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Pythonプログラムによる銘柄発掘手法の紹介

私はもともと建築・都市計画が専門で、プログラミングに関しては素人ですが、独学でPythonのプログラムを作成し、株の銘柄選びに活用しています。(我ながら「株で勝ちたいという執念だけで、よくこんなものつくったよなぁ…」としみじみと思うことがあります。)
今回は作成したプログラムの一つについて、概要をご紹介します。


プログラムの概要

銘柄発掘の基本的なアイデアは、藤川里絵さんの著作「世界一楽し
い!会社四季報の読み方」で紹介されている方法を参考にしています。

月足チャートが(中略)ずっと下がっていたものが下げ止まって、ぴょこっ
と陽線が1本立ったものを探します。もしくは、横ばいが続いたところからのぴょこっと陽線。(中略)名付けて”月足ぴょこ投資法”

世界一楽しい!会社四季報の読み方(藤川 里絵)

月足チャートが”ぴょこ”っと動意づいている銘柄を見つけるという超シンプルな方法ですが、それなりに有効性があると感じています。

こちらの方法を参考に、Pythonプログラムで月足チャートがぴょこっと急騰している銘柄を自動判別し、チャートとともに一覧出力します。

プログラム実行結果

条件に該当する銘柄のチャート画像(png)およびデータリスト(csv)が、指定のフォルダに保存されます。

工夫したポイント(補足)

私はファンダメンタル分析の投資家なので、チャートの形だけを頼りに売買することはありません。一方、「月足ぴょこ」の判定に加えて、ファンダメンタル指標による選別をプログラム内に組み入れるのは、素人の私にとってはやや面倒な作業なので、あまりやりたくありませんでした。
そこで、入力データとして、SBI証券のスクリーニング機能で予め抽出した銘柄のcsvファイルを活用しています。SBI証券のスクリーニング機能では、時価総額・ROEなどの条件を指定して、合致する銘柄一覧をcsvファイルとして出力することが可能です。
①SBI証券スクリーニング機能による選別【時価総額・ROEなどのファンダメンタル指標】⇨ ②Pythonプログラムによる選別【チャート形状】という二段階の選別によって、全銘柄から段階的に絞り込んでいるという訳です。

もし需要があれば、今後、ソースコードの解説記事などを公開したいと思います。(追記:コメントでご要望いただいたので解説記事を公開しました⇩)

「プログラミングの素人でも、簡単なものであれば、Pythonデータ分析を投資に取り入れることができる」という事例の参考になれば幸いです。

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