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#1 語れる言葉を持っているか 【才能と能力を開放する】著者のこと

※これは MOAIがくれた「才能と能力を開放する」をUMEBOSHIなりにまとめたものである。MOAIについての詳細は「秘密 実はMOAIの妖精を暮らしている」をご覧ください。

MOAIがくれた「本?」著者の経歴について

①個人時代は1部上場会社の不動産販売トップ営業マン

②管理職時代は100億規模のプロジェクトマネージャー 

③再生請負人と呼ばれる:通常10件接客をすれば1件は成約となるのが通常であるが、100件の来場で1件の成約と危機的現場を、メンバーを変えずに30件の来場を1カ月で9件の成約へ導くなど、再生請負人としても手腕を発揮。

④育成の神と呼ばれる:指導する営業が覚醒し、自らの魅力を発信できるようになり、営業成績が急上昇する。また、営業成績トップ1・2を獲得するメンバー達を輩出しつづけている。 

特徴:「あの人を何とか成長してほしい」と相談されると、すぐに話を聞きに行く。そして、相談を受けた人はココロに火を灯され、自分のために再度前を向いて戦い始める。いつしか○○JAPANと呼ばれるチームが生まれ、指導を受けたいという人たちがあふれ出す。

トップ営業になった著者はクソ野郎と呼ばれた

そんな彼は決して優秀ではなかった。あまりに成績が上がらないため営業に遅咲きはないと叱責されたこともある。同期の中で最も出世が遅かった。

いいわけするなら彼には欲がなかった。出世するとか、お金を稼ぐとか、そんなことは関心がなく、ただ、なにが正しいのか、どういう考え方が正しいのかを知りたい欲求は誰より強かった。

人前に出ると手足が震えてしまって話すことは大の苦手で、大きな声をだせない人なのになぜ営業を選んだか。それは人のココロがなぜ動くのかを知りたかった。なぜ不動産なのか。購入する人たちは自分より優れた人たちだった。だからそんな人たちとはどんな人たちなのかを知りたかった。

だから彼は知ることをについては誰よりも貪欲であった。上司に指導を受ける。読書をする。実践する。指導を受ける。読書をする。実践をする。ひたすらに黙々と学びをつづけた。

彼が営業として覚醒をしたきっかけは同僚のSがきっかけだった。退職を決めたSから、「この会社はおかしい。○○さんチームって何ですかね。あなたなら僕はそれを知れると思いますよ」と言われた。

チームってなんだ、彼のココロに深く刻まれたが、まったく考えがまとまらなかった。

彼はその夜中、当時の営業本部長に酔った勢いで電話をかけた。「なぜ、あんなにいい奴がやめなきゃならないんですか?チームってなんなんですか!」

上司の言葉は「わかった。悔しかったら1番になるしかない。とにかく1番になれ」だった。

次の日から著者はトップを目指す。そのためにしないことを決めた。

1、朝、掃除をしない。自分より社歴のない営業、役職の下の人間に任せる。
2、営業の資料を誰にも見せない。けれど、人の資料はすべてチェックし、無断で取得する。
3、来場者が記入したアンケートをみて、ターゲット客にのみ接客をする。それ以外は順番がきても電話をしているフリなどで順番を意図的に操作をする。

彼は誰よりも狡猾になった。出社してから誰とも口を利かず、常にイヤホンで音楽を聴いて自分の作業に没頭した。

結果、彼は営業トップに上り詰めることができた。そして彼は周りから、クソ野郎と呼ばれる人間になった。

彼はそんなクソ野郎から、どのようにして変わっていったのだろうか。

どうやって人をひきつけ、○○JAPANと呼ばれるようになるまでになったのか。

どうやって再生請負人や育成の神と呼ばれるようになったのか。

間近で見た人たちはみな、奇跡だという。


君は語れる言葉を持っているか?

著者へのインタビュー①

彼はこの話をするのを嫌がる。「あのことはもう思い出したくない。みんなに申し訳なくて。イヤホンしてたのは周りの非難の声が怖かったから。ほんとうにバカだった。でもどうやればわからなかったんだ。わかったのは、1番になるだけじゃダメだってことだけだ。いや、あの時の俺みたいな1番なら必要ない。なるべきじゃない」

彼はいつもこの話をすると涙する。

「語れる言葉を持て」と彼はよく言う。それは、自分の人生をまっすぐに必死で生き、体験したことは自分だけの言葉になる。言葉が生まれる。そこに嘘はない。語れる言葉は相手に伝わる。そうやってココロを動かすんだ、と。




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