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フリーランスのリスクヘッジ②

3.精神的な支えがあること

フリーランスになる場合、配偶者、恋人、友人、同業者、親や兄弟姉妹、ペットなどなど、精神的に支えになってくれる存在はいたほうがいいです。

会社員だと、たとえば仕事しながらたまに雑談したり、社内の人とランチしたり、仕事終わりに同僚や上司と飲みに行ったりとか(行きたくない人もいると思いますが笑)、そういう「コミュニケーションを取れる場」が、ある程度確保されていますよね。

いまはコロナの影響で会社員もリモートワークが多くなっていますが、なんやかんやオンラインの打ち合わせやミーティング、研修、報告や相談なんかで、人とつながったり話したりする時間は、わりと日常的に存在していると思います。

フリーランスの場合、それらが一切なくなります。やっている仕事内容によっては、クライアントとのメールやチャットのやりとりのみで、直接会話しない日もザラにある、というか大半がそうだったりするケースもあります(現場に出て仕事をすることが多いフリーランスは別として)。

職種によっては、人と会わなければいけないとき以外は家でずーっとひとりで仕事をするのも可能ですし、カフェやらネットカフェやらで仕事をしても、そこで隣の人と雑談するとかほとんどない(あっても、店員さんとちょっと言葉を交わすくらい?)。

私の場合、もともとひとりで作業するのは得意なほうでしたが、夫や友人、フリーランス仲間など話ができる存在が身近にいてくれたおかげで、もう孤独で限界! みたいなことはほとんどありませんでした。

その人の気質(長時間ひとりでもわりと平気とか、できれば定期的に人と交流したいとか)にもよるかもしれませんが、こんなことがあった的なエピソードトークとか、どうしたらいいだろう的な相談とか、バカバカしい話とかが気軽にできる相手がいるとかなり精神的な支えになるので、少数でも絶対いたほうがいいと思います。(別に仕事関係者じゃなくても)

私のフリーランスの知人は、寂しがり屋ゆえ自宅での一人仕事に耐えられず、利用者同士の交流が盛んなタイプのコワーキングスペースを借り、そこに来ている人とランチに行ったり、おしゃべりしたりしながら仕事をしていました。なので、そういう方法で寂しさを回避する選択肢もあります。

あとはあえて仕事と全然関係ない趣味の仲間をつくるとか、フリーランスの仕事以外の自分の居場所を見つけておく、とかでもいいかもしれません。

4.基本的なところは理解できていること

「フリーランスとはなんぞや」ということは、実際にフリーランスになる前に、ある程度は知っておいたほうがいいと思います。

私の場合はなりゆきでフリーランスになり、そこからやってみていろいろ知ったり覚えたりしていきましたが、事前にもう少し知識をつけておいたり調べておいたりすればもっと楽だったかも、と思います。

たとえば確定申告の方法とか、税金はどれくらい支払うことになるのかとか、業務委託契約がどういうものかとか。

会社員時代は当然のように交通費が出たり仕事で使う書籍代を会社に経費申請できたりしていたけど、フリーランスの場合、それらの費用も報酬のなかに込みになっていることが多いとか。(別で請求できるケースもある)

「確定申告めんどくさ!」「国民健康保険料、高!」「これも『業務』に含まれてたのか!」とか、直面してみていちいち驚くことがちょくちょくありました。(私が「経験を通して理解していくタイプ」というのもありますが)

これからフリーランスになる予定がある方は、たとえばフリーランス向けの本とか税金関係の本を数冊読むなり、インターネットでフリーランスについて調べたり(noteもかなり参考になると思います)周囲のフリーランスに聞いてみたりして、フリーランスの基本的な知識は押さえておくことをおすすめします。

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