますまいか。

まして、

相手に価値がわからないようなものを贈ってもこれは仕方がない

と言えます。

古来、猫に小判とかブタに真珠とか馬の耳に念仏とかいうアレです。その伝で言うとタヌキに高級チョコと言ってもいい。

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長々と何の話か？

当方、チョコの価値がわかるような人間ではないということです。

５年ほど前ですが、ヨメさんがこのようなチョコをくれた。（当然、中身は食べちゃってますが…まあ箱だけでもご覧ください）

…だいたい、どんなチョコだったか察しがつくでしょう。惑星を模したマーブル模様の、なかなか凝ったものでしたが…。ちなみに商品名は「オリンポスの煌めき」でしたが(^_^;)煌めきって。

申し訳ないが、「美味しい」以上の感想が出ない(._.)

だって普段あんまり甘いもの食べないのである。いきなりこんなイイモノ貰ったって舌の方が追いつかないのです。それはマンガを読んだことのない国の子供に『AKIRA』を読ませるに等しい。

当方にこのチョコは勿体ない…というか、

食べる資格がない。

安くてもなんでもいいから、もっと気軽な奴でいいのだ。

…要するに以上のようなことを５年ほど前のバレンタインに、ヨメさんに縷々話したのでした。つまり聖者の贈り物ならぬ、

愚者（チョコに関する当方）への贈り物

の要望をお伝えしたわけであります<(_ _)>

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その甲斐あって、ヨメさんの贈り物は変わった(._.)

今年（昨日）のはこうである。

エクセレント(._.)です。

こういうのでいい…いや、こういうのがいい。

開けてみたらかなり突っ込みどころの多い作品がたくさんあったのですが、その一々を紹介するのは煩雑ですし、当方マンガも描きたいし、ザッとの紹介に留めます。

まず棒もの。

定番のブラックサンダー、セコイヤ、しみコーンなどが嬉しいラインナップです。注目は中央上、コーンポタージュサンダー。

「安心してください、おいしいですヨ」とはまた謙虚なことである。この直截さがいいじゃありませんか。

次、袋もの。

ギンビスアスパラガスのチョコはホントにおいしそうで、これはやや良すぎる(笑)。イチゴ、むぎの「っ子」シリーズも気になる所です。が、注目は左下。

星座チョコという「雑さ」が光ります。

キラめくおいしさというのも言ってみただけな感じですがｗなんかこのキャラが妙にカワイイので許してしまいましょう(笑)

ホイ次、変形もの。

『おとくでっせ』がまだ売っていたとは驚きですね(._.)ちゃんと「令和」って書いてあるｗ

こういう軽いギャンブル性商品が子供心にどういう影響があるのか、興味のあるところです。恐竜の化石？はその点罪がありません、アートです(笑)当方の好きなのは中央上、

お気持ち、頂きましょう<(_ _)>

では最後、小もの。

カントリーマアムが嬉しいですね！駄菓子の中にあって、本格派です。右上の「ちびっこオールシーズンチョコ」というのはよく意味がわかりませんが（動物をまったく推してこないのはなぜだ(._.)）小分けが嬉しい。そして最後に注目するのはこの

チョコ大福です。

当方はどうということもなく、これが好きだ。けっこう見た目が大福なのですｗまあマシュマロなんですが、そこはわざと知らんぷりして、ダマされようダマされようと思って食べてみる…そしてよく考えて、

「さてはオマエ大福じゃないな⁉」

と脳と舌のギャップを味わうのが楽しいのですね(笑)

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ちなみに値段は聞いていませんが（一応礼儀として）、小さな高級チョコひと箱よりはずっと安かったとのことでした。ただこっちの方が当方、５倍くらいは嬉しい(笑)

むこう数か月、長者の気分で過ごせそうです。

以上、自慢されても悔しくないチョコの記事でございました。

…では失礼いたしました<(_ _)>