Episode11 Transcription「差別や偏見について考える・前編」

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たまき→た

あおやぎ→あ

た:第11回目の配信です、どうもたまきです。

あ:あおやぎです。

た:お願いします。

あ:おねがいしまーす。

た:さてさて、えー今回は早速ですが、えー、トークゾーンにもう参りたいと思います。今回はですね、ちょっと「差別や偏見について考える・前編」でいこうと思います。えーっと、まぁ今回と次回の2週にわたってですね、ちょっと差別とか偏見とかマイノリティの問題について考えて、ちょっとお話ししていこうと思っています。で、前編の今回は、えー、近年話題になっているBlack Lives Matterを中心に考えていこうと思います。
あ:ほい。
た:これをちょっと取り上げようと思ったきっかけみたいなところをちょっと話そうと思うんですけど。

あ:うん、まぁまず最近大坂なおみさんがあのーテニスの大会で優勝したんですけど、その時に毎回ね、試合の前に入場してくるのにBlack Lives Matterの、これを象徴するようなマスクをつけて絶対入場してくるっていうのがありましたね。

た:うん、名前が書いてあったんだっけ?

あ:そう、あのー、被害にあったっていう方の名前が。今日はこの人、今日はこの人、みたいな感じでつけてきてたような気がします。

た:そういうニュース私も連日見たし、なんかこうみんな名前は知ってるけど、じゃあその先、一歩先っていうのはなんかこう多分ぽわんとしてる人が結構多いと思うんだよね、この今回の件は。

あ:そうだね。

た:なんでちょっとまずはね、今回取り上げるこのBlack Lives Matterって何?っていうことで、ちょっと簡単ではあるんですけれども、ちょっとかいつまんでではありますがちょっと説明させていただこうと思います。で、そもそもね、これ始まりがまあこれいろいろちょっと調べたものをこう合体させて、こう...説明させてもらうんですけど、2012年フロリダ州で黒人高校生のTrayvon Martinさんが買い物して帰ってる途中に、自警団の男性に不審者とみなされて射殺されたと。で、この事件をきっかけにそのまぁ黒人の方の命を軽く考えてるんじゃないの?っていう社会の空気。で、あともう一個、司法の判断に疑問を呈するこのBlack Lives MatterがSNSで拡散されたと。で、まぁこれね直訳すると「黒人の命は大切だ」っていう意味にはまぁなるんだけど。まぁ、もちろんね、この黒人の命だけが大事って主張してる運動ではありません。で、このね、えっと、殺害されてしまった黒人の高校生のこのMartinさんはその当時、銃は持っていなかったと。だけどこの自警団、その射殺した男性George Zimmermanさんは正当防衛を主張して無罪となったということなんですね、この事件自体は。そう、で、もう一つこれは結構あの最近の出来事でこう記憶に新しいと思うんですけれども、まあ今年2020年5月、George Floydさんが白人警察官のDerek Chauvinさんに、あのーよくもうテレビ見たと思うけど首を押さえつけられながら殺されるっていう事件が起こりました。で、まぁ今言ったみたいにこの動画でもなんか連日テレビとかSNSとかでめちゃめちゃこう、報道で使われていて、うわっ!ていう結構インパクトのある映像だったと思うんだけど。

あ:ね、息が出来ないって言ってたね。

た:ね、そう。これ、この事件をまぁきっかけにこのまあ2012年のさっきのこう事件でこう始まったBlack Lives Matter運動がこう再び活発になってて、こう基本的人権の尊重とか人種差別への抗議っていう意味も込めた抗議デモがえー、全米全州そして海外にも広がっていったと。で、今あのー、あおやぎさんの話にもあった通りね、あのテニス大坂なおみ選手とか、まああのバスケの八村塁選手とかね。まあ他にも国内外問わず著名人の方がね、賛同されたという。で、これねその日本でもデモ行進行われてたんですよ、これ。だけど、今年起こった次期が5月、で、まぁちょうどコロナとかの時期とも重なっていて、まぁそもそも日本...日本に関係ない話なんじゃないの?これ...みたいなそういう論調にプラス、コロナの時期になんでこんなことするの?...みたいなちょっと意見なんかもこう…あったかなっていうところで。そう、やっぱりその日本であまりこう、自分たちの身近で黒人の方を見るって言うこともないから、なかなかこう、この問題を身近に日本で感じるのがこう、難しい方も結構多いのかなーっていう風にちょっと思ったりするんですよ。

あ:そうだねー、なかなか日本ってやっぱ日本人がほぼじゃん?

た:うん

あ:そう。アメリカとかってやっぱ凄い移民が多いというか、ね。もちろん白人の人もいればヒスパニック系って言うね、スペイン語しゃべるような南アメリカの方から来てる方もいればあのー、ね、奴隷のかたも、こうたくさん連れてきてっていう中にこう、黒人がいたりして。その人達がもうそこで生まれ育って出来上がった国家なのでね。やっぱ日本ともう元々こうバックグラウンドが違いすぎるっていうのはだいぶあるんじゃないかなと思いますね。

た:日本で生活してるとなんだろう... こう肌の色とか髪の色とか顔立ちとか瞳の色とかが違うっていう人とこう会う機会が本当になかなかないのかなあと。もちろんその観光客の方とかで最近見るようになったけど、自分が子供の時はそんなにわかりやすく肌が黒いみたいな子はあんまりいなかったなーって確かに思うね。そういうところでは。

あ:そう、そうだよねたまに中国人の子がいるとかそういうときあったけど、だいたいのクラスが純度100%で日本人でできてたよね。

た:そう、多いね。だからやっぱりそういう意識がね、なかなかないというか感じづらいね。

あ:もうだから意識する前からそういう(日本人以外がいた)環境にいたっていうのは絶対にないことだよね。

た:うんうんうんうん、たしかにね。

あ:今この黒人達って、この権利を主張してるのは黒人...今このBlack Lives Matterっていうのを取り上げてるからそうなんだけど、もうさっきみたいにアメリカで生まれて育って言葉も周り...こう自分たちが吸収してきた文化も全てアメリカのもので、その中なのに自分たちが大事にされてないんじゃないかっていうことになればそりゃ反感も起きるよね、っていうのはあるよね。

た:で、これね、そのアメリカっていうところでこのニューヨークタイムズ紙によるとこのアメリカで、この、えーっとBlack Lives Matterの運動に参加した人っていうのは1500万人から1600万人にのぼり、アメリカ史上最大の運動になっているっていう風にこう、言われてるみたいで。

あ:あー、すごいねー。やっぱSNSが普及してたりするから結構もうバーッ!って広まるんだろうね、今ね。

た:でも、確かにそのさっきあおやぎさんが言ってた、その、もう生まれも育ちも文化もアメリカ人そのものなのに、やっぱそういう見た目だけでこう、大事にされてないんじゃないっていうのはね、やっぱしんどいし、まぁねSNSとかの影響もあってそりゃこんだけの人数にまぁなるのか...まぁなっちゃうのがちょっと悲しいけどね。で、これあおやぎさん自身はこのBlack Lives Matter についてはどう思いますか?こう、私とかはなんかやっぱりまぁこうなかなか自分事に考えられてないのかなーとも思ったりするし、そういう人も多いと思うんだけど。

あ:もちろん私も、ね。日本人で日本に住んでるからいまいちやっぱピンとこない感じはあるよね... とは思うんだけどやっぱこう、例えばインスタとかを見てると、ちょうどこのやっぱ5月の終わりからこう6月にかけて自分結構海外の人のインスタをみたりするから、こぞってみんなこれをもうストーリーとかにすっごい投稿しててあっちもこっちも。あのスーパーモデルもこのスーパーモデルのこの女優も俳優もみたいな感じで。あんまりにもあげてるし、で、もちろんその一般人の... 私最初そのBlack Lives Matterっていうそのハッシュタグだけを見て、でその2012年の発端のやつ知らないからなんのこっちゃと思ってそのハッシュタグで検索して、で、あー多分これ文面見たり写真見る限りあのー、黒人の人があのー、声を上げてるやつなんだなっていうのをこう把握して見てったんだけど。もうあんまりにもみんな言ってるし、でなんか特にSNSをこう使って見てるからかもしれないけど... もちろんその、大事なことだよ、でもなんかちょっと流行みたいな?

た:あー。

あ:そう、なんか一種の流行りで、一過性のものになりそうなような気がしてしまうと言うか。

た:やっぱりSNSとかってね、やっぱ手軽にこう、発信できる分、これ別にこのBlack Lives Matterに限った話ではないけど、こう、なんだろう... こう手軽に発言できて、誰でも参加できるってのすごく魅力的なんだけど、その分こう、なんだろうな... そこの発信対しての責任感ってどこまであるんだろうとか。

あ:そうそうそう

た:その人の主張ってどこまであるんだろうっていうのやっぱちょっとSNSだと感じづらかったりするよね。そのー、文字数とかの制約とかもあったりするし。

あ:そうよ。食いつきは早くできるんだけど、食いつきが早い分なんか、こう思考する時間っていうのがあまりにも短いまま発信してしまっているような気がして。そう。なんかとりあえずこれ言っとけばみたいなじゃないけど、ちょっとね。なんか本当にこの事件について深く考えて、本当に自分の気持ちをこう、ちゃんと落とし込んだところで発信しようっていう気持ちになってんのか、もうパッとリツイートみたいな感じでポンポンポンってやっちゃったのか。そう。それでね、すごい広まっちゃったのかなっていうところもあるし。

た:難しいねSNS。

あ:そう、海外セレブなんかやっぱ自分をよく見せるじゃないけど、そういう風な宣伝効果としても使えないことはないじゃん、こういうのって。

た:あー、確かにね。

あ:ちょっとね、ひねた見方かもしれないけど、あのー昔gleeっていうあのー…ミュージカルドラマみたいなん見てて。

た:はいはい

あ:それの主演女優の人もこれをを発信したんだけれども蓋を開けてみたら共演者の中にこう、黒人の人がいて。黒人ルーツの方が。で、その人に対して思いっきりいじめをやって…ぶちかましていたっていうのをこう、暴露されてたりとかして。

た:あーーー、なるほどね。

あ:まぁ、そういうの見るとやっぱあんま深く考えないで発信しちゃう人もね。まぁセレブだから目立っちゃったわけだけど、そういう自分のことを顧みず、なんか突然正義かましてくるみたいな人もいるんじゃないかな?っていうのは思うね。

た:なるほどね。そこの丁寧さがやっぱり伝わりづらかったり、わかんなかったりするからね、SNSってね。

あ:うん、そうそう。自分もこの最近のーブメントの発端になったGeorge Floydさんとかについても調べたんだけど、一応こう、前科のある人だったっていうのがわかって。

た:あー、なるほど。

あ:そう。あのー過去にはその強盗とか婦人暴行とかもあったのかな?...けど、まぁ今は更生したみたいな感じで、あのー、妻子もあって... っていうのは見たのよ。って、考えるとなんかあまりにもこの人今このムーブメントのヒーローみたいな感じでよくイラストとか写真とか出てくるじゃない?そう。こんな風に扱われるのはちょっとやりすぎっていうか、そんなに美化しちゃっていいのかな?っていうのも思ったりしてね。

た:そうね。その人…その人種とか抜きに、その人自身の今までの行いとかそういったところをもうちょっとこう、丁寧に追ってもいいんじゃないかなって言う...確かに、(そういう)ところがあるよね。

あ:そう、掘り下げて掘り下げて、そっから自分の意見も持って発信していくっていうのがもうちょっと必要なのかな?なんても思いましたね。

た:そうね。それはそうだね。

あ:あの一人の命はなくなってるのでそこまでやる必要は確かになかったと思うんだけど。

た:確かに。なんかさっきもちらっと触れたけど、やっぱりこのちょうどこのムーブメントが盛り上がってる時がコロナの時期だったっていうのもなかなか、ね。

あ:そうそうそうそう。だからこの飛びついてる人ほどこのコロナ禍でのデモ行進になんかこう食いついちゃったような気がして。そこでなんか無駄に感染を広げちゃってるのかなー?アメリカって確かものすごい感染者数ってそのころ言ってたよなーって思ったりして。

た:そうね。ちょっとだからやっぱ全体的にこう、まぁ時期とか事件のこととか、シチュエーション見た時にちょっと冷静さが欠いてるんじゃないかなー?みたいなちょっとそういう印象もあるはあるよね。確かにね。

あ:そうだねー。あるはある。

た:たださっきあおやぎさんがそのー、調べてくれたっていうのでそのー、 George Floydさんにその前科があったっていうところとかで言うと、なんか黒人の方って、これもすごく偏見のイメージになってしまうんだけどなんかこうちょっとそういうなんて言うんだろう、危ないと言うとあれだけど、なんかこうそういう犯罪を起こしてる...まぁそういう描き方をされてるって作品もあったりするし、そこってどうなんだろうなって。

あ:これもけっこう根深い問題で、もう本当にこれはBlack Lives Matterの本当に言わんとしてるところだと思うんだけど、さっきのそのGeorge Floydさんもそうだったけど強盗とか。金に困ってるからやるわけじゃん?っていうのはやはり、黒人ていうものが社会的地位が低いがゆえに貧困層っていうとやっぱり黒人が多くなってきちゃうっていうのはあるよね。そう、これはもう社会が作り上げてるものだから。

た:なんかそこの社会のやっぱり構造みたいなものも、ね。影響しているんだよね。そういうこう、行動(犯罪)に走らないと生活していけないみたいな部分とかね。

あ:うん、そうそうそうそう。で、そういうのがやっぱその界隈で仕方なく普通になってしまってるとかその傾向のある方々がやっぱ黒人というものになると(黒人が)危ないって言うのは悲しいかな、事実であり。しかも、ね。アメリカって銃社会じゃん?

た:あぁ!

あ:もしかすると、もしかすると!!

その怪しい人は銃を持ってるかもしれない...じゃんね?ってなると、少しでも油断すると自分たちがやられちゃうから怪しいと思ったらもうやりすぎなほどに、こう、ね。首根っこ掴んで押さえつけちゃって、みたいな。そういうのも警官は警官でね、護身のためにやんなきゃいけないことなのかもしれないとか思うとやっぱ難しいよね、加減が。

た:んーーー、なんか...すごいその銃社会とかってやっぱ日本にはないからなんかそこのこう、なんだろうな本当のところのそのそのー、その、自分の身を守るための銃みたいな感覚がやっぱりピンとこないけど、なんかそのさっきのなんての... そういう貧富の差とか、なぁそういう銃社会とかやっぱりこう、まぁもちろんこの問題っても今に始まったことじゃないし、その最初あおやぎさんがいってた、そもそもそのまぁ、移民とかそういうのってもうずっと前のむかしのむかしのむかしの歴史からこう、始まってることだからやっぱりこう断言しにくい... できない問題だと思うし。だからこそやっぱり根深いし、これだけこう、運動が盛り上がるし難しいよね。だから私そのもう一個思ったのがさっきあおやぎさんが言ってた、ちょっと海外セレブの方がそのー、この問題...あの運動、利用してるんじゃないかみたいなので、そのー、海外セレブだけじゃなくてそのまぁ日本も然り、その報道の仕方みたいなのもなんかやだなーって思うのよ。

そういうあのー、George Floydさんのあの首根っこ掴まれてる映像とかをこう、多分インパクトがあって分かりやすいからだけど、こう、繰り返し煽るような感じに、やっぱ見えちゃうし、ね。で、それも... それに加えてこう、海外セレブの方のtwitterとかまぁインスタとかのそういう投稿があったり、なんか安易な感じがこう、ね。見て取れちゃって。ちょっとね、気持ちがね、複雑になっちゃうからね、これ。

あ:なんかこう感情の誘導をされるよね。最近の報道ってね。

た:そうそうそうそう!!

あ:なんでもかんでもね。

た:何かまず、こう事実っていうよりかは、人の感情に訴えかけるような報道の仕方とかがあるから... だからこう、より冷静さを欠いちゃうし、なんだろう、流行りだけで終わりがちになっちゃったりするから。コロナのことも含めて、ちょっとね、冷静に、って思うね。話聞いてね、なんか。

あ:そうそう。自分が...んっ?!って思うんだったら一回こう、落ち着いて、一回掘り下げてみていろんな人の意見が本当に正しいのかどうか、どれが事実なのかっていうのは調べた上で何かを発信した方がいいと思うね。

た:確かにそうね。それはもうこのBlack Lives Matterに限らず。

あ:ちゃんとね、自分の目で真実を見極めようとする姿勢が大事なんだよね。

た:もうね。そう、で、こうやっぱり今日、今回話すってなってまぁいろいろそういうBlack Lives Matterのことを調べて今こうやって話してみたりして、じゃあ実際その自分がそういう黒人の方とか海外の方と接する時にじゃあそういう差別とか偏見なく接することができてるのかな、できるのかなっていう所ってあんまり私自信ないなって正直思っちゃったりするんだよね。あんまりこうなんだろう私、今友人の中でそう言うなんだろう、その方が言わないだけかもしれないけど、ルーツは実はそういう海外って方いるかもしれないけど、しっかりこう...もう生まれも育ちも海外です!っていう方ってあんまりこう... いないので...そう。そういうことできるのかなってそう、ちゃんと平等にっていうとあれだけど、あんまり自信がないんだよね。正直なところね。

あ:私もね、絶対無理だと思う。差別... 差別ゼロでまんべんなく最初から博愛主義っていうのはできないんだと思う。やっぱりね、単一民族国家っていうものに生まれて、よそ者っていうものは余計に目立つじゃない?

た:うん、なんか日本人の中だけでも変な風に目立ってるやつはなんか「なんだこいつ?」みたいな白い目はね、向けられるからね。

あ:日本人ですらそうなのにもう、見るからに黒いとか見るからに金髪、青い目とかだと絶対に目立つ。で、あっ、この違うなって思いたくなくたって絶対に思うもん。そう。で、外人さんとか言うけど、外から来た人って書くその外人っていうのも外国人からした傷つくんだよ、あれ。そんなのだって気づかないじゃん。

た:だって(外人っていうのは)日本語じゃん!とかついつい言ってしまいそうになるよね。あれもうそういう言葉があるもん!みたいなのでね。

あ:そう確かに英単語でも例えば外国人でforeignerって習ったでしょ?あれあんまり使わないでねっていうのはあるんだよね。本当よそ者っていう感じがしてちょっと攻撃的な要素が見て取れるから、そう。(その単語を)使わないで、例えば日本にいるんだったら日本人じゃない non-Japanese っていうのを使ったりとか。

た:なるほどね。

あ:(Foreignerがだめって)知らないじゃん、そんなの。もう知識のレベルとしてわざわざそういう場面に出向かないと気づけないことなんだよね。...外国人ってさ、想像した時に一括りに外国人っていってももう日本以外は皆外国人なわけじゃん。それでさ、あの...例えばね、そこにいるのが白人さんだとしよう。白人さんが困ってたら「あ、どうしたんですか?」っていう人多いかもしれないよね。でも一方で、ちょっと例に出して申し訳ないけどインド料理屋さんにいるようなああいう感じの人に話しかけられたら「えぇ、こわ、えぇ何これ、何この人、ちょっと、わかんないわかんない...」みたいな感じで対応しちゃうのが日本人の姿なんじゃないかな?って思ったりもしてさ。

た:なんか、そう。今こう、本当にふっと思ったのはなんかやっぱりその日本が戦後...こうアメリカのなんだろう...

あ:占領下だったからね

た:そう。なんか裕福でおしゃれで、みたいなそういうの想像するけど同じアジアのそういう海外の方ってなった時にどうしてもこうなんだろうな、経済的なレベルとか文化的なレベルのこととか何だろう、たぶん刷り込みでこう入ってて、そこでなんかこう対応に自分が意識してないのに差が出るみたいなのって、あるだろうなって思って。

あ:そう刷り込み... あのもう、色の浅黒い黒い人たちの国=貧しいって絶対思ってる… まぁ事実には事実なんだけど、アフリカがみんなマサイ族みたいなんじゃなくて実際はほんとみんな携帯持ってたりとかするし。

た:ね。

あ:知らず知らずのうちになめてかかってるみたいなのがあるような気がするよね。

た:うんうんうんうん。

あ:逆に先進国だとしてもあのー、まぁ日本は特にね、あのー中国韓国っていう隣国とはさ、ちょっとやっぱ定期的にもめるじゃん。っていうのはあるし、こうなんか集団で中国人とか工場とかで働いてたりしてさ自転車に乗ってこう通勤とかしてるのをさ、こう異国の言葉でぺちゃくちゃ喋りながら集団でなんかうわー、中国人チャリこいでるってやっぱちょっと思ったりさ。

た:うんうんうん。爆買い的ななんかね、感じとかね。なんかそこでその人自身じゃなくて中国って国とかがね、ついて来るって言うことがもう問題だねってことだからね。

あ:そうそうそう、その人はね、その国を代表してるつもりはないんだろうけど。

た:ないもんね、ほんとそうだわ。なんかあと今日のこの... 今話したりしてて、こう自分が小学生の時にこう中国の子とかあのね、ハーフだったと思うんだけど、黒人‥黒人って言っていいのかわかんないけどちょっと肌の色がね、黒い子とかがいたんだけど。じゃあ自分が小学生の時にその子と平等に接していたかって言われたら多分全然できてなくて、なんかこうほんと子供って残酷だなって思ったりするんだけど。

あ:そう、子供は残酷よ。

た:当時の自分は差別っていう意識はなかったけど、でもこうやって大人になっていろんなこう、知識とか勉強したりとかするとあの時私はそういった子達にすごいちょっと誠実じゃない態度をとっていたなっていうのがすごくこう今になってわかったり... だからなんかこうそういう幼い時からあのなんだろう、多分そういう外人っていう...?ことの... に対する違和感を抱いていたり、そのさっきの英単語ひとつにとっても、なんかこうなんだろう、刷り込みって言うとあれだけどなんかね、どうしてもそこをデリケートに考えられなかったりとか、もっというとやっぱりその自分のこととしてこう捉えられない...? だって、自分だって外人になる可能性だってあるのに、なんかね。自分にはそういったことがない!今後ないでしょ!みたいなかんじでいっちゃったりするから。そう。でも逆に言うとあおやぎさんはえーっと、イタリアに留学してたじゃない?それでいうと周りがみんなイタリア人の中に日本人がぽっと入るっていう経験をしてるって事だけど。

あ:やっぱね、最初日本人じゃなくてアジアの一部という目で見られるのよ。まぁ特に顔つきが私はね、あの大陸顔と言うとあれなんだけど、あのーまっさらな一重っていう目がついてるので... そう。やっぱ日本人がだいたいどんな感じかっていうのは(イタリア人でも)知ってる人は知ってると思うんだけど、あのー、どちらかと言うと色は黒くなくてちょっと小綺麗にしてるみたいなのがたぶん日本人のイメージなのかな?そう。でもまぁパッと見やっぱ私たちがさ、アメリカ人イタリア人フランス人ぱっと見ても違いわからないのと一緒でアジア人はそう、アジア人というくくりでどこの国の人かなんていうのはパッと見わからないのよ。

た:そうか...

あ:そう。だからまず中国人だっていうので... やっぱ世界中で中国人ってちょっとあれなのかな...あのー、イタリア語でChineseってCinese(チネーゼ)って言うんだけど、チネーゼってすごいなんか言われて後ろ指さされるじゃないけど。そういうのとか、あとそれこそあのさっき言った子供は残酷っていうか高校生ぐらい?中学生ぐらい?...のちょっとやんちゃ盛りの男の子達に後ろからどつかれたこともある。

た:えーーーー!そうなんだ...

あ:あの中国人にちょっとおまえ体当たりしてこいよみたいなやつだと思うんだけど。

た:なるほどね。

あ:それでそう、クスクス笑うっていうやつ。そういう低レベルなことするやつがいるんだけどさ笑 そういうのの対象になったりとかあるのよ。でも例えばこう、お話しする中でお店の店員さんとかが最初態度悪かったりとか警察官とかそういう人と喋ってて、態度悪いなってる時あんだよ。なんか舐められてるっていうか、人として扱われてない感じがする時あるんだけどパスポートが日本のだっていうのが分かると突然待遇良くなったりする。

た:えーーー!すごいなぁ。

あ:そう、日本人っていうのがね、あのー、モラルがあるっていうのがやっぱちょっと認識しとしてあるらしくて。(日本人だってわかったとたん)突然、「ごめんね!あなたのこと中国人だと思ってちょっとアレだったけど、中国人ダメ!日本人はいいよ!」ってすごい言われたり。

た:えーーー!そんな露骨なんだ!?

あ:露骨、露骨!こぞって中国人のことはダメっていう。あいつらはあーでこーでとかいって。で、特にヨーロッパにすごい中国人が進出してきてて、そう。チャイナタウンっていうのは結構ね、各地で形成されてるんだけど、まぁ確かに中国人ってさ、こう、「えっ、そんなことできるのこの子達...」って言って時あるじゃない、やっぱたまに。なんかすんごい大きい声でしゃべるのとかさ。列とか...列とかそういうの関係ない... でもこれはヨーロッパの人も一緒なんだけど。

た:...まあお国柄と言いますか。

あ:そうそうそう。全く信用なんないな、この人たち... とかさ、あったりするとか思うんだけど。それがね、あのーもう、あからさまにやっぱヨーロッパでも感じる、その目を。 ... で、自分中国人だと最初思われるから、それで見られるの、自分が。

た:なるほどね。

あ:そう。こいつもろくでもない奴だろうっていう感じ(の目)。

た:んー、そうか。なんかこうさっき、あのー、言ってたじゃん、その日本でえーっと、そのちょっと同じアジア圏の方?ちょっとその肌の色が浅黒いみたいな。で、ちょっと東南アジアの方かしら、みたいな。で、ちょっとそういう経済的な部分とか文化的な部分でちょっと差別的な行動をとってしまうかも... みたいな話があったけどまんまそれがこう...(自分に)起きてるわけじゃん、そのイタリアにあおやぎさんが行った時に。やっぱりそのー、それってどこの国の人、どこのー、その人種やっぱり区別して物事を見ると、誰しもが一歩、こう自分たちのテリトリーの外に出たらそういう目をこう絶対向けられるっていう。

あ:そう、絶対向けられるよ笑

た:だから、だからやっぱり日本の人もこうBlack Lives Metterとかそういう「外人」みたいなこととかもやっぱ自分事として捉えていかないとなかなか、ね。日本の人だってますますそういう経験する機会が少ないから、ね。こうなんていうんだろう... よりこうね、自分事として考えていかないとこう... なんだろう、ね。

あ:痛い目見ると言うかね。

た:そう。理解も進まないし、なんか自分達は安心みたいなそういう変な思考がやっぱりあるんだろうなって。

あ:最近特にね、(日本にも)外国人労働者も増えてるからね。

た:そう、そこね。

あ:海外は海の外ばかりではなくなってきてるから。日本にもどんどん進出してるからね。

た:そうそう。だからやっぱりそういう海外から来た特にアジア系の労働者の人に対してよくニュースとかでも見るけど、そのー、日本の日本人の雇用主とかがもうめちゃくちゃひどい、こう... 扱いをするみたいな。そういう人として扱ってないみたいな。そういう労働者の方が訴えるって言うのもよく聞いたりするから、やっぱりちゃんとこういうことは自分ごととしてやっぱ考えて捉えていかないと。

あ:そうだよ。自分のことだと思って考えていかないと本当に何か理解... 理解が広まらないし、ね。まあその理解をしようという段階を踏むことで本当に人に平等に接することができるようになるっていうか、どうしてもね環境は変えられないから、そう。ちょっとね、考え方をね、変えることでね、そう。その人を外国人っていう枠じゃなくて一人の人として見れるようになる第一歩をね、踏み出す何かを見つけた方がいいよね。

た:確かに。まぁその通りだ。さてちょっと話は尽きないんですけれどもそろそろお時間ということもあり、ちょっとまず今回はこのBlack Lives Metterを中心にね、まぁちょっと黒人とかって枠も越えてまぁ色々人種差別みたいな、広く、テーマで考えてきました。えー、次回... 次週はですね、えーっと、差別・偏見について考える後編ということで、まぁ「LGBT」最近よく聞く。ちょっとこのことについて考えてみようと思います

あ:はい。

た:はい。

まあなかなか真面目な話題が続きますがね、まぁちょっとこういう機会に、こうしっかり考えて話してみるのもいいかなと思うので皆さんですね、是非ちょっと次週もお付き合いいただけると。

あ:ほんとにね。あのまたnoteでも後で思い出すことがあれば、こんなことあったなーっていうのね、あのー、ちょっとなんか今書くこと思い浮かんだような気もするのでちょっと書いてみようかなって感じもします。

た:是非ちょっとラジオと合わせてそういった読み物も見ていただければと思います!はい!

あ:はい、よろしくお願いします。

た:よろしくお願いします!

た:ではこれにて11回目終了でーす、ありがとうございました!

あ:はい、ありがとうございました。

(あおやぎ)

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