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夫のうつ闘病記③

夫のうつ病との戦いが始まった。
会社は、6ヶ月休職することになった。

仕事をしなくなってから、夫は一日中家で寝ていた。
何かしたい気力もなく、寝たいから寝るというより半年間受けたパワハラで消耗した精神と身体を休ませているような印象だった。

当時、うつ病に対して理解がなかった私は、そんな夫に対してイライラしていた。
もともと家事、育児は夫と折半していたが、うつ病を機に夫は何も出来なくなってしまったので、私は仕事をしながら家事、育児をしなければならず負担が増え、少しずつストレスが溜まっていった。

私「少しぐらい家事やってくれない?」
夫「…うん。」

夫は力無く返事をするだけで、ソファで寝っ転がっている状態のままだった。

はぁ。

何もしない夫に対してあからさまに、私はタメ息を大きくついて、呆れていますよアピールをした。
(今思えばすごく幼稚なアピールで、恥ずかしいです)

私は、うつ病になって変わってしまった夫と、これからどう生活していけばいいのかわからなくなっていた。

つづく
夫のうつ闘病記④

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