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ウエムラ味噌があるじゃないか('ω')

世は年の瀬の雰囲気高まり、今年の振り返りなんて時期に入ってきましたが。引っ越し準備中の当方なかなか落ち着いて「1年を振り返る」気分になれません(;'∀')むしろやっと本番といった感じ…。

私事でスミマセンが明日も引っ越し先にオモムイて用事を済まさねばなりません。んでこないだ言ったこの話ですが…

外食が続くと体調崩す問題。

味噌や梅干しなど雑兵食を携行して対策しようと思いましたが、それにしても令和も3年になって

もうちょっとなんとかならんのか

と考えてながら寝っ転がって本など読んでおりましたら…天啓が舞い降りました。

ウエムラ味噌があるじゃないか('ω')!

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(本はいつでも最良の友である)

偶然手にしたこの一冊に、かの冒険家「植村直巳」さんの名を冠する有名な「ウエムラ味噌」のレシピが載っていた。そうそう、これがあった!

中年以上の山好きアウトドア好きな方はご存じかも知れぬ。これなら雑兵食よりはだいぶ時代が下って、

少なくとも昭和である('ω')

よし、さっそく作ろうぞ。

まずせっかくですので上の写真『植村直巳と山で一泊』(小学館ライブラリー)に記載されているレシピを引用してみましょう。

作り方は、味噌と油を八:二の割合で混ぜ、ありあわせの野菜を全部細かく刻んでぶちこむというもの。味噌はなるべくこうじ味噌がよく、油はサラダ油とゴマ油を混ぜたものがいい。味噌と野菜の割合は半々。…(中略)…酒とか醤油とか調味料は適当に。ニンニクが入ると、いっそう味がひきたつ。

(↑27ページ、註1部分より引用)

というわけで、あまり形式ばったものではありません。なんというか、

味噌ベースの合わせ調味料(醤)みたいなもんですね。

定義は味噌、油、野菜を混ぜること。調味料はお好みで。そのままおかずにも、スープにも、味付けにもなる。まさにカンタン、武骨なアウトドア携行食です。

よしまず味噌をゲットだ('ω')

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東京荒川区にあるこの酒屋さんには、なぜか店内酒より味噌が多く、手作りのものがに入って並んでいます。スバラシイのです。どうでもいいけど引っ越し先でもこういう重宝な店が見つかるか心配である(._.)

やたらと愛想のいいオジサンが進めてくれたこうじみそを500買いました。1グラム1円、いいものですが別に高くはない。

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なんだか懐かしい包み方ですね('ω')

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じゃじゃん。

あ、これ以降の写真、味噌にモノが混ざっていくだけなので別に美しいものではないです(^^;)

あらかじめご了承ください。

で、油を混ぜるわけだ。サラダ油とゴマ油。当方は中華な味付けが好きなのでゴマ油気持ち多めで…。

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で、次は野菜を細かく刻んで入れる。塩っけで溶けちゃうような葉物以外ならなんでもいい、とのこと。人参とかカボチャとか生だと食べにくいものでも、数日漬けるとイイ感じになるのですが。

今回は明日つかわにゃならんのであまり野菜を付け込んでいる時間がありません。なので香辛料中心に攻めてみます。

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唐辛子の粉末、鷹の爪、花椒。

あとは野菜というか香辛料というか、半々な気分でニンニクでも行っときましょう。これは薄切りにすればすぐ漬かる。

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エイヤ('ω')

しかる後にこれを混ぜる。ミルミルミル。

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大変見た目はアレですがw完成です('ω')

…うーむ、料理としてクライマックスのない記事ですね…まあウエムラ味噌はカンタン便利が売りなのでこれでいいのです。別に携行しなくとも、おうちに合わせ調味料として常備するのもオススメですぞ。

だいたい想像がつくと思いますが、これは

大変ゴハン🍚の進む味なので注意が必要であります。

なにしろ油、鷹の爪、ニンニクですから、イタリア人ならそれだけでパスタ食うような組み合わせである。そこにいつでもメインをはれる千両役者・味噌が加わってますので、炭水化物キラーといってもいい。

ちなみに今回は胡椒を切らしており花椒をたっぷり入れました。こうなると最近はやりの中華調味料、

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マーラージャンとか花椒ジャン的な味わいに近いですね。

…ん、最初っからマーラージャンに味噌足せば世話なかったか(笑)でもそれじゃちょっと濃すぎるかな…まあいいやw

というわけで、あとは別途梅干しでももっていけばカンペキ('ω')明日はお腹の心配はなさそうです!…なんとなれば、これと

塩むずびいくつかもってけばもうそれでいい

感じですね…。とにかく同じ轍は踏みませんぞ。

しかしこのウエムラ味噌、定義があいまいで作った人の数だけバリエーションがあるのが楽しいですね。


ウエムラ味噌があるじゃないか


ではお粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ



(余談)

「ウエムラ味噌」とは言いますが別に植村直巳さんが考案したというわけではなく、植村さんは登山家の佐藤久一郎氏から伝授されたそうです(同書27ページ)。エライ方だと思うのでお名前を記しておきます('ω')


たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)