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総じて、大人を育ててくれる全子供よ、ありがとう

昼間のスーパーに買い物に行った。

そこにはたまに行くのだが、その日は様子が違った。
扉の前にたくさんの小学生たちが先生を先頭にして集まっている。

何事?!

この波にもまれたら、買い物しにくくなるな、早よ退散せねば。

と、買い物も半分終わったくらいに、
さっきの小学生たちが
スーパーに流れ込んできた。

マジで何事?!
社会科見学?

あっちやこっちや、私のペースで買い物をしていると
どこのコーナーでも小学生に会う。

どうやら、4、5人でグループになって必要品を買い物しているようだ。
グループ内の1人は小さな電卓を持っていて

「あっちにチーズあったよー!」
「これは買っていいのかな?先生聞いてからにしよ!」
「あと、120円かー。どうするー?」
など、グループで色々話し合っている。

それ、何の買い物?
何作るの?

とか、聞きたいことはたくさんあった。

はぁ、とにかく、みんな一生懸命だ。
なんの買い物かわからないけど、
目標達成に向けてみんなで話し合っていて
グループにふざけている子もいたりして、それもそれで良くって。
キラキラしてんなー。

なんか困ったら、おばちゃん(私のこと)に声かけな。

って心の中で思いながら、私が何の買い物なのか知りたくて
声かけてもらいたがっていた。

自分でも、何がそんなに響いてきたのかわからないけど
とにかく彼らが輝いて見えて、
ニヤニヤしていると向かいにいた店員さんも
マスクしてたけど目は微笑んでいて、
私と目が合うと、吹き出してしまった。

最近、小学生の学校生活(タブレットとの付き合い方)を聞く機会があり、
こんなところ(社会)に子供を入れていたら、
もう人間じゃなくなってしまうと
ぞっとするのと、そんな社会になってしまった現実に苦しくて涙が出た。

もう、田んぼで稲刈りなんて段々となくなってきてるんだって。

それは先生が圧倒的に足りないから。
外で活動するって先生にとっては、とても負担が増えることだから。
タブレットがあれば、移動せずにその場で完結する。
でも、便利だから、とそれにどっぷりに浸ってしまうと
人間はどうなっていくのか。

想像してみてほしい。

ここら辺は、また別の話で、私はその話を聞いた側なので
ここでは伝えられないけど、
でも、とても衝撃的でお子さんがいる方は絶対聞いてほしいし、
自分の中でもどう感じるか考える必要があると思う。

そっかー、もうそうなるのは仕方ないのか、と
迫ってくる現実と向き合う日が近づいてきていた
最中のスーパーでの出来事だった。

いやー!まだまだ人間やってるやん!
先生ありがとう!
引率お疲れ様です!

子供は、みんな素直で純粋だから
大人(先生)が言うことが正しいと思うんだろう。
だからこそ、私たちが
何を発言するか、何を見せるかはとても大事なことだと思う。

学校に子供を預けられることの有難さももちろんあるけど
これからは学校だけではなく、
また違う場所も必要だと思っている。


話変わって、昨日は坊ちゃまがめずらしく
一度もべーっと出すことなく、最後までご機嫌にご飯を食べた。

昨日は、『暮しの手帖』に載っていたふりかけを手作りしてみた。
その名も『二発くん』。
小林カツ代さんのレシピのようで、簡単で、そんでもってとてもおいしい。

二発くん(名前のセンスよ)



白ご飯が好きではない(ふりかけやおかずと一緒だと食べる)坊ちゃまは
このふりかけをたいそう気に入ってくれたようで、
お味噌汁もゴクゴク飲み
具まで残さず食べてくた。

なんてことない、こんなことでも私にとっては
とても嬉しいことなのだ。

気に入らないとべーっと出すので、
もう食べるものないよ、と言う日もある。

ご機嫌に、そしておいしそうに食べてくれる、
幸せすぎる時間だった。


さっきは、運転中にすれ違ったバスの中から
赤白帽の子供がこっちに手を振っていた。
誰か知らない子供に対しても
「子供ってやっぱり小さくてかわいい存在なんすね」と
子供得意じゃないのに、思う自分がいた。



今、『整体対話読本 こどもと整体』(川﨑智子・著)を読んでいる。

表紙


魅力的な内容


まだ読んでる途中だけど
子供にしつけっていらないのかも、と思っている。
「あれしちゃダメ」
「これしちゃダメ」
って本当にそうなのか?

命に関わる危険なことはしっかり注意する必要があるけど
それ以外は、私がそれされると困るから「ダメ」って言ってるだけだよな、と。
私も「ダメ」って言われるの好きじゃないから
「母ちゃんは、これされるの困る」って言い方を変えてみている。

さて、それがどんな風に子供に影響してくるかはわからないけど
自分でも言いながら「?」と思うことは
言わないようにしてみることにする。

外で見る子供たちには、キラキラを感じるくせに
家ではその気持ちを維持させられない。

「私ってかなり器小さいわ」

と、何もかも認めて
でも、私は全子供に対してとてつもない可能性を感じていることも
認めて
トライアンドエラーで
日々の小さい幸せを拾って今日も暮らしている。




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