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マタニティマークの賛否

あっ。そうそう。
前回の12週5日目に書いた記事に、「もう直ぐ悪阻が終わりそうです」と浮かれたことを書きましたが、私考えが甘かったみたいです。
あれから大きな悪阻の波がもう一波来ました。

油断は禁物ですね。

あの時は良くなって来たとはいえ、まだまだ気持ち悪さは残っていたんだけど、きっとこれから徐々に収まるんだと思って気分上がっちゃって、調子乗っちゃって、出先でやや無理をして、とんかつ定食食べたら案の定気持ち悪くなって家に帰って吐きました。
それからずっと気持ち悪くて、再び吐き悪阻生活がスタートしたのでした。

まだ体の中に悪阻様がいるうちは常に謙虚に。
調子乗ってはいけないのですね。

今日は何とか外を歩けるくらいは体調が良くて家からひーこら歩いてスタバに来れて、本当は新作のメリーストロベリーフラペチーノが飲みたかったのだけど、前回の失敗を活かして謙虚にホワイトモカを頼みました。

悪阻の期間は常に家で1人で日中カーテンも開けず日の光も浴びず人っ子一人いない部屋で、食事の楽しみもないあの世かこの世か区別もつかないような毎日を送っているので、偶に体調が良い日に、外に出て自分以外の人間を見ると"あぁ…まだこの世だったか"と実感出来て嬉しくなる。

どうでも良い前置きが長くなり過ぎて切り返し方がわからなくなりましたが、今日の本題はマタニティマークの賛否について。でした。

このマタニティマークって、貰ってから直ぐに一応つけているんだけど。
と言うのは、まだそんなにお腹の目立たない今の時期に、私が外で倒れたりして意識が朦朧としてしまって話せなくなっても、「お腹に赤ちゃんいますよ」のこのマークが付いることで助けられる命があるかもしれないと思うから。

だから最初から付けるべきとは思っていました。

けど、思った以上にこのマークが嫌がられてしまう場所ってあるんですね。

電車とかバスとかね。

電車に乗って座っている人の前に立つと、さっきまで席で楽しそうに携帯見てたり本を読んでいたおじさんが、まるで目の前に熊が現れたかの様に、ポックリ気絶する様に寝たふりするもんね。

このマークって威圧感を与えているんだなぁ。と感じる瞬間。
よりによって俺の目の前に妊婦かよ!ついてねーなー。とか思われてるのかなーとか。
おじさんも疲れてやっと座れた椅子なんだろうな。とか実は体調悪いのかなぁとか。
何だか申し訳ない様な悲しい様な気持ちになったり。
お互いにちょっと嫌ですよね。

けどこのマークに助けられたこともありました。

私がリュックの後ろにマタニティマークを付けて歩いていたら、私のお母さんくらいの歳の女性に「リュック空いてるけど大丈夫?」と声をかけられ、見てみたらリュックのファスナーが全開に空いていてお財布が丸見え!
私が顔面蒼白で驚いていると、続けてその叔母様が「後ろからリュックに手を突っ込まれて、妊婦さんが倒れたりしたら大変だから」と心配してくれました。

心底有難い。助けて貰った。と言う気持ちで、何度も「助かりました。ありがとうございます。」と伝えると、別れ際に「元気な赤ちゃん産んでね」なんて嬉しい言葉を掛けて頂いたけました。

マタニティマークでは、電車の件もあったりして、世間にも迷惑がられるし取りたいくらいだな。なんて思っていたところだったので、思いがけずこのマークのお陰で人に助けてもらえたことが嬉しくて。
別れ際最後の「ありがとうございます」の言葉は涙で胸が詰まって声が震えてしまいました。

このマタニティマークで嫌な思いをすることもあるけれど、時には自分と赤ちゃんの大事な命を守るためのマークでもあるんだな。
と、経験からこのマークの大切さを改めて実感しました。

結論、タイトルに書いた私の答えは、やっぱり産まれるまで付けるべき!です。