浪人カミングアウト

写真は受験会場の帰り道に撮りました。
名古屋会場でした。
このことについて、自分なりに整理がついてきたので
思ったことを書こうと思います。

僕は一浪して志望校に入ることが出来ました。
浪人生の頃は
大学０年生なんだと自分に言い聞かせメンタルを保ってました。

現役の頃、全部の大学の結果が出たとき
後悔の気持ちの方が大きかったです。

一応滑り止めの大学に受かることはできましたが、
後悔の気持ちが強かったので行く気になれず。

３月の１９日ごろだったと思います。
親にもう一年頑張りたいと伝えました。

自分は滑り止めの大学に学校見学に行っておらず
両親から新宿行の切符を受け取り
関東圏にある滑り止めの大学に見学に行きました。

その日は雨でした。それも結構な雨。
訳も分からない土地をひたすらさまよい
大学に到着しました。
靴はびしゃびやになりながら校内を歩きました。

とっても寒かった。辛かった。この先どうなるのだろうか。
そんなことを思いながら近くのカフェに入り、気持ちを整理した。

まぁある程度決心はついていました。

帰宅して数日後、浪人することを決めました。
この決心は本当に辛かったです。
親を裏切ってしまった。迷惑をかけてしまう。

しばらくは父と話せなかったです。

予備校選びもしました。
自分はオンラインがいいと伝えましたが猛反対。
予備校の授業形式では自分にあってないと思い、
個別対応の小規模な塾に通うことになりました。

ここでの先生方との出会いが本当に自分にとって大きかったです。

例えば、生物について。自分は用語だけを覚えていることに
気づかされ、仕組みを理解してませんでした。
先生がホワイトボードに図示したイラストをノートに写して
何度も何度も書いて覚えました。
そのうち、何も見ずに書けるようになりました。

これが自分にあってました。大学の今でも浪人時代の勉強法を
生かしています。自分に合った勉強法にも出会えました。

勉強がキツイ時はやる気をもらえる音楽や
暗い気持ちを誤魔化すためにラジオを聴きながら勉強もしました。
効率はいいか分かりませんが、集中しているときは
ラジオの音声が耳に入らなかったので
集中しているのかの指標になっていたなぁと思ってます。
音楽やラジオのおかげで一年間継続して勉強できたと思ってます。

錆びたコンパス。この曲からたくさんのパワーをもらいました。

塾の先生も明るい方ばかりで凹むこともなかったです。
先生というより仲のいい年上の友達みたいな感じでした。

結果、現役時代にダメだった志望校の
国公立大学、私立大学両方からGOサインをいただき
今は国公立大学の方に通う毎日です。

友達に浪人したことを伝えた子もいますが
まだの子もいます。

伝えるのは正直怖いです。自分以外にも数人
浪人した友達もいて、伝えるのはやっぱり怖いと言ってました。

「全然分からんかった」「全然気にしない」と言ってくれた時は
嬉しかったです。

何か変なオーラを出さないように
大学では野生キャラ？みたいな感じですwww おバカキャラ的な。
毎日がめちゃくちゃ楽しいです！！！

友達にも恵まれ、高校時代みたいなぼっちでは無いです。

「浪人して良かったか」

良かったとはまだ言えません。
現役時代にしっかりやらなかったことが原因なので。
さっさと現役のうちに入れば良かったのです。

正直、浪人生活をあまり覚えていないです。
もう二度と経験したくないです。

ただ、たくさんの発見もあり、視野が広がったとも思ってます。

塾の先生との出会い、気持ちの持ち上げ方などなど。
言葉にするのが難しいですが間違えなく今後の人生の糧になります。

カミングアウトは怖いです。

でも、そんな自分も嫌いではないです。

他の友達より苦労して入った大学なので
積極的にいろいろなことにトライ、エンジョイ
することを常に意識しています。
大学０年生を経験したものとして。

それでは。