見出し画像

イギリス留学カオスな学生寮2〜お掃除大天使現る〜

こんにちは、こなかです。とりあえず入寮した日のキッチンの惨状についてはこちらの投稿をお読みください。

悪夢の入寮日の翌日、朝目覚めると誰かの声と足音が……。一応顔を洗って自分の部屋の扉をそーっと開けると、なんと。6人のスタッフが両手にモップ、掃除機、雑巾を持ってずらりと並んでいるじゃないですか。私の顔を見た途端、あまりに不安な表情をしていたからか、「Are you OK?」とリーダー格のお姉さんが聞いてくれました。涙ぐみながら「アイムノットオーケー!」とすがるように答えました……。どうやら私が通常の入寮退寮切り替え日より1日早く到着したようで、普通はあの惨状を目に入れることなく綺麗な状態で入寮できるようです。そういう緩さも海外あるあるだなぁと思いつつ、とにかく今日は、6人がかりで大掃除してくださるそうです。あまりのことに6名のお掃除隊のみなさまが大天使様の行列のようにオーラを放ち輝いて見えました。

そのうちの一人が真顔で「〜〜mind〜〜music?」と聞いてきます。音楽が掃除になんの関係あるんだろう、と思い「もう一回言ってください」とお願いすると、どうやら「私たち今から掃除する間に爆音で音楽かけるけど、いい?」というクエスチョンだったようで(笑)。そんなことわざわざ大真面目な顔して聞かなくてもいいのに、でも日本では考えられない提案だなぁと、笑ってしまいました。

そこから始まりました、大掃除大会が。ブリトニーやらジェニファー・ロペスやら懐メロを大音量でかけながら、ものすごく楽しそうに掃除しているんです。私も微力ながら手伝いましたよね。暇なので。で、半端ないと思ったのがこの人たち、なんでも容赦なく捨てまくるんですよ。ヨーロッパってリサイクル意識高いんじゃなかったっけか?SDGsとは……という気持ちに。ただ前の住人が置いていって使えるものたちは、どうぞ使ってねという方針らしく、その1点だけは感謝だなぁと思いました。おかげで調理道具はほとんど買わずにすんだので。

この方々やっぱり結構適当なので、完全に作業半ばにして、「ごめん。私たちもう次の場所に行かなきゃだわ。また来て来週半ばくらいまでにはめっちゃ綺麗にするから安心して」と言い残して出て行ってしまいました。大丈夫なんだろうか。ーつづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?