見出し画像

観察レポ/サクサク採用が進むケース、遅々として進まないケース

こんにちは。
CASTER BIZ recruitingで採用支援をしている@asako_umezawaです。

地方在住ながらフルリモートで複数のスタートアップ/ベンチャー企業の採用業務に携わっています。

お仕事柄、常時15社を超えるスタートアップ/ベンチャー企業の採用現場を拝見していて、サクサク採用が進む企業もあれば、採用につながらず奮闘中の企業など、様々なご状況のクライアント様がいらっしゃいます。

個人的に、サクサク採用が進む企業様には、以下2つのポイントが備わっているように思います。

◎サクサク採用が進む2つの要因
・採用ターゲットが具体的に設定されている
・募集要件を柔軟に変更されている

そこで今回は、よくあるケースを4つにカテゴライズして紹介してみようと思います!

図解

スクリーンショット 2019-09-30 14.36.28


①サクサク進む○

ターゲットが明確なので、募集職種の魅力や求職者にとってのメリットなど、発信する情報が的を得ている印象です。求める人材から応募があれば、まず見逃しません!

口グセは「いい人きた!」

応募された方からも「話を聞いてみたら思った通りのお話しだった」と期待値がずれることなく、スムーズに選考へ進まれることが多いようです。

また、募集要件に対して柔軟な姿勢をお持ちなので、転職市場の動向に合わせた募集を出されます。

例えば、iOSアプリ開発のエンジニアが転職市場に少なく、採用コスト・工数が見合わない場合。社内の人事異動によりiOSアプリ開発のポジションを賄い、転職者の母数が多く、技術レベルも幅広く選べるサーバーサイドエンジニアの募集に切り替える、といった方針で採用成功されるケースなど。

その時々の状況に合わせて戦略を変えられる、素晴らしい動きだなと感じます。

②狙った人材に出会えれば△

ターゲットが明確なので、応募者とのミスマッチが少なく、選考通過率は高い印象です。
募集要件は、当初からの想定を貫こうとする姿勢が見られます。「このスキル・経験・年齢を満たさなければ対象外!」と、やや強気の思考性をお持ちのため、満足のいく人材が見つかるまで募集を続けられる傾向があります。

口グセは「惜しいんだけどなぁ...」

採用計画は、"いつまでに" 採用するという目標値が盛り込まれていますから、時間とお金に余裕がある場合は別として、採用スピード面でリスクがあることは認識する必要があるかと思います。

例えば、マネージャー・役員クラスの人材を採用するなど、会社の将来を見据えて妥協はしたくない、という場合。全ての条件に合致する方がなかなか現れず、最終的には条件を絞り、期日内に採用されたケースなど。

「もし早めに方針変更できていれば、悩んだ末にお見送りにしたあの人に内定を出せたんだけどな」など後悔される前に、少しだけ条件を見直してみると良いかと思います。

③応募は多く、確度は低い△

ターゲットが曖昧なので、求職者に対する訴求が弱く、汎用的な募集になりがちです。選考を進める上でも核となる判断材料がなく、面接を行ってもなかなか評価を決めきれない印象です。

口グセは「ピンとこないからNG」

募集要件は柔軟に変更されるので、条件緩和や求職者の要望に合わせたポジションの提示など、幅広い層にアプローチが可能です。良くも悪くも応募獲得には困りませんから、ある時ふと、大いに面接を行なっている割には、思ったより採用が進んでいないことに気付きます。

採用に関わる方々の時間も有限ですので、この場合は効率良く採用できる仕組みづくりに着手する必要があるかと思います。

④応募がない×

ターゲットが曖昧かつ、募集要件へのこだわりが強いため、待てど暮らせど応募がない印象です。自社の持つ強みや、募集ポジションの魅力を、届けるべき人に届けることができておらず、会いたい方に会えない、大変もったいない状況と言えます。

口グセは「なんで応募がこないんだろう...」

まとめ:採用成功への近道はある!

こうして見ると、採用に成功していらっしゃる企業様は、ブレない軸を持って、柔軟に実直に活動されていらっしゃるんだなと感じます。

現状、採用活動が上手くいっていないと感じる企業様においては、まだまだ改善の余地あり。ただ単に、採用成功への近道に気付かれていないだけなのだと思います。

◎サクサク採用が進む2つの要因
・採用ターゲットが具体的に設定されている
・募集要件を柔軟に変更されている

果たして、自社の採用状況はいかがでしょうか?

採用ターゲットや、市場感に沿った募集要件の提示などは、やや専門的なスキルが求められるかと思います。とくにスタートアップ/ベンチャーの企業様においては、自社で採用業務を担うのが難しい、というご状況かもしれません。

・採用ターゲットがあっているのか不安。
・自社の募集要件が、採用市場において妥当なのか気になる。
・欲しい人材からの応募がこない。
・そもそも応募がこない。
など採用に関するお悩みは、まずは気軽にプロに相談してみるという手もあります。採用成功へ向けた一助になれば幸いです。


また、こちらのnoteでは採用手法や人事のお仕事について、豊富な事例も含めてご紹介しています。ぜひご覧になってみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?