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物価高の原因はマスクです

何トンデモな話をしているのかと思われるでしょうが、まあ話半分に聞いてくださいな。

そもそも物価高の原因は何なのか。そこから考えれば言いたいことは伝わるでしょう。

そもそも今回の値上げラッシュはウクライナ、ロシア戦争の影響による小麦や天然資源系の値上げや、輸送困難によるコスト増や競合との競り負けがきっかけだったと考えています。
つまり完全な外的な要因ですね。
これについては日本人がどうにもできるもんじゃあありません。
しかし値上げはどんどん続いていますね。
特に10月に入ってからはよりきつくなりました。

少し話を逸します。
何故10月に集中したのか。それは企業が9月の決算を駆け込み需要で帳簿上、見栄えを良くする為なのが第一(多くの企業は9月が半期、第二クオータ末)。第二にそれを10月にやっておけば、その後値上げが落ち着けば消費者も感覚が新規価格に慣れてくるから半年の内に需要が戻ってくることを
期待するからですね。

しかし、この人々の期待はこのままでは裏切られるでしょう。
何故なら物価高の原因は他に「も」あるからです。

それは「円安」です。
多くの人々にとって、円安とは何かを考える機会が少なく、理解が及んでないことは多々あると思いますが、これ実はコロナなんかより遥かに恐ろしい話なんですよ。
どう言うことか。
そもそも我が国日本の経済は、国内生産、国内消費だけでは完結しないんですね。
それは皆簡単に理解できるでしょう。
一昔前なら家電は全て「MADE IN JAPAN」でしたが、「MADE IN CHINA」が出てきたと思えば「MADE IN MALAYSIA」も珍しくないようになってきました。そもそも手持ちの家電の殆どが非日本製でしょう。
また食料品もそうですね。多くが海外から輸入しています。
そこで問題になるのが為替です。ここでは便宜上、日本円と米ドルだけで考えてみます。
ある時点の為替相場が、1ドル=100円だったとしましょう。
その時、日本人が1ドルの商品を仕入れる時に必要な日本円は100円です。
ではそれが、1ドル=120円になればどうでしょう。
1ドルの商品を仕入れるには日本円が120円必要になります。
為替レートの変動は、つまり仕入れコストに直結するのです。

円安とは今の我々にとって物価高そのものと捉えても差し支えないでしょう。

ではそもそも、何故円安になるのでしょうか。
それは人々が円を買わなくなるからです。
円を買うとはどう言うことかと言うと、自分の余剰資産、所謂貯金ですね。これをどのように運用するかと言う話です。
百万ドル自分が持っていて、好きな通貨と両替していいとなった場合、
あなたならどうしますか?
銀行預金だったら、元本保証(仮に銀行が潰れても一定金額までは返金される)は当たり前たとして、より利率の高いところを選びますよね?
ただ元本保証が無ければ?
ちょっと慎重に検討しますよね。そして元本保証がないのなら、どこが安心できるかを比べると思います。
そしてまあ安心なのは安心だと思えれば、次に利率や期間その他を比較するかと思います。
そしてそうやって商品を比較する上で重要になってくるのが、
マスク」です。

何を突然??そう思うでしょう。
まあまあ、それでも聞いてくださいな。
マスクが必要な経済とは、マスクが邪魔な商業からすれば事業そのものの否定となります。
なのでその分野は大きく「無かったこと」にされるでしょう。
これは起業を想定すれば分かります。
今マスク必須なこの国で、「カラオケ屋」を立ち上げようと思いますか?
「対面式の飲み屋(キャバクラ、スナック等々)」を立ち上げようと思いますか?
思いませんよね?
つまりこの業界は規模を大幅に縮小することになります。
他にも音楽ライブやホールを使ったイベントでも人数制限が行われてますね。
これは、施設利用コストは今までと変わらないのに、対策コストが上乗せされた上に、売上高が大幅に減ると言う話です。
収容率が5割となれば、売上高が5割減ります。
アーティスト達は赤字を覚悟しなければなりません。
果たして、誰が生き残れるだろうか、と言う話になります。

またカラオケ屋や飲み屋、音楽ライブには関連事業者もいますが、彼等もまともに食えなくなるでしょう。

それだけではありません。マスク社会の窮屈さは人々の行動をマイナスに作用させます。
何かをするにあたって、マスクしなければならない、マスクしていないと不利益を被るかもしれない、マスクがそもそも辛い。
そうなれば人々は出歩かなくなり、先程挙げた業界以外も利益が出せなくなります。
外国人の先日訪日緩和がありましたが、彼等の絶対数も少なければその失われた帳簿上の富は失われたままです。

さて、そんな経営状況の日本国と言う一種の銀行は、預金者にどんな好待遇を示すことができるでしょうか。

もう、聞き苦しい言い訳しか出てこないと思いますよね?
だったら日本以外に預けて安定した資産運用をしたいと思いますよね。
日本は金利を上げてハイリスクながらも回収可能なビジネスをすることもないでしょう。
だからそもそも金利も上がらない。
どんどん状況は悪化するだけです。

更には少子高齢化があって、高齢者を守る為に子供等を犠牲にして300兆もの大金をバラまきました。回収できないのに。

実に暗い未来しか見えません。
私も書いてて正直辛いです。

しかし解決策が全くない訳ではありません。
それは大きく2つあります。

一つはコロナ対策を終わらせること。
これで経済は元に戻ろうとするでしょう。
次に高齢者優遇策を廃止すること。
具体的には皆保険制度の見直し。最低でも高齢者も3割負担にする。年金支給開始を先送り。年金減額。

これだけで劇的に改善するでしょう。

逆に言えば、これ等を変えなければ、つまり高齢者優遇をやめなければ、日本は終わるでしょう。

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