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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】世界的建築家・坂茂さん設計の仮設住宅 最初の30戸が珠洲市に完成!

坂茂さん設計の仮設住宅完成
世界的な建築家、坂茂さんが設計した木造の仮設住宅が石川県珠洲市宝立町の見附島近くに完成し、入居が6月21日から始まりました。最初の30戸が完成し、8月までに130戸以上が完成する予定です。

仮設住宅の特徴
部屋の中は木の材質をそのまま生かした造りとなっており、優しい木の香りが広がっています。建物は木造2階建てで、6坪、9坪、12坪の3タイプに分かれています。坂茂建築設計の原野泰典さんは、「木が見える生活は安心して落ち着いて生活できる要因になりますので、ゆったりとした生活を送っていただきたい」と話しています。

過去の経験と新たな取り組み
2011年の東日本大震災では、坂さんは宮城県女川町で海上輸送用コンテナを積み重ねた3階建て仮設住宅を設計しました。その後、「DLTを使った新たな工法を開発し、試作も終えていた」と述べています。珠洲市で昨年開かれた芸術祭に携わった縁から、行政ともスムーズに連携できたようで、地震発災から2カ月後の3月1日に着工がスタートしました。

未来への展望
珠洲市では、2年の入居期間が過ぎた後、災害公営住宅に転用する方針で、希望すれば住み続けることができるとしています。この場所には合わせて135戸が建設される予定で、珠洲市では8月中の完成を目指しています。

坂茂さんの貢献
坂茂さんの取り組みによって、珠洲市の被災者たちは新たな住環境での生活を期待しています。地元産の材料を使用し、地域経済にも貢献しています。坂さんの設計による仮設住宅は、単なる一時的な避難場所ではなく、持続可能な住まいとしての可能性を秘めています。能登半島地震からの復興に向けて、このような革新的な取り組みが地域の未来を明るくする鍵となるでしょう。

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