Episode12 Transcription「差別や偏見について考える・後編」文字起こし

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たまき→た

あおやぎ→あ

た:第12回目の配信です。どうもたまきです。

あ:あおやぎです。

た:お願いします。

あ:お願いします。

た:さて、今回も早速ですがトークゾーンに参りたいと思います。

あ:ほい。

た:今回は「差別や偏見について考える・後編」です。えー、前回に引き続きですね、えー差別や偏見などマイノリティの問題について考えてお話ししていこうと思います。えーっと前回はBlack Lives Matterということでまぁちょっと人種差別ということについて、えー、考えてお話ししてきましたが、後編の今週はですね、性的マイノリティについて考えていこうと思います。

あ:はい

た:で、ですね性的マイノリティのまぁパターンを表したので、皆さんが一番聞いたことあるこのLGBTっていうまああの...これすごいなんかぼんやり知ってるけど

じゃあこのL/G/B/Tって何ですかって言われたら、えーっと...ってなる方も多いのかなって私は思っていて。

あ:まだまだね。

た:私も正直そう、バッと「はい、答えなさい!」って言われたら「ええっ...」って多分なっちゃうタイプの人間なんですけれども。まぁちょっと説明させていただくとこのLGBTっていうのは4つのセクシャルマイノリティ、まぁ性的少数者を表す言葉です。で、Lはレズビアンで女性の同性愛者。で、Gはゲイで男性の同性愛者。Bがバイセクシャル、両性愛者ですね。で、Tがトランスジェンダーでこれは生まれた時の体の性と心の性が一致しない人。で、これでLGBTになる。で、ただこれセクシャルマイノリティってのはもちろんこの4種類だけではなくて、

男性でもないです、女性でもないですっていうXジェンダーっていう方。ちょっと最近聞いたことある方いるんじゃないかなと思うんですけれども。

まぁ自分の性別が分からないとか、ね、私はそういう自分の性別は決めませんっていう人とか、まあ、決めてないよっていう人とかっていうのをQ。"question"っていうのでLGBTQっていう単語も実はこう最近使われるようになってきてるんですね。

あ:どんどん増えますね。

た:そう。だから今週もそういう性的マイノリティっていうところでもう何だろう、何種類ありますっていえるようなものでは絶対ないんですけど。まぁないからこそちょっと考えて話していこうということで。ちなみにあおやぎさんはこのLGBTQの方身近にいた、いるっていう事ってあります?

あ:うーんとね、本当によく連絡も取っててもうマブダチっていう感じの方はいないですね。あのまぁ、あのー大学の同級生だったとか、あのー友達とこうたくさんで集まる時にいたりとかそういうのはあるんだけど、あの本当に詳しい話をね、あのーなんかこう親身になって話を聞いたりとかなんたらかんたらっていうのは全然ないんですよねぇ。

た:実際そういう性的マイノリティの方ってもちろんこうなんだろう、カミングアウトしてくれる方もいるし、あのー、まぁデリケートな話題でもあるから、こう内に秘めてる方もいらっしゃるから、ね。なかなかね、こう、いるかいないかっていうと、ん?っていうね。

あ:そう、潜在してるってところはあると思うけど表に出てきてないのたくさんあるんだろうね。

た:ねー。やっぱ言いにくいってのはあるよね、きっとね。

あ:やっぱね、あのーいわゆるホモとかさオカマとかさバカにされるじゃん。カマくせぇとかそういう言葉があるみたいにね。そうやって言われるとちょっとねー。まぁカミングアウトする勇気ってなかなかないよね。

た:そうだね。

あ:正直ねやっぱお笑いが悪いって言うんじゃないけどあのー、

とんねるずの貴さんとかって保毛尾田保毛男とかやってたじゃない?だからああいうので、おもしろおかしく笑うものだと思ってとらえてしまうのはあるよね。あと昨今のこうテレビとかで活躍する、ね。あのいわゆるオカマだという方っていうのはやっぱりテレビに出るだけあってキャラが立ってる人だからあのー、もう全員が全員そういうセクシャリティの人がね、ああいうのだと思われてしまうっていうか。全然そういうわけじゃないのにね。笑われたくない人だってもちろん普通の...普通ってのもおかしいんだけどこう、いわゆるそういうね、性的マイノリティじゃない方だって笑われるの嫌なんだからそういう人たちだっていやだろうよっていうね。でもね、やっぱね振り返れば自分は馬鹿にしてた方だと思うよ。

た:そうね、なんか今いってたテレビの影響ってものすごくあると思うし。なんか何気ないそのテレビの…テレビみた?みたいな会話とかだけでも

もしそういうなんだろう、さっきのコントのね、キャラクターのこととかを自分も面白いと思ってそれを面白がってるような会話をするだけでも当事者の方ってどう思うんだろう?っていうのはなかなかそこまでやっぱり考えられないし、考えられなかったと思うし私も。うん、だからやっぱりその人を傷つけようと思ってないけど傷つけてしまってるっていうことは多分いっぱいあったと思うから。

あ:そうね。

た:これやっぱりなんかこう知識と言うか、そういったところの足りなさっていうのはあったなって自分も思う。

あ:うん、ね。まぁ、っていう感じで大事なことだからこう、深く考えないとなって思うんだけど、あのー、Black Lives Matterの回でもいったんだけど、やっぱ過激なデモとか、こうパレードってなるとまたこれも得意ではないのよ。

た:あーーー、なるほどね笑

あ:なんかやたら言うっていうのが... それだけ主張しないと社会に認めてもらえないっていうのはあると思うんだけどこう...なんかこうアピールしすぎちゃってるって言うのかな?なんていうのかな?もう我こそ正義だぐらいの感じで来るじゃない。

た:まぁね、どうしてもそういうデモとかパレードとか同じその... 何て言うんだろうね主張が同じ人のそのー、集まりってやっぱりその... その意見しか、その意見で埋め尽くされるから、空間が。

あ:そうそうそう。だからこういわゆる宗教みたいな怖さ

た:いや、わかるわかる。そう思う。その考えでこう染まってしまう空間っていうのの怖さもわかるし、でもそういった人たちはそういう声をあげないとやっぱりあのー、なんていうんだろう、認めてもらえないとか。そこね、そこ...なんか分かる、そこの言わんとするところは。

あ:そうそうそうそう、この... この微妙な気持ちを抱えながらあの... あの行動を見ているっていう立場なんだよね。

た:全然わかる。

あ:こんだけ言ってるけど私、かなりの... かなりっていうかでも一人だけじゃないからな。何人かにすごいね、コソコソっと本当はレズなの?って聞かれたことあるんだよね。

た:ほうほうほうほう。レズなんじゃないか、ほう。

あ:なんだろうね、あのまぁ男っ気がなさすぎるっていうのはあるかもね。男性への興味の欠如?そんなことはないんだけど笑 あとこう、今ね、イタリア人の友人とかを見ると男の子も多いんだけど前も言ったように日本人のちゃんと仲いい友達って佐野君しかいないなーみたいなこと言ったじゃん。だからこう... 友人というレベルに関しても男性っていうものがやっぱ周りにいないっていうのと、その色々こう内面的なものをね、お話ししたりとかそういう相談するとか、やっぱさ、そういうのがあると、こう人って親しくなるじゃない?

た:はい。

あ:そう、そういう悩み事の相談してあーでこーでとかこういうふうにしてあげようかなって色々考える対象が自ずとこう女の友達がやっぱ多くなっちゃうっていうのがこういう感じに繋がってると思うんだけど。まぁだから人から... ある人からすれば女の子にばっかり優しいみたいな。そういう風に見えたりとかね。あと言葉遣いとかもう雰囲気だよね。あの声のトーンとかやっぱ可愛い子ぶったりとかそういうのじゃないし。でね、最近はまぁするけど化粧っ気とかも全然... 大学の途中ぐらいまでなかったから、そう。だからちょっと男性的な要素を感じる... まぁ、言っても中性的ぐらいだと思うんだけど。まぁちょっとフェミニンな感じにね、欠けるのは自分でも自覚あるから。そういう要素がこういろいろ組み合わさってそういう風に見えたんじゃないかな?っていうのはありますね。

た:確かになんかそういう... この人が好きみたいな話は確かに聞いたことないなとは思う。でも女性だけに優しいとはまぁ思わないけど。まあそれは多分そのこのラジオで、佐野君を実際招いていたりとか、イタリアのおじさんとの関係のこととかを聞いてるからそういう風なことは思わないけど。例えば... 例えばっていうかその男性への興味とかはあるって言うことだけど、それをこう、出すのは嫌!みたいな感じなの?

あ:あ、そうそうそうすごい嫌だったの。

た:なるほどね。

あ:普通の... 普通の人が分からないけど、多分まぁ周りにいる多くの人よりも葛藤があったんだと思うんだよね。

た:あー、それは自意識とかそういうこと以外にも原因があったりもする?

あ:んー、なんかレズビアンっていう自覚はないし、トランスジェンダーでもないけどあの女の子だから!!っていのやっぱあるじゃん。女の子だからこうであるべきだみたいな。ああいうのにはめられるのがすっごい嫌だったんだよね。

た:女性っていうことに対するこう...

あ:そうだから男の人の方が自由なように見えて。

た:あー、なるほどね

あ:で、男の人のもの... の(男の人の)趣味とされるものが自分の嗜好に合ってたりとかしても、どうしても女の子だと女の子の方に向けた方がなんか褒められるじゃないけど、まぁそういう傾向があるじゃない?そういうのもいろいろひっくるめて自分が女性であるということに嫌悪感をほんとに3歳とかそれぐらいからあった記憶があるよ。そう。ちょっとこれいったかな?ちっちゃいとき演劇... 演劇というかお遊戯会みたいなのでまぁ女の子だからこの役って振り分けられるじゃない?けど男の子しか出来ない役、女の子しかできない役ってもあるじゃない?でも私は男の子の役がやりたいとか。その役をやると例えばお姫様とかって言うのはもういわゆるゴリゴリの女の子じゃない?そういうのがむずがゆくて仕方ないって感じ。

た:そういう自分の趣味嗜好に対して、性が邪魔をする感じがなんか。

あ:そうそうそう。もうそれもあって、もうなんか本当にこれは生まれながらのものはセックスっていうものの性じゃない?本当に今話題にしてるんジェンダーっていう社会的に決められた性の方にずーっとこうなんか、うーん...っていうのを思いながら20代途中まできてね。それよくトランス

ジェンダーの人とかってこう、例えば体は男なんだけど…体は男だけどまぁ気持ちは女の子って言うと声変わりするのが嫌だとかさ、そういう体の変化もすごい嫌で嫌で気持ち悪くて仕方がないっていうのあったりするじゃない?それもだから私もあったのよ。大人の階段登っていくと、もうどんどん女でしかなくなってきちゃうじゃん?そう。中性らしさっていうものが子供はあるから。でもどうしても見るからにそっちになっていくであろうこの過程が苦痛だったのは覚えてる。そう。みんなあの思春期っていうものである程度そういうのあるとは思うんだけどなんかそれにしたって相当あったと思う。

た:あー、葛藤がね。

あ:そうそうそうそう。ね、みんなないのかな、こういうの。

た:いやあると思うよ!私は... あんまりっていうかないね、なかったけど。でも別に男性の方とかでもいわゆる中高生の時とか、今いってた声変わりとかさ。例えばこう女性だったらちょっと胸が出てくるとか、ちょっとこうなんだろう、毛が... すね毛じゃないけどなんていうの生えてくるとか。それってもうなんだろう自然現象っていうとあれだけど、あらがえないものじゃん。だけどそこに個人差があったりしてそこに対して嫌だって思う子とかはたくさんいたなとは思う、なんかそういう...

あ:自分がこう、女性であることに対して嫌だとかそういうわけじゃないもんね。

た:そこの一歩踏み込んだ内面的ってところは分からないな、正直なところ。

あ:こういうの思ってる人もいないし、で、変にこうこのLGBTっていうもので今言われてるようなものにも当てはまらないから、何だろう?って結構思ってた時期はあったよ。ただこう結局は今こう... 案外イタリアに行ったのきっかけだと思うんだけど、こう女性であることによるメリットっていうのを... 多分あっちに人って結構チヤホヤしてくれるっていうのはあるんだけど。若い小綺麗にしてる女の子チヤホヤしてくれるんだろうけどね。そういうので自分がこう、いい気分になるのも悪くないなっていうのを...

た:笑笑

あ:まぁきっかけ... そういうなんだろうちょっと薄汚れてるかもしれないけど笑

た:いやいや!笑

あ:そういう化粧とかするようになったのもこういう風... もちろんね、あのー、アート的な感覚で楽しいってのもあるし、それをやることによってこうまあ美しいとかなんとかっていうものにつながってくるじゃない?そうそう、で、それをするのにはこう化粧っていうのはすごくプラスアルファの要素であって。で、しかも女性が特にこう特に力を発揮できる分野であるとするとまぁこの女性ならではの楽しみというものも悪くないなっていうのをね、結構思ったりして。で、ちょっと前に比べたらねあのー、楽... 楽になったっていうのは、うん。

た:なんか私はそういう思春期とか学生のときはあんまりね、あ、自分が女だとか相手が男... 周りがそうだああだっていうのは多分ほんとになんか、考えてこなかったね。違和感もなかったし、考えなかった、考える必要がなかった。自分自身に関してはね。だけどむしを私は社会に出てからの方が自分が女性であるということをやっぱ突きつけられる瞬間とか... こう…あー女ってめんどくせぇな!と思うときとかはある。あのーなんていうの、それこそは自分が男だったらこんな思いはしなかったのかなー?みたいなのは思ったりはする。

あ:あー。

た:まぁちょっと話の種類が違うとは思うんだけど。

あ:まぁ確かにね、女性の方がこう社会的な地位が... とかね、なんだかんだというものにもね。女性じゃなければ…!っていう思いが芽生える要素ではあるよね。

た:そのさっき言ってたイタリアの留学とかで、そういうなんだろう...女性であること、そのなんだろう... 自分のアイデンティティとかをこう、なんだろう、受け入れられるというか女性であることを受け入れられるとかそういう話が合ったけどなんかそういうところに行き着く... なんだろうな、自分がそういう考えになるのにあったって、ほかに影響とかってあったりした?

あ:んー、あったっちゃあったと思う。んーと、なんだろう...これも一種のそういうなんていうの?LGBTではないけど、まあ... まあ性に対する葛藤ってものを抱えてて、でなんか他にもそういうのを抱えてる人はもちろんね、そのレズとかゲイとか言われる人が葛藤してるのはわかってるけど、なんかそういう事例を他で見ることで、なんかこういう人達ってやっぱすごい悩んでて、こういう思いを経てて、なんか自分も同じような悩みがあってもこういう人たちが消化してるんだなっていう様子を見て、なんか自分もうちょっと気楽に考えられるかなあ...? なんて思ったきっかけがまぁあるにはあって。自分の弟がちょうど... 全然知らなかったんだけどなんか卒論?を書くとか書かないとかゼミを選ばないといけないとかそういう時期に何入ろうかなっていうのを喋ってて。

た:うん

あ:なんでそうなったのか全然その時は皆目検討もつかなかったけど彼はジェンダーについてやりたいってこう、まさにそう言ってて。へーそうなんだって思ったんだけど、まぁある意味でこういうのに興味があるってのは血筋なのか分からないんだけど笑 で、なんかそれで卒論とか書くからいろんなジェンダーに関する本を読んでたりなんかそういうテレビ番組とかニュースとかあのまぁnetflixとかでもそういうの結構あるみたいで。そういうのがあると私に結構ね、LINEとかでポンッと送ってきたりするのよ。そう。そういうの見てるとつい

この前見たんだけど

なんかnetflixでQueer Eyeっていうあのー、アメリカの4人?5人?もう全員ゲイなのよ、その人達は。で、ファッションの分野、料理の分野、なんかこうインテリアとかそういうの分野でも各業界で活躍してるゲイの人たちがちょっとくすぶってるいうか、思い悩んでる人達をこうそれぞれの得意分野でこうサポートしてコーディネートして、新しい自分を見つけてもらうみたいな。その中でちょうど日本人のゲイの人がやっぱなんだろう日本だと... まぁその人は海外に留学した経験があって。海外の方がゲイパレードとか盛んじゃない?あっちのが若干オープンな雰囲気あるのでそれに比べて日本はすごく生きづらくてもうしんどくて、もう早くここから抜け出したいみたいな思いを抱えてるみたいな人のをちょっと見て。その中で言ってたのが、自分の居場所がない気がするとか自分がちょっと変なんじゃないかっていうのがもう露骨に見て取れてみたいな。そういうのしゃべってたりとかしてでもそれでも最後には前向きに頑張って自分の彼氏と...イギリスにいる彼氏だったのかな?まあ最後は楽しく過ごしてハッピーな感じで終わるんだけど、なんかやっぱそういう人たちの話見てるとちょっと自分とも重なるところがあるって言うか。それがゲイだからとかそういうセクシュアリティの問題だけじゃなくて、海外にこう居心地の良さを見出してるっていう点でも自分もちょっとかぶるところがあるから。そう。あーなんかやっぱこうやって色々悩んでる人もいるんだなぁそれでもこう、前向きに生きてるんだなーみたいなのを思うと自分の中でも、1つうーん... て思ってることも落とし込めるときがきたりとか。そう、そういうのはあるね。やっぱちょっとゲイっていうのは目の前に現れたちょっと思っちゃうと思うんだよ、やっぱ仕草とかね、普通のまぁ男らしい感じとはちょっと違うじゃない?けど、なんか掘り下げていけばその人も1人の人間で、こういう問題を抱えてて、とかそういうのがみえてくるから。

た:そうね、やっぱりなんか、そう。その人自身を見るって言うことが大事だよね。なんかね、ほんとにそう思う。

あ:でなんかもう、いろいろそのなに... 差別の問題ってどうしてもこうステレオタイプ的なものを自分たちでも作ってくんじゃない?レズって枠にしたりとかゲイって枠にはめたりとかするじゃない?で、そういうものが自分を苦しめているっていうのも正直あると思うからその枠を超えて考えていけばいいのかなあ?なんてちょっと思ったりね。

た:そうね。ちょっとその前回の話題とも通ずる部分だけど、やっぱそういう性別とか人種とか抜きにしてなんかね、やっぱその人がどうなのかっていう。その人の個性とかそこをやっぱり尊重して理解しようっていうところはやっぱり大事!にもう尽きちゃうなっていうね。

あ:そうだねー。どうしてもねあのー、知らない人だとそういう枠に入れるしかないときあるけどもし目の前にそういう人(LGBTの人)がいたとしたらその人をそういうね、あのー、枠組みで判断するんじゃなくてその人自身がどうなのかっていうのを見極めて行こうっていうところが全体的な理解にもね、つながる気がするね。

た:そう思います。

あ:もしかしたら意外と悩んでることその人が悩んでることも自分にリンクするあったりなかったりかもしれないし、私みたいにね。意外とそういう人の話を聞くとね自分の世界に広がるのかもしれないなんて思ったりして。

た:そう思います... ではちょっと話変わるんですけどまあちょっと前々回ぐらい私はお笑いが好きでーみたいな話をしたんですけど。あのー、みてるとやっぱりそのお笑いの中でもそういう性をいじるようなキャラクターをやるとすごく批判が集まるとか。ちょっと話が違うのかもしれないけど、女芸人... 女性芸人をブスっていじったりとか、逆にその女性が体を張るっていうのにものすごい批判やクレームが来るって言うのがあって。この性とお笑いって結構難しいなーって。まぁ私自身は、いち、ただのお笑いファンとしてはおもっていて。ただそのなんかそのやっぱまあそういう時代の流れもあって、その女性芸人がそういう男性芸人とのなんだろう...差別みたいなことに対してテレビで発言したりしてるの…要はその「男性社会だから芸人は」みたいなところにちょっと一石投じるじゃないけど、でも意外とそうやって、そういう声を上げてる人ほど「私は女の子だからこれやりません」とか言ってるとなんだこいつ?とか思ったりすんの。

あ:笑笑

た:なんかそれも違くない!?って思うの。そこでまたその... あの私はあのー、こういうことやりたくないからやりませんって言えばいいのに、そこの主語を女の子とか女性っていうのを持ってくるとなんかなんかそれ違うだろって思うのよ。

なんか声をあげて、その女性であること!とかいってるのに主語にそういうの持って来てるの見るとなんだかなぁ...って思うし、なんかこの時代の流れに沿ってこういう発言をしたほうが得だろみたいな、ちょっとその前回の海外セレブじゃないけどそういうことを発信した方が好感度高いみたいなさ。なんか、ね。それもなんかすっげーむかつく!って思うし。そういうこと言ってる人。お前矛盾してんだろ!っていうその...

あ:そうそう、矛盾が一番よくないよね、一貫しろよ!ってね。

た:言ってることとやってる芸が矛盾してんだよ!っていうね。だからそのー、なんか私すごいさっきのその貴さんの保毛尾田保毛男の話もなんだろう、なんかすごく複雑で。なんだろうなぁ、なんかその、私はそういう... いや、ほんと難しいんだけど、だから私が思うのはやっぱりそのお笑いのことに関して言うとなんだろう、そのプレイヤー的な話になるけど、その、その人がやりたかったらやるやりたくないならやりたくないっていうのを徹底すべき。テレビの演出で、えーっと、女芸人だからこの俳優さんに絡みにいけ!みたいな。イケメン俳優にこうなんか、あるじゃん、よく。「私どう?」みたいなのとか。そう。で、私別にその人が美味しいと思ってやってるんだったらいいと思う、正直。で、でもその人がそういうことやりたくないって思ったんだったら絶対私絶対やんない方がいいかな。難しいと思う。それを主張するのは。でもやらない方がいいと思っていて。っていうのはやっぱりその... なんだろうな、その芸人さん側もやっぱり覚悟を持ってやった方がいいと思っていて。で、そのなんでかって言うとそれはあのー、芸人さんが本気でそういうことを考えて取り組まないと、見てる方にもそれは伝わらないから。でもその逆に見るほう... その視聴者っていうか受け手も安易になんだろう...女芸人にこういう事するのやめろとかクレーム出すんじゃなくて、なんだろ、その人はやりたいからやってるんだって見れるのが一番いいなって思う。やってる側がやりたいからやってる。見てる側も「あの人だからやってるんだ」「この人はやりたいからやってるんだ」って見れるのが一番いいなーって思っていて。お笑いにおいては。

あ:そうだよね。そうだね、お笑いにおいてはもう本当にその人がやりたくてやってるんだったら周りがとやかく言うなって話だし。

た:そうそうそう。

あ:その人が嫌だって思ってるんだと...やらされてるんだったら、ね。あのー、ただ嫌な思いしてるだけだからやめたらいいのになっていうのはね。周りに伝わればいいんだけどねぇ。テレビを通して見てるから分かんないんだよねぇ。

た:だからそのー、ね。お笑いの人とそれを見る観客の人のそこの関係性を

やっぱり丁寧に... 丁寧にっていうかやっぱそこの関係性を見つめなおさなきゃなっていうのと、そういう保毛尾田保毛男みたいな性を扱うキャラクターを演じるときは、じゃあ何でそれをそうおかまじゃないとダメなんだっていうところをちゃんと見なきゃいけないと思うし、そう。自分がやりたい人格?...キャラクターってのを表現するのにどうしてもそういうオネエとかオカマとかレズが必要だ、このコントはこういうことで、なんだろう... 笑いを表現したいからこれが必要だっていう、なんかちゃんとどうして扱うか何が笑いにつながるのかっていうのをもう... ちゃんとこう丁寧に見なきゃなっていう風に思ったので。なんか個人的な体感としてはそういう若手のね、コント師の方っていうのはすごくちゃんとそこを理解されてるなって私は勝手に思っていて。だからこそ、こっちの見てる側もそういうキャラクターに愛着がわくというかその人のなんならその人の人間性がおかしく可愛らしく見えるっていうのがあるから、そう。やっぱやる側じゃなくて見る側もなんかちゃんと覚悟をもってそれを見なきゃいけないしね。安易にクレーム出すだけじゃ表面的な...

あ:本当に安易にね... どんどんつまんなくなっちゃうって言うじゃん、それのおかげでテレビが。その瀬戸際だよね。

た:見る側もちゃんと覚悟を持って見る、っていう。各ごっていうひょy減が正しいかはわかんないけど、私は思います。

あ:最近はね、SNSとかが今度はいいように使えると思うから、やりたくてやってるんですよっていうのがね、そのやってる芸人さん各々が発信してくれたりすればね、あぁ嫌でやってるんじゃないんだなってのがこっちも伝わってくるし、どこかしらでそういうのは多分どっかで広まっていくから変なね、やっかみみたいなただの文句つけたい人にはならないかなーって思ったりもするね。

た:すごい思う。そうそうそう。うん、だからやっぱりどっちとも、受け手も見る側も

ちゃんとそういうことを理解してみることでむしろそういう理解... なんだろう差別って言うのもなくなるんじゃないかなと思うしね。逆に安易いクレーム出すと差別を助長すると思うし。そこはちゃんと。

あ:そうそうそう。

た:なんでもクレーム出して過剰反応するのは良くない。

あ:そう、なんでも過剰反応は本当に。ちょっとねそういう声が届きすぎちゃうってのもあって、ね。よく... この前思ったのは

ディズニー映画のリトルマーメイドのアリエル

黒人になっちゃってたとかそれがあったから。ちょっと

そこまでやると逆にまた反感買うからやめなよっていうのがあったりするよね。

た:そう、物事の本質が結局... 特にエンタメの業界かそういうものってね。影響力もあるし。

あ:ちょっとね、そこがねどっちかに偏らないようになっていけばね人が傷つかず、なおかつ面白いエンタメ業界になると思うんでね。ねー、もうちょっと世界的に大人にならないといけないんですね、きっとね。

た:そう!ちゃんと何を言いたいか、何を表現したいかっていうところにきちんと立ち返って配慮するべきところはした方がいいし、必要のないものはもう堂々とやればいいと思うし、って思いました。

た:さて、2週にわたって差別や偏見について考えると題して人種や性的マイノリティについて、えー、考えてきました。真面目なテーマだし、こうなんだろう....やっぱり今だけの問題じゃないから。今までもあったし今もあるしきっとこれからもある問題だろうから、なんかちゃんと自分たちがねこういうまぁあの今話題になってるからっていうとっかかりもあってちゃんと向き合った方がいいなと思ってやってみましたけど... まぁ、なかなかカロリー高いですね、やっぱり。

あ:そうですね、ド真面目なんで笑 どうしてもね、ちょっとね色々思うところがありデリケートな問題でもあり。あんまり言うとねあのー、反感を買いそうなところにもなるというかいろいろなご意見をいただく内容にもなってしまうので、そうですね、色々我々なりに本音を話しつつどうにか優しい内容にならないかな?と試行錯誤した結果でございます笑

た:そう、そうね、まぁちょっとその実際当事者の方とか専門的な方がこれを聞いた時にいやいやいやとかいやちょっとあんまりいい気分じゃないなって思う方がいらっしゃったらもうそれは申し訳ありませんっていう感じなんですけど。

あ:それこそご意見ご感想をお待ちしておりますので。

た:まぁね、我々的には特に私なんかはこういうの人とあんまり話す機会がなかったんで、なんか実際こうやって考えてしゃべってみると自分ってこういうこと思ってたんだって改めて発見があったりして。そういう意味では自分の中で理解を深めるきっかけ?かもしれないけど、まぁ入り口にすぎないと思うんですけど、できてよかったかなって個人的には思っております、はい。

あ:そうですね、私もちょっと内に抱えていたちょっとしたジェンダーについてのお悩みなどもちょっと言えたので個人的にはね、あのスッとした部分があったり無かったりでございます。

た:まぁ多分そういうモヤモヤをこう吐き出したり、抱えながらね、生きていくんですね、きっとみんな。

あ:そうですよ、LGBT方とか、そういう方だけじゃなくてこういうね、ジェンダーの人も実はいるんだよっていうのをね。

た:はい、まぁ皆さんもこれを聞いて。まぁnoteとかもやって

ますのでそちらのほうも多分色々書くと思いますので

ちょっとそう言ったことも聞いてみて思ったこととかはぜひちょっと

教えていただけると嬉しいです、はい。

あ:はい、お願いします。

た:お願いします。ということで12回目終了です。ありがとうございました。

あ:ありがとうございました。

(あおやぎ)

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