![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139404446/rectangle_large_type_2_61af208995017ba8d4ab3fccb1bdf265.jpg?width=800)
琵琶湖の美しさと笑い声といったら
ゴールデンウィークは琵琶湖に行くことにした。
と言ってもまぁ、行き当たりばったりで、特に決めてない。ビワイチをできる分だけ稼げたらいいくらい。
琵琶湖一周のことをビワイチと言うらしい。
去年の京都の文フリで手に入れた本の中に実際にビワイチしたことが書かれていた。それからなんとなく行こうと思いながらタイミングを測っていた。
琵琶湖は美しかった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139405409/picture_pc_a1fd9afff1104191a827b3a76fcbcf8b.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139405488/picture_pc_1ea80e10f0ce21b2a041b398a889be04.png?width=800)
電車から琵琶湖を見ているだけで、何か心があらわれた。胸にグッとくるものがあった。
なんでなのか、わからない。
瀬戸内海も好き。
なんとなくこういう穏やかな水面を見ていると癒されるのかも。
近江舞子駅に降り立った。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139405564/picture_pc_4d121216585db3032d95b48a75eafac1.jpg?width=800)
出口、かっこ水泳場方面ていうのがなんかいい。
駅の周りはのどかで何もない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139405852/picture_pc_743d5d49524d58c2852d375aa54ace48.png?width=800)
近江舞子は新快速が停まるがコンビニすらない。
電車に乗ってから気づいて、いったん近江高島まで行って必要なものを買ってから、向かった。と言ってもまぁ、お腹が空いていたのでちょっとしたお菓子と化粧品とくらいだった。
こういうのどかなタイプの駅から宿までって歩くの結構つらかったりする。あの疲れと退屈さを和らげるための、空腹にならないための食が必要だと思っていた。
でも、実際には何も必要なかった。
駅の近くでは郊外にもかかわらず、大勢の若者たちが楽しそうに歩いていて、道を抜けていくと今度は内湖が出てきた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139406106/picture_pc_3ecdd061ba3d8bebde533b4dbced8d06.png?width=800)
内湖はのどかで、若い男の子たちの笑い声が響いていて、釣りをしている人と、地べたで寝そべっている人と、すぐ近くにある琵琶湖の近くでキャンプを楽しんでいる人たちの平和な空気に包まれていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139406511/picture_pc_c73cb006052118693146aa45797d247c.png?width=800)
人が楽しそうな声をあげているだけで、なんだかこっちもいいところに来たようなそんな気分になってくるのはなんだろう。
駅から宿までGoogleマップでは20分の道は全然思っていたより、つらくなんかなかった。
この楽しい空気と美しい景色に囲まれて、ずっとここにいたいくらいだった。
琵琶湖がすぐ近くにあるのには最初気づかなかったけど、人の笑い声の方に向かって行くと、あった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139406666/picture_pc_554a73aa38b5aeca920af793849a9623.jpg?width=800)
ここには、笑い声とさざなみの音しかなかった。
なんて、平和で心地よい空間なんだろう。
子どもたちが楽しそうにキャッキャ言いながらはしゃいでいた。大人たちは湖を前にバーベキューしていた。
ほとんどは家族で来ていたけど、1人でしっぽり座っている人もいた。皆、めいめいにそれぞれが心地よい時間を過ごしていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139406893/picture_pc_c6a3af298cc5208e6a3d9dc839158cd2.jpg?width=800)
人が集まっているゾーンとまばらになっているゾーンがあった。小さな野草に心惹かれた。
琵琶湖の横を歩いていたら、水面がキラキラしていて、水が透き通っていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139406998/picture_pc_4a1f2443441be5cb6962b799f3ff0840.jpg?width=800)
美しい。
電車から見る琵琶湖に心が洗われたけど、間近で見る琵琶湖はもっと良かった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139407069/picture_pc_00ac72bac4138efb30e8d7550f923370.jpg?width=800)
人々の楽しそうな空間と美しい静かな琵琶湖を過ぎて、プライベートビーチみたいなところが出てきて、それも抜けたら、ゲストハウスにたどり着いた。
あの都会や国道が走る郊外の駅からダラダラ歩く宿までの道のりと全然違った。道には笑い声と自然の美しい景色以外なかった。時折、小さなゴミが落ちているくらいでここには悩ましいもの、煩わしいものとかが一切なかった。
ゲストハウスでも笑い声に包まれていた。子どもたちがグラウンドのようなところで何かボールを使ったスポーツをしていた。
ドミトリーに着くと、どことなく怠惰な空気を感じた。何か嫌なことがあってもここに来れば良い、なぜかそう思った。そういう過ごし方もある。そういう時期もあったっていい。
神戸の舞子のホテルに行ったときも美しい場所だったので、そんなふうに思ったことあったかも。よくわからないが、美しい場所を舞子というのかな、舞子って一体なんだろう。
ドミトリーの自分の空間に入ると、それまで感じきっていなかった疲れが出てきた。私は結構これ、ある。ホテルの部屋入るとなんか眠くなる。旅疲れなんだろうか。
でもまだ休むには早すぎる。
自転車を1時間だけ借りて、セブンイレブンに行ってみる。最寄りのコンビニは歩いて30分以上かかる場所にあった。
セブンイレブンの壁ガラスに貼ってあるポスターを見て、この辺は比良というエリアだと知る。
名前からして穏やかななだらかな感じがする。と言ってもセブンイレブンからゲストハウスまで若干坂道があった。セブンイレブンに行くまでの住宅地を通っていてもなんとなく穏やかな感じがした。
帰り道は田んぼの辺りを通ったら、おじさんが農作業をしていた。おじさんは道を間違えて2度通る私にどうとも感じてない様子だった。
ゲストハウスに戻ってくると、もう夕食の時間だった。時間を連絡しておく決まりみたいだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139439371/picture_pc_5f0468ba84ef9d0b3b1a9a4517aa787d.png?width=800)
なんとなく、定食にしたのだけど、ハンバーガーのほうがおいしそうだった。外国人(たぶんアメリカ人)の男性が作るハンバーグとバンズの雰囲気が明らかに、においが優っていた。
定食を食べ終わると、まだ食べられそうな気がしたので、追加ができるかどうか聞いてみたら、OKとのこと。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139439465/picture_pc_a3070f5618270a60bae1912dfc44ed8e.jpg?width=800)
追加800円でこんなにおいしいバーガーが食べられるなんて。
と思ったけど、普通のバーガーだった。
普通においしかった。
最後の方、ゴルゴンゾーラと肉のにおいとが相まって、ちょっとウッとなり、かけらだけ食べられなかった。
ビールが飲みたくなってコンビニで買った缶ビールを飲んでいたら、夕食を頼んでいない人たちがビールやおつまみ片手に飲み食べているのをスタッフが注意していた。
私もそれを見て、食べ終わったので出て行った。
2階にキッチンと食べるスペースがあったので、そこに行って飲むことにした。
何度か外や部屋から見ていたベランダに立っている白人男性はそこにいて、こことベランダがつながっていることに気付いた。
そこで話しかけた別のスペイン人男性と後で一緒にウォーキングに行くことになった。
ちょっとそれはそれでまた別の話にしとこう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?